海紅俳三昧会場

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自由律俳句結社「海紅」同人専用です
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2024年7月俳三昧 01 - 俳三昧 URL

2024/07/15 (Mon) 20:01:35

首が回らぬ扇風機お前もか   幸三(東京)

Re: 2024年7月俳三昧 01 - 幸三 URL

2024/07/26 (Fri) 19:36:52

実際に扇風機が壊れてしまいまして、お金がなくて困った状況をそれ合わせて、あまり深刻な感じにならないように句にしました。

実は私も“ありがち”な句だなと思ったのです。
たた、生活に密着した素直な句が“ありがち”だから価値がないとするならば、誰かと似た人生に生きる意味がないのだろうかという考えにいたり、当然そのようなわけがありませんから、自分がしっくりくる状態の句を提出しました。

一方で、1句しか提出しない俳三昧にわざわざ月並みな句を選ぶのは適切ではないとも思えます。
しかし海紅俳三昧は勉強の場でもあるはずで、今回の投句が悪い判断ではないと考えております。

難解な句では理解されづらいということだけでなく、わかりやすい句でもそれがよくある(ありそうな)表現では共感を得られない可能性が高いと、勉強になりました。

Re: 2024年7月俳三昧 01 - 太公望

2024/07/23 (Tue) 11:18:24

扇風機と首が回らないはよくある話ですね。当たり前の所に当たり前の言葉が続くと月並みとなります。幸三君も毎月1句だけでなく、もっともっといろいろとものをよーく見廻し7句作るようにしてはいかがですか。

Re: 2024年7月俳三昧 01 - 寛生

2024/07/20 (Sat) 22:56:48

扇風機が物理的に首が回らないことと、金策でご自身様の首が回らないこととを掛けいると読みました。ユーモラスな句ですが、評価が分かれるかとも思いました。

Re: 2024年7月俳三昧 01 通子

2024/07/20 (Sat) 12:03:15

首が回らないのを扇風機を持ってきたのは、少し安易だったと思います。幸三さんならもっと何か見つけられそうです。季節がらしょうがないけど。
でも分かりやすく楽しいといってはいけないけど、ユーモアたっぷりの句でした。

Re: 2024年7月俳三昧 01 - 森 命

2024/07/18 (Thu) 14:55:04

首が回らないのは、金か仕事か。それは読み手にまかせていただいて良いのだが、句全体を見ると「首が回らぬ」のを扇風機にゆだねてしまったのは、この作者としては手抜きですぞと申しあげたい。

Re: 2024年7月俳三昧 01 晴正

2024/07/17 (Wed) 21:31:12

にっちもさっちもいかない状況を壊れた扇風機を引き合いに出してユーモラスに詠んでますね。扇風機の擬人化が面白いです。扇風機ってのんびりしたイメージがあると感じるのは私だけではないと思います。後がない状況であってもおっとりした扇風機が風を吹かす。はたから見たその光景はやはりユーモラスです。ぽつんと置かれた扇風機と作者だけで何もない部屋が目に浮かびました。

2024年7月俳三昧 03 - 俳三昧 URL

2024/07/15 (Mon) 20:04:57

白妙の月よ更衣   寛生(西宮)

Re: 2024年7月俳三昧 03 - 寛生

2024/07/25 (Thu) 22:42:44

様々なご意見ありがとうございます。
更衣の季節に白い月が見えたという句意ですが、ちょっと省略しすぎました。その為、更衣が唐突すぎたかもしれません。
俳句は引き算の文学だと捉えて作句していますが、省略のし過ぎには注意し、精進していきます。

Re: 2024年7月俳三昧 03 - 太公望

2024/07/23 (Tue) 11:12:24

ちょっと分かりませんでした。

Re: 2024年7月俳三昧 03 - 幸三 URL

2024/07/22 (Mon) 16:00:05

月の色が赤く見えたり黄色くみえたりすることがありますが、季節の影響もあるのでしょうか。
白くきれいな月を見て自分の心も本格的に夏に切り替わったというような感じの句なのかなと思っています。

Re: 2024年7月俳三昧 03 通子

2024/07/20 (Sat) 11:44:03

百人一首の中に「白妙の」が枕詞として使われ、知識があまりない私でも、白妙の衣干すてふ、とか、白妙の富士の高嶺に、という歌は思い浮かびます。
白妙の月、は、きっと真っ白な月ということ、更衣は、衣替えの頃だったか、お月さまが衣装を変えたようとも考えられるかな。
もう一つ掴めないでいます。ごめんなさい。


Re: 2024年7月俳三昧 03 - 森 命

2024/07/18 (Thu) 14:57:41

とても綺麗に仕上がった句です。しかし何かもう一味欲しいと思えしまう。それは夏の更衣か冬の更衣かなどではなく、本当に何か一味なのです。綺麗に決まるとそれ以上障りたくない気持ちは充分わかりますが。

Re: 2024年7月俳三昧 03 晴正

2024/07/17 (Wed) 21:29:36

「白妙」が何か分からず検索しました。古典の言葉だそうですね。品のある、きりっとした句だと思いました。そして、シャープなイメージ。季節の移り変りを表すのでしょうか。「月よ」と呼び掛ける作者の自然への憧憬を感じました。ぎりぎりまでそぎ落とし無駄の無い句に潔さも感じます。

2024年7月俳三昧 04 - 俳三昧 URL

2024/07/15 (Mon) 20:06:22

袋に隠れた小ぶりのマスカット目黒の葡萄園   通子(東京)

