海紅俳三昧会場

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第82回俳三昧09 - 俳三昧

2019/08/20 (Tue) 23:22:19

ブルーベリーブルーになれブルーになれブルー   はるか

Re: 第82回俳三昧09 - はるか

2019/08/28 (Wed) 22:27:02

吉明さん評の勢いで詠んだ…というのが近いような…。
この日はかなりブルーな気分だったと思います。
庭に出るとブルーベリーの実はまだ未熟なグリーンで、憤りをぶつけるような感じで一句が出来ました。
自分でもどうなんだろう?と皆さんの評が見てみたくなって出しました。
俳三昧初期に3回繰り返しの句を実験したり…というのが懐かしかったせいもあるかな。

皆さんの評、嬉しく拝見しました。
くどいとか、読み取れなさという評も嬉しいです。「完全に色づくことは願いの成就」「繰り返しの切実さ」あたりは自分でもそうだろうなと思います。

「なぜブルーではないのか」という思いが私の中の憤りやイライラとぶつかっているのですが、怒りは瞬間的なもので、最後のブルーではフェイドアウトしていっていると納得しました。

さらに言えば、ブルーベリーの色はアントシアニンの色、実際の果実は黒に近い紫で、決してブルー=青色にはならないのです。

さて、ブルー×4回は成立していると言えるのでしょうか?
成立する、しないにかかわらず、この句はこのままにしておきます。一回性の最たるものだという気がしています。ありがとうございました。

Re: 第82回俳三昧09 - ゆきこ

2019/08/27 (Tue) 21:44:21

ブルーベリーのブルーの置場所が、少々句を分かりにくくしている気がします。もしブルーベリーに焦点をおくなら「ブルーになれブルーベリーのブルー」くらいシンプルでもと思いました。

Re: 第82回俳三昧09 - 直弥

2019/08/27 (Tue) 09:13:47

箱詰めされたブルーベリーの青さが思い浮かびました。

やや感情の読み取れなさはありますが、「イメージの広がりを増幅」という聡さんのご指摘が興味深いです。

ブルーの反復が、ブルーベリーの粒々や量感を視覚的に表現しているようにも読めます。

Re: 第82回俳三昧09

2019/08/27 (Tue) 02:15:24

このブルーベリーはまだ完全なブルーではないです。完全に色づくことは、同時に、作者のなにがしかの願いの成就を象徴しているようです。

そう読むと繰り返しの切実さがリアリティーを持ってきます。ブルーの結句は、読み手が、ブルーベリーにループして読んでいくのか、ブルーになれという呪文のような呼びかけにループして読んでいくのか、委ねられている仕組みのようです。

ダブルミーニングとしては、最後のブルーはまだ願いがかなわないことの、ブルー(憂鬱)とも受け取れます。

使う語の種類をかなり絞ってから繰り返されていて、そのシンプルさでイメージの広がりを増幅させようともくろんでいるようです。

別のはるか句「きらきらひらひらはなびらびらふふっ」の場合は母音の並びが同じ違う語を重ねてさい最期にふふっの結句で飛躍させる手法でしたが、今回はまた違う味わいの仕上げになっていますね。

Re: 第82回俳三昧09 - 秀斗

2019/08/25 (Sun) 16:42:20

本当にブルーべリーを見ておられて、その現場での素の感情を俳句になさったのかなと思います。ブルーの連呼は作者の工夫なのかなと。最近は歌集等でこういった表現を拝見しますが、どういった効果を見込んでのテクニックなのかなと気になります。解説が楽しみです。

Re: 第82回俳三昧09 - 田中耕司

2019/08/25 (Sun) 03:13:35

作者のブルーって言葉への思いがあるのだろうが、少々くどい感じがしてしまう。この短い言葉の中に4回も出てきているのはどうなのかなと思った。ブルーって言葉にどんな感じを持っているのかって方に興味が言ってしまって、一句を純粋に向き合えないように感じてしまった。なんか損してるように感じている。

Re: 第82回俳三昧09 - 吉明

2019/08/22 (Thu) 06:40:44

最後の「ブルー」にどのような効果があるのか、勢いで詠んだのか疑問を感じた。「ブルーベリー」の具体的な映像から離れ心理的または抽象的な色彩の句にしても面白いと思いました。
ブルーになれブルーになれブルー

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