Re: 2024年7月俳三昧 04 通子

2024/07/24 (Wed) 08:37:27

今月もありがとうございました。
見たまま、あったままの句です。
ちなみに目黒の葡萄園は、根岸ぶどう園、私の散歩道にあり、むかごの句もこのぶどう園の塀で見つけました。
ぶどう狩りもやっています。
長い間地元に根付いて、ぶどうの様子を覗いていたら、作業中なのに、袋を外して中のぶどうを見せてくださいました。

Re: 2024年7月俳三昧 04 - 太公望

2024/07/23 (Tue) 11:09:54

地名は上手く入れると状況が上手く目に浮かびます。海紅人の得意とするところですね。そういえば「◯◯銀座」とか「◯◯横丁」なんてのもありました。事実でありましょうがサンマならばならしも、私はそこのぶどう園を私は知っていますが、目黒でイメージは地方の人には事情がどれほど分かるでしょうか。

Re: 2024年7月俳三昧 04 - 幸三 URL

2024/07/22 (Mon) 16:10:45

目黒でブドウが成長している姿の感動されたのでしょう。
私は数年前に神田で育てられているブドウを発見して驚きました。
「袋に隠れた」で何となく大きくないブドウを想像できそうなので“小ぶり”が無くても良さそうに思えますがいかがでしょうか。

Re: 2024年7月俳三昧 04 - 寛生

2024/07/20 (Sat) 22:58:13

最後の地名が効いていて良いなと思います。

Re: 2024年7月俳三昧 04 - 森 命

2024/07/18 (Thu) 14:59:20

マスカットに被せた袋は日除け、虫除け、獣よけに必要なもの。袋がなかったら句にされなかったと思いました。「小ぶり」は成長していく過程、これこそが生産者の苦労と楽しみを表しています。作者もそんな楽しみを感じられたのでしょう。目黒にハクビシンはいないでしょうが今年はカメムシが多く心配です。

Re: 2024年7月俳三昧 04 晴正

2024/07/17 (Wed) 21:28:35

「目黒の葡萄園」が印象的です。都会に葡萄園があるなんて!!句の前半で作者目線の情景(そして、袋の中のまだ小さなマスカットに寄せる愛情)を描き、後半、意外性を持たせる。上手いなあと思いました。

2024年7月俳三昧 02 - 俳三昧 URL

2024/07/15 (Mon) 20:03:12

朝食のような色で描かれていた   晴正(東京)

Re: 2024年7月俳三昧 02 晴正

2024/07/23 (Tue) 20:26:35

ホテルの朝食がトーストとジャムにサラダ、オレンジジュース。爽やかな朝そのもので、食堂には朝食の色さながらの癒される風景画。という出張時の情景を詠んだ…のですが具体性が全くありませんでした。ピントの合っていない映像ですね。反省点ばかりです。思いが伝わる句!を心がけようと思います。

Re: 2024年7月俳三昧 02 - 太公望

2024/07/23 (Tue) 10:46:30

いろいろと読める句で作者の句意が伝わってきません。作者の真意を伝えずに読者に詠みを任せる方法は、あまりよろしくなくせめてヒントの伏線をどこかに張らないと難解な句と読み飛ばされる事になります。もちろん句を作る以上作者の意図があるはずですので、読む人のきもちも考えてもらいたいものです。

Re: 2024年7月俳三昧 02 - 幸三 URL

2024/07/22 (Mon) 16:42:27

“朝食のような色”なのでしょうね。
わかるようでわからないような、それでいて何となくイメージできそうな色です。
何が描かれていたかは不明なので、せっかくの良い表現がもったいないことになっている感じがします。

Re: 2024年7月俳三昧 02 - 寛生

2024/07/20 (Sat) 23:09:43

何が朝食のような色なのか言わないことで、また朝食のような色という抽象的な表現で、句の解釈を読み手に委ねておられるのだ思います。そのため、読み手によって様々に読める句だと感じました。それ故、解釈が非常に難しい句だとも感じました。

Re: 2024年7月俳三昧 02 通子

2024/07/20 (Sat) 11:57:14

何が朝食のような色で描かれていたんだろう。
朝食のような色って、何だろう。
朝食だっていろいろある。一般的な朝食で考えてみることにした。
朝の気持ちのいい空気、皿に盛られたサラダや卵料理、色はグリーンや黄色だ。コーヒーの香り、焼けたパンの匂い。
これは幸せな色なのかもしれない。
その絵に日常の幸せを感じたのだろうか。

単純すぎるかな。

すみません。やっぱり掴めないでいます。

Re: 2024年7月俳三昧 02 - 森 命

2024/07/18 (Thu) 15:03:17

この句「ような」で作者が感じた本当の句意、句心が散らかってしまっている。ここを推敲したらこの句心が生き見違える句になると思う。句としては僕このみです。たとえば「朝食そのままの色で」としてはどうでしょう。

2024年7月俳三昧 06 - 俳三昧 URL

2024/07/15 (Mon) 20:09:25

うぐいすの声に起こされる田舎ぐらし   千栄子(浜松)

Re: 2024年7月俳三昧 06 - 太公望

2024/07/23 (Tue) 10:59:19

昔は田舎というと馬鹿にしているようで嫌われたものですが、堂々と言っているところがいいですね。住めば都と言いますが田舎暮らしが羨ましいこともあります。
たぶん私は都会暮らしが長いため、たまには行ってみたいですが住むのは無理とは思いますが、でもそう言える人はそうあるべきと思います。ただし台風にはお気を付け下さい。

Re: 2024年7月俳三昧 06 - 幸三 URL

2024/07/22 (Mon) 16:29:36

私の家に近い隅田川周辺ではウミネコが増えて夜中でもウミネコが騒いでいる日があります。
ウグイスの声は何年も聞いていないかもしれません。
静けさときれいなウグイスの声を想像できれ魅力的ですが、「田舎ぐらし」と説明的にしないで「くらし」にするのも良さそうだと思いました。

Re: 2024年7月俳三昧 06 - 寛生

2024/07/20 (Sat) 23:01:44

よく分かる情景ですね。田舎暮らしにも憧れます。ただ、もう少し意外性があって良かったかもと思ってしまいます。

Re: 2024年7月俳三昧 06 通子

2024/07/20 (Sat) 11:12:31

鶯が鳴き始めた時から、下手だった鳴き方が、だんだん上手になって、その時間は楽しいものです。
長野にいたころはよく聞きましたが、東京の私の住まいの周りでは、カラスくらいで、他の鳥の鳴き声すら中々聞けません。
本当にうらやましい田舎暮らしです。

Re: 2024年7月俳三昧 06 - 森 命

2024/07/18 (Thu) 15:01:27

田舎者の代表みたいな私から見ると家で聞くと極当たり前に聞こえますが、旅先で聞くととても綺麗に聞こえるのは何故なんだろうと思います。何よりも「うぐいすの声」を美しく感じる世代である事、田舎暮らしである事を共に喜びと感じ読みました。

Re: 2024年7月俳三昧 06 晴正

2024/07/17 (Wed) 21:22:14

静かな朝の幕開けですね。心豊かに一日が過ごせそうです。空が広くて青い情景が、ありありと浮かびます。都会には無い景色。田舎暮らしにあこがれてしまいます。

2024年7月俳三昧 05 - 俳三昧 URL

2024/07/15 (Mon) 20:07:59

今朝スイカの点呼とる十七番が答えた   命(岐阜)

Re: 2024年7月俳三昧 05 - 太公望

2024/07/23 (Tue) 10:51:10

西瓜の点呼は傑作で面白く読ませてもらいました。
17番目は17個出来たと解して良いのでしょうか。

Re: 2024年7月俳三昧 05 - 幸三 URL

2024/07/22 (Mon) 16:36:19

スイカを17個確認できた又は収穫できたのだと思います。
ご自身で数えたのでしょうが、点呼とありますのでスイカが自分たちで並んで1から17まで声を上げている面白い様子を思い浮かべ、作者の嬉しい気持ちも伝わってくるようです。
ひとつ、17番だけが答えたようにも受け止められ、その点が気になりました。

Re: 2024年7月俳三昧 05 - 寛生

2024/07/20 (Sat) 23:03:44

メルヘンチックな句ですね。スイカに番号を振っていて、しかも、最初の方の番号でなく、17番が答えた、というところが良かったです。

Re: 2024年7月俳三昧 05 通子

2024/07/20 (Sat) 11:25:20

沢山西瓜が出来るんですね。
大きく甘くなるまでしっかり守っていく命さんの毎日のお世話する様子が見えてきます。
小さかった西瓜が大きくなっていくのを見るのは大変だけど嬉しいでしょうね。
今は八分の一に切られた西瓜しか買えませんが、昔、西瓜を丸ごと井戸の水で冷やし、大きな包丁で切って大人数で食べたことを思い出します。

Re: 2024年7月俳三昧 05 晴正

2024/07/17 (Wed) 21:24:36

スイカに目鼻がついて大きな声で答えている様子が楽しいです。「今朝」という時間の限定は爽やかな気分を盛り上げてくれます。「十七番」というのも楽しいし、次々と声を出すスイカたちが目に浮かびます。収穫が沢山あったのですね。作者の喜びが伝わってきました。

2024年7月俳三昧 07 - 俳三昧 URL

2024/07/15 (Mon) 20:11:03

サルスベリの一句が私の存在証明   唯人(東京)

Re: 2024年7月俳三昧 07 - 幸三 URL

2024/07/22 (Mon) 16:17:59

大袈裟に言い切っている力強さが青空をバックにしたサルスベリの花のイメージに似合っていると思います。

Re: 2024年7月俳三昧 07 - 寛生

2024/07/20 (Sat) 23:00:04

存在証明というフレーズに惹かれます。それもサルスベリの1句。興味が惹かれます。

Re: 2024年7月俳三昧 07 通子

2024/07/20 (Sat) 11:05:00

中々明けない梅雨の中で、百日紅は少しづつ花を咲かせていました。サルスベリの一句を「私の存在証明」にしてしまうなんてずるい、と思いました。
益々暑くなる陽射しの中で、百日紅は紅い花白い花を力強く咲かせてくれることでしょう。

Re: 2024年7月俳三昧 07 - 森 命

2024/07/18 (Thu) 15:04:44

サルスベリを愛する作者は「存在証明」などと大袈裟な表現をしました。この表現こそが句の面白さなのでしょう。長く共に作句していると作者にはキンモクセイの句も多くありました。大都会のなかで常に目の前の花を句に閉じ込める作者の句心が伝わる。

Re: 2024年7月俳三昧 07 晴正

2024/07/17 (Wed) 21:21:04

今年も咲いたサルスベリ。それを題材にして一句詠もうとしている唯人さん。作者にとって自由律を詠むことが自然の営みと一体であり、そのことが存在証明となっているのだと思いました。力強く大きな句だと思います。

2024年7月俳三昧のおしらせ - 俳三昧 URL

2024/07/02 (Tue) 20:47:34

こちらは自由律俳句結社「海紅」同人専用のネット句会です。


今月も海紅俳三昧を開催します。

投句締切 7月11日(木)
社主の唯人さん宛にメールで1句お送りください。

・その後のスケジュール
 7/21までに句評(感想など)
 7/22~31 自解・意見交換

今月もよろしくお願いいたします。

Re: 2024年7月俳三昧のおしらせ - 俳三昧 URL

2024/07/03 (Wed) 20:18:22

※海紅ウェブサイト
https://kaikoh-web.sakura.ne.jp/WordPress/

2024年6月俳三昧 04 - 俳三昧

2024/06/12 (Wed) 16:51:12

月光を入れる独りの病室   寛生(西宮)

Re: 2024年6月俳三昧 04 - 寛生

2024/07/03 (Wed) 16:59:54

確かに月の光の方が柔らかくなりますね。また、入れるよりも入って来るもありかなと思いました。なお、入れる主体と病室主体は同じ人物を想定して詠んでいます。たしかに読みづらかったかもしれません

Re: 2024年6月俳三昧 04 - 太公望

2024/06/21 (Fri) 13:15:43

「月光」はちょっとキツいですね
もう少しやわらかく「月の光」だと、詠む人の心も読む人の和らぎます。

Re: 2024年6月俳三昧 04 通子

2024/06/17 (Mon) 12:17:29

病院では夜になればカーテンは閉められるので、どなたかカーテンを開けて月光が入るようにしたのか、
独りの病室、単に個室ではなく、孤独も感じます。その方が自分でカーテンを開けて月光を感じているのかも。そう思いながらも
ドビュッシーの「月の光」が聞こえて来るようです。

Re: 2024年6月俳三昧 04 - 森 命

2024/06/14 (Fri) 11:25:45

「独りの病室」が気にかかる。個室は病の重い人が入るものだと思っているから月光を「入れる」となると作者の病はそんなに重くないと読んでよいのでしょう。月光が「入る」となると心配になる。

Re: 2024年6月俳三昧 04 晴正

2024/06/13 (Thu) 10:39:48

夜の病院の静けさが孤独をより強く感じさせます。月光を招き入れるというような表現が静けさをいっそう引き立てています。

Re: 2024年6月俳三昧 04 - 幸三

2024/06/12 (Wed) 17:14:03

孤独であることが重要なのか病室そのものが重要なのか迷います。
雰囲気的に“独り”がメインのテーマだと感じられるので、独りを最後に持ってきたほうがイメージしやすいように思えます。

2024年6月俳三昧 07 - 俳三昧

2024/06/12 (Wed) 16:54:57

カブトムシの幼虫三匹君たちとこの夏を過ごす   太公望(東京)

Re: 2024年6月俳三昧 07 - 太公望

2024/07/03 (Wed) 13:31:25

私の問いに答えてくださらなかったことは残念です。
カブトムシも生あるものです。その生命にリスペクトし「君たちと」を先に持って来たのです。海紅句の伝統に(これは縛りではありません)言いたいことは先に持ってくると言う言葉があり、それを自然に実践したまでですが、幸三君の言うように逆も考えることも肝心ですね。

Re: 2024年6月俳三昧 07 - 寛生

2024/06/23 (Sun) 18:07:34

君たちとがあることで一気にカブトムシに親しみがわく句になったように思います。

Re: 2024年6月俳三昧 07 - 太公望

2024/06/21 (Fri) 12:39:03

幸三君いいこと言いますねえ。
「君たちとこの夏を」より「この夏を君たちと」のほうが句の雰囲気に合っているのではないかと考えております。」
こういう評が出てきて当たり前と思います。私にもさっと横切りましたが原句を採用しました。何故か読み解いて下さい。ただし私の考えが必ずしも正解なのかは分かりません。自由にお願いします。

Re: 2024年6月俳三昧 07 通子

2024/06/17 (Mon) 12:29:12

カブトムシの幼虫ですか!私はちょっと苦手ですが、
大人になって見る、カブトムシが成虫になっていく様子は面白いかもしれないな、なんて思いました。
「君たち」の中にはお孫さんもきっと入っているのでしょう。
いい夏になりそうですね。

Re: 2024年6月俳三昧 07 - 森 命

2024/06/14 (Fri) 11:23:09

人間何かを育てる事に喜びをもつもの。この夏作者はカブトムシを育てると言う。大の大人がと思うかも知れないが、幼虫は成虫に行き着く。つまり孫を思う。時間をかけた楽しみかたである。「この夏」はアノ句以来響きが良い。

Re: 2024年6月俳三昧 07 晴正

2024/06/13 (Thu) 10:36:12

”君たちと”というフレーズがカブトムシの幼虫に親近感を持っていることを感じさせ、和やかな気持ちになりました。自然と人間が共に過ごす初夏の時間を感じさせます。

Re: 2024年6月俳三昧 07 - 幸三

2024/06/12 (Wed) 18:18:14

童心に帰るような行為を大袈裟に宣言している大人が面白く思えます。
「君たちとこの夏を」より「この夏を君たちと」のほうが句の雰囲気に合っているのではないかと考えております。

2024年6月俳三昧 06 - 俳三昧

2024/06/12 (Wed) 16:53:56

暮れない空にやり残しはない汗と土   命(岐阜)

Re: 2024年6月俳三昧 06 - 森  命

2024/07/03 (Wed) 13:22:47

評をありがとうございます。ます、幸三さんの言われる「に」です。確かに句の切れから見るとその通りです。「に」には説明が入りますから。この句、「てにをは」を気にしながらも助詞の果たす役割を考え、逆に「に」に説明をしてもらいました。また、「暮れゆく空」とすると秋を思い、そこで生活のリズムが一拍する。一つの動きのあとの余韻を得るために「暮れない空」と考えたものです。もちろん季を表した意図はまちがいありません。

Re: 2024年6月俳三昧 06 - 寛生

2024/06/23 (Sun) 18:06:28

最後の汗と土が良かったです。付けれそうでなかなか付けれないように思います

Re: 2024年6月俳三昧 06 - 太公望

2024/06/21 (Fri) 12:56:04

命君らしい生活が句にしみこんでいる乙字言う境涯句、良いですねえ。生活の中の自然を自分の言葉でそのまま詠んででいる、まさしく碧梧桐が唱える無中心論の句です。
ただし確かに日が長くなって【暮れない空】と言いたいのは解りますが、「やり残しはない」きているので【暮れゆく空」でもどうかと。

Re: 2024年6月俳三昧 06 通子

2024/06/17 (Mon) 12:22:13

毎日の忙しい中にも計画的に作業を進めていく命さんが見えるようです。日が高くなって、作業がはかどっているのでしょう。忙しいけど充した気持ちのいい時間を過ごしている命さんですね。「

Re: 2024年6月俳三昧 06 晴正

2024/06/13 (Thu) 10:37:24

”暮れない空”という表現に独特な情景を感じました。”やり残しはない”と言い切った達成感の裏にある努力が”汗と土”に象徴されているようです。

Re: 2024年6月俳三昧 06 - 幸三

2024/06/12 (Wed) 18:07:44

人間の生活のドラマチックが部分が表れていると思います。
私としては“に”が無いほうが想像力を掻き立てられるような感じがしました。

2024年6月俳三昧 05 - 俳三昧

2024/06/12 (Wed) 16:52:28

塀から顔を出しくちなし香る   通子(東京)

Re: 2024年6月俳三昧 05 通子

2024/06/26 (Wed) 11:46:11

くちなしの花が世田谷でも多くなりました。よく見かけます。
くちなしは沈丁花、金木犀と並んで香りのよい花とされていますが、何と言っても花の白の美しさが目を引きますね。ただし枯れていく時は悲しい程です。(ああ人間もいっしょかな)
幸三さんが、香りを気にしたことがないと言われましたが、そういえば、今年は少し香りが弱かった気も致します。
今月もありがとうございました。

Re: 2024年6月俳三昧 05 - 寛生

2024/06/23 (Sun) 18:04:06

たまたま塀から顔を出したら香ったのか、香ったから塀から顔を出したのか、そこの描写が欲しいような気もしました。

Re: 2024年6月俳三昧 05 - 太公望

2024/06/21 (Fri) 13:09:36

くちなしはどちらと言えば花よりも香りを詠むものです。そこでくちなしの「香り」よりも「花」だけでも香ってくると思いますが、それでは解らぬと言えば「香り」としたらば。

Re: 2024年6月俳三昧 05 - 森 命

2024/06/14 (Fri) 11:20:51

ブロック塀の隙間から顔を出してきた山梔子を見ての一句。この山梔子はいつも通る道にあるのだろうと思われます。そして山梔子が作者に何か語ったのか、或いは作者との間に意思の疎通があったと読んでよいと思う。この山梔子は作者を映したのだ。
「香る」は句に色を添えているだけでなく、そんな情景を味あわせてくれた。

Re: 2024年6月俳三昧 05 晴正

2024/06/13 (Thu) 10:38:39

顔を出すという視覚的な表現と香るという嗅覚的な表現が重なって、より実感を伴う一句になっています。穏やかで、ユーモラスな情景です。

Re: 2024年6月俳三昧 05 - 幸三

2024/06/12 (Wed) 18:03:27

どこかのお宅のくちなしでしょうか。
ひょっこり顔を出していて、良い香りがしているのでしたら注目せざるを得ないでしょう。

クチナシは見かけますが香りを気にしたことがありませんでした。
こんど意識して近寄ってみます。

2024年6月俳三昧 01 - 俳三昧

2024/06/12 (Wed) 16:44:47

ことしもアジサイやっぱ律儀だ   幸三(東京)

Re: 2024年6月俳三昧 01 - 幸三

2024/06/25 (Tue) 17:22:40

アジサイの花言葉には「移り気」などがありますが、毎年この時期になると同じ場所で咲いて見せてくれますので、かなり実直な花なのではないかと毎日通る公園で思いました。

Re: 2024年6月俳三昧 01 - 寛生

2024/06/23 (Sun) 17:57:38

ただの呟きが自由律俳句と言われてるのを良く見かけ、正直閉口しています。この句は、ただの呟き、散文的になることを咲いたの省略で上手く回避されているように思います。俳句は如何に語らないか、要らない言葉を削ぎ落とすかが大切だと改めて実感しました。

Re: 2024年6月俳三昧 01 - 太公望

2024/06/21 (Fri) 13:29:18

私は口語調の句が悪いとは言いません。その方がおおらかで楽しいときもあります。ただし散文調、つまり呟きになりやすい。そして「○○だよな」とか「○○だぜ」などという汚い言葉は俳句の文学性を失います。それだけに馴染みやすいですが、「すごつぶ」が流行ったときにはそればかりで自由律陣は閉口しました。なぜならばこれにあまり囚われると不自由律になりますが、自由律俳句は「自由を取り戻した」、が「尊厳性や文学性を失った」と言われました。文学とは未来まで残る詩です。そこはわすれてはいかんということです。

Re: 2024年6月俳三昧 01 通子

2024/06/17 (Mon) 11:42:45

アジサイは、毎年、雨が少なくても、色とりどりに、大きさもさまざまに、私たちを楽しませてくれます。小さい緑の蕾から、大きな花になるまでも、ずっと見せてくれる。ほんとに律義ですね。

Re: 2024年6月俳三昧 01 - 森 命

2024/06/14 (Fri) 11:14:41

「ことしも」とあるから通勤等の同じ場所のあじさいとみてよいだろう。作者はあじさいを見て、もう今年も6月なのだと再確認する。「律儀」と詠む作者はこの半年の自分をふと垣間見たのだと思われる。律儀なのは作者だ。「やっぱ」に私は作意は感じない。

Re: 2024年6月俳三昧 01 晴正

2024/06/13 (Thu) 10:42:13

”やっぱ”というフレーズがくだけた話し言葉調で句全体を親しみやすくしています。今年も咲いた!という感動が伝わってきます。句のリズムもスムースで好感を持ちました。

2024年6月俳三昧 03 - 俳三昧

2024/06/12 (Wed) 16:49:19

「旧友と「。」の無いおしゃべり」   晴正(東京)

Re: 2024年6月俳三昧 03 晴正

2024/06/25 (Tue) 13:11:09


先日20年ぶりに旧友と再会。近況や昔話に話がはずみ、途切れなく話した情景を句にしました。「。」は、途切れないという意味です。

きゅうゆうと くてんのない おしゃべり

ご指摘のとおり「旧友」は全体の柔らかでカジュアルな雰囲気に合わないですね。「昔馴染み」と変えてみるのが違和感がないかもしれません。

尚、句の初めと終わりの「 」の意図はありません。なぜ入ったのかわたしにも謎?です。

Re: 2024年6月俳三昧 03 - 寛生

2024/06/23 (Sun) 17:50:09

記号を上手く使った句だと思います。実際、記号を使った句は、作りますが、句意が伝わりにくかったりとなかなか難しかったりします。

Re: 2024年6月俳三昧 03 - 太公望

2024/06/21 (Fri) 13:54:34

今の若い子は「。」はSNSなどではほんとうにこわいといわれるそうです。それは年賀状や手紙など文章を書かなくなった若者達の常識を失った悲劇と思います。こういう時代に俳句を作って字を覚えたり調べたり、字を書くことが多い俳人は重宝されます。今テレビでそういう番組多いですよね。
ところで句の方ですが、「。」がない程長いお喋りが出来たようで良かったですね。

Re: 2024年6月俳三昧 03 通子

2024/06/17 (Mon) 11:59:45

久し振りに会った友人とはほんとに話がつきないです。
私も止まることなく話し続けます。「。」面白いアイデアだと思いました。

ところで、句の始めと終わりについている「」は何でしょうか、きっと何か意図があるんでしょうね。そこが分からなくてごめんなさい。

Re: 2024年6月俳三昧 03 - 森 命

2024/06/14 (Fri) 11:19:07

Z世代の句が分かるということはM世代の私もすてたもんでない。「○」はもともと文の上の物。これをおしゃべりとするのがZ世代風なのですね。
「旧友」には一工夫欲しいです。句とは別に本人のいないSNSの世界ってちょっと危ない。

Re: 2024年6月俳三昧 03 - 幸三

2024/06/12 (Wed) 17:08:35

最近の若い子たちの中に「。」の付いた文章を怖がる子がいるとテレビ等で話題になっていました。
“旧友”はそのような話とは無縁の、気を遣わなくてよいお友達なのでしょう。
楽しい時間を感じられます。

2024年6月俳三昧 02 - 俳三昧

2024/06/12 (Wed) 16:48:09

梅の実山盛り今日ジャムの日になる   千栄子(浜松)

Re: 2024年6月俳三昧 02 - 寛生

2024/06/23 (Sun) 17:47:29

ジャムの日になるの表現が詩的でいいです。

Re: 2024年6月俳三昧 02 - 太公望

2024/06/21 (Fri) 14:00:51

とても楽しい句ですね。ただし楽しい日は一日で無く、すぐになくならないでしょうから「今日から」ぐらいに長く楽しい日を続けてください。

Re: 2024年6月俳三昧 02 通子

2024/06/17 (Mon) 11:50:05

梅干しは好きなんですが、わたくし、梅酒も梅ジュースも飲めないんです。
梅をジャムにするには、種を一つづつ取るんでしょうね。いつ種を取るのかな、山盛りの梅だと結構大変かもしれません。一日がかりですね。
梅ジャム、食べてみたくなりました。

Re: 2024年6月俳三昧 02 - 森 命

2024/06/14 (Fri) 11:16:32

共に長い間句作していると、作者に梅ジャムの句が過去にもあったんじゃないかと思ってしまった。それがあったとしたら、この句はまた佳句だと思う。俳人が句を詠むには当然同じ物を目にして詠むのだから。作者の笑顔が伝わる句は甘いと言われるかも知れないが作者としたら大事な句。過去にもしあったら読み比べもできる。

Re: 2024年6月俳三昧 02 晴正

2024/06/13 (Thu) 10:41:06

山盛りになった梅が自然の豊かさを感じさせてくれます。”今日ジャムの日になる”という記念日のような表現。ワクワクしている作者の顔を感じました。

Re: 2024年6月俳三昧 02 - 幸三

2024/06/12 (Wed) 17:00:17

私でしたら例えば「今日がジャムの日」などと何か少しでも力強くなるように考えてしまうと思うのですが、こちらの「今日ジャムの日になる」という優しくもインパクトのある言葉がとても素敵だと思いました。

2024年6月俳三昧のおしらせ - 俳三昧 URL

2024/06/03 (Mon) 09:02:15

こちらは自由律俳句結社「海紅」同人専用のネット句会です。


今月も海紅俳三昧を開催します。

投句締切 6月10日(月)
社主の唯人さん宛にメールで1句お送りください。

・その後のスケジュール
 6/22までに句評(感想など)
 6/23~30 自解・意見交換

今月もよろしくお願いいたします。

※海紅ウェブサイト
https://kaikoh-web.sakura.ne.jp/WordPress/

2024年5月俳三昧 05 - 俳三昧 URL

2024/05/12 (Sun) 21:18:33

席を譲られ地下鉄窓ガラスの中の私   通子(東京)

Re: 2024年5月俳三昧 05 - 太公望

2024/05/31 (Fri) 13:06:11

この句はこれでいいとは思いますが、定型句で多く使われる名詞止めは余りにも決まりすぎるのです。わたしならば「|私」の置き所を変え
席を譲られ「私」地下鉄ガラスの中
とし、客観視してあらためて自分を見つめてみてみたいですね。(「」はとります)

Re: 2024年5月俳三昧 05 通子

2024/05/30 (Thu) 13:43:05

一応、私地下鉄窓ガラスの中、も考えましたが、この位置にしました。少し時間を空けたつもりでした。
何故最後がよくないのか、ご意見をお聞きできたらと思います。
もう確かに老人なんですが、白髪のせいかな、とか手の皺のせいかなとか抵抗しています。抵抗しているつもりです、かな。

Re: 2024年5月俳三昧 05 - 森 命

2024/05/23 (Thu) 20:18:31

席を譲る事は都会ではもう浸透した風景なのでしょう。相手への感謝と自分のはにかみ、真向かいのガラスの中にそのすべてがある。「地下鉄」と「窓ガラス」の間に助詞がないのが良い。佳句、うまい句だからこそ欲を言わせてもらえば結句が「私」で止まるのが気になります。

Re: 2024年5月俳三昧 05 - 太公望

2024/05/22 (Wed) 15:42:10

誰しでもぶつかる思いもよらぬ老いを感じる場面です。私の場合は三年程前に高校生ぐらいの可愛い女の子に譲られました。次の駅で降りるので大丈夫ですと言いましたが、すまなさそうに「そうですか」と小さな声で言いました。彼女恥ずかしいのに勇気を持って言ってくれたのだと思います。私としては彼女の気持ちの方を詠んでみたいと思います。

Re: 2024年5月俳三昧 05 - 寛生

2024/05/19 (Sun) 13:15:05

窓の中の自分を見て、重ねて来た年齢や今までの人生などを思っている様が想像できます。共感の得られやすい句だと思います。ただ、地下鉄の窓の中の私、としてガラスは無くてもいいのではと思いました。

Re: 2024年5月俳三昧 05 晴正

2024/05/13 (Mon) 13:37:49

私もそうですが、若いつもりでいます(失礼)。席を譲られ“えっ”となっている作者の顔が浮かんで思わず微笑みました。

2024年5月俳三昧 01 - 俳三昧 URL

2024/05/12 (Sun) 21:10:11

こいのぼりもう消えた校庭に風も無く   幸三(東京)

Re: 2024年5月俳三昧 01 - 太公望

2024/05/31 (Fri) 12:47:28

「こいのぼりもう消えた」でその静かさ、寂しさは十分わかります。
そのうえでの「風も無く」は蛇足としか言いようがないのです。

Re: 2024年5月俳三昧 01 - 幸三 URL

2024/05/30 (Thu) 17:12:57

近所の小学校の校庭は鯉のぼりで賑やかだったのですが連休明けに見ると何もなくなっていて、おまけに校庭に誰もいなくて、非常に静かな感じがしました。

Re: 2024年5月俳三昧 01 - 森 命

2024/05/23 (Thu) 20:11:29

読み方が二つある。鯉のぼりがどこかの家かベランダにあったのか、校庭にあったのか、である。「鯉のぼり」「もう消えた校庭に」「風もなく」と詠むか、「鯉のぼりもう消えた」「校庭に風もなく」と読むかの違いである。素直に句だからどちらにも読める。校庭に泳いでいた鯉のぼりなら、それは第二の人生を泳ぐ鯉のぼりだからひとしお感慨が深い。

Re: 2024年5月俳三昧 01 - 太公望

2024/05/22 (Wed) 15:26:35

余りにも昨今の見なれた風情と思います。「風は吹く」のように反対の結末にすれば少しはそこを避けられたように思います。

Re: 2024年5月俳三昧 01 - 寛生

2024/05/19 (Sun) 13:34:40

もう、がいいですね。風も無く、も余韻を醸しているように感じます。

Re: 2024年5月俳三昧 01 通子

2024/05/19 (Sun) 11:52:17

鯉のぼりが空を泳ぐ様子は中々いいですよね。GW後の静かな日常を感じます。
でも残念ながら、私の周りでは鯉のぼりも見ませんでした。東京では鯉のぼりが空を泳ぐのも大変になのかな。

Re: 2024年5月俳三昧 01 晴正

2024/05/13 (Mon) 13:42:24

こどもの日が過ぎると大型連休もお終い。華やかなこいのぼりが泳いだ空に風もありません。寂しげな情景ですがひとつのファンタジーとして読みました。“もう消えた”の“もう”という表現が句の奥行きを出していると思います。

2024年5月俳三昧 02 - 俳三昧 URL

2024/05/12 (Sun) 21:12:23

プロ野球開幕ため息つく人もいる   千栄子(浜松)

Re: 2024年5月俳三昧 02 - 太公望

2024/05/31 (Fri) 12:37:52

一つ勉強されましたね。俳句はしょせんは15〜20の文字ですから、必ずしも言いたいことが正確に伝わるものではありません。したがって作者と読み手の力量によつて解釈に自ずと差異が生じます。それを解決するのが句会なのです。従ってその場ではお互いのリスペクトが必要です。
そのツボさえ押さえておけば侃侃諤諤の議論はかまいません。それがおわったら笑ってまた会いましょう。

Re: 2024年5月俳三昧 02 - 俳三昧 URL

2024/05/30 (Thu) 17:06:02

千栄子さんのコメントを移動しました
・・・・・・

「それでどうしたの」と、ゆかり先生の声が聞こえてきそうです。野球の応援が、私には騒音にしか聞こえないほど苦手です。他人事のようにしないで、もっと自分の事としての表現があったはずです。勉強し直しです。

Re: 2024年5月俳三昧 02 - 森 命

2024/05/23 (Thu) 20:14:36

野球ファンならではの句。作者は中日ファンであろう。当然負けたチームのファンはため息をつくのだが、第一戦目から句にしたのだから熱狂的ファンであろうと思う。それにしてはおとなしい句である。もう少し過激に詠んだ句がみたいと思ってしまった。

Re: 2024年5月俳三昧 02 - 太公望

2024/05/22 (Wed) 15:32:51

これも少し平凡に思えます。むしろ世間様を言ってよそ事にするよりも、「人もいる」ではなく「自分がいる」というように我が身側に引き寄せた方が実感となると思います。

Re: 2024年5月俳三昧 02 - 寛生

2024/05/19 (Sun) 13:16:52

もう少し描写が欲しいように感じてしまいましたが、それは読者の想像に委ねられているのでしょうね。

Re: 2024年5月俳三昧 02 通子

2024/05/19 (Sun) 12:07:04

最近大谷さんの活躍に大リーグの試合ばかり見てしまいます。
これはやはり日本のプロ野球のことなんでしょうね。
ため息つく人は、
テレビが占領されちゃうのが嫌だとか、応援チームが負けると機嫌が悪くなるとか、一時代前はそんなこともありましたね。きっと千栄子さんの周りではごく普通の事なのかもしれませんね。
何でしょう?ヒントがあるといいなと思います。

Re: 2024年5月俳三昧 02 晴正

2024/05/13 (Mon) 13:40:48

今シーズンを占う開幕戦で負けたのだしょうか。作者を劇中のひとりとして“人もいる”と現したのか、それともため息ついてる人もきっといるだろうなとしたのか。作者を劇中のひとりとすると句が膨らんでまた楽しいです。

2024年5月俳三昧 06 - 俳三昧 URL

2024/05/12 (Sun) 21:19:39

黒雲晴れたらすぐ近くにユダはいた   唯人(東京)

Re: 2024年5月俳三昧 06 晴正

2024/05/30 (Thu) 19:06:02

自解を拝読いたしましたが、これほどの想像力は、わたしにはなかったです。

Re: 2024年5月俳三昧 06 - 太公望

2024/05/30 (Thu) 00:19:06

ユダってどんな人か考えてみました。それは黙っている人なんですね。近くにいても何も言わない人。あるいは疑問に思ってることや、意見を問われてもそれを述べない人や問わない人等々ですね。つまり何を考えているのか分からない人。こういう人と付き合うとろくな事ないです。私は何でも言ってくれる人、そういう人がいなくなり昔よく怒られたことがあっても今は懐かしく思います。私はそんな人になろうと思います。
頑固じじいいいですね。

Re: 2024年5月俳三昧 06 - 森 命

2024/05/23 (Thu) 20:20:04

おもしろいにつきる。自分の回りに信頼していた人が離れてゆく。しかし、作者はそれを悪とは思っていない。なんせ「黒雲晴れ」たのだから、そこには希望があり前途が開けたのだ。作者はやっぱりキリストだ。嫌みのない仕上がりで良かった。

Re: 2024年5月俳三昧 06 通子

2024/05/20 (Mon) 11:55:34

難しいです。
どう読めばいいのか。
ごめんなさい。
解説をお待ちします。

Re: 2024年5月俳三昧 06 - 寛生

2024/05/19 (Sun) 13:11:03

寓話的な句ですね。散文的であるので、物凄く短い小説としても読めます。

Re: 2024年5月俳三昧 06 晴正

2024/05/13 (Mon) 13:36:31

難しい句です。ダークな世界観。裏切者はいつも近くにいるものだ、ということなのか。黒雲晴れても一新されない世界というのが怖いです。


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