海紅俳三昧会場
第82回俳三昧08 - 俳三昧
2019/08/12 (Mon) 15:38:22
てにおはたぴおかみる・く・とろぴかる 聡
Re: 第82回俳三昧08 - 聡
2019/08/30 (Fri) 22:54:32
今回は、メタ俳句で詠んでみました。
メタ俳句とは、「俳句について考える俳句」です。
ゆきこさんの指摘の通り本来は「てにをは」なんですが、メタ俳句感が出すぎて理屈っぽくなるのを嫌い、てにおはとしました。
とろぴかる=台湾のような南国。あるいは南国を思わせる日本の暑い街。
で、タピオカミルクを手におはよ~!
っていっている様子を第一義のイメージとして詠んでみました。
多義的な読み方としては、ほぼ、はるか氏が分析してくれているので有難いです。
付け加えると、「みる・く・」部分ですが、
見る・句→見+look=見Loo句 みたいなニュアンスも込めてみました。
吉明さん指摘の、顔文字の読みはあまり念頭になかったので、さすがと感服いたしました。
一義性=(テーマ、言いたい点が一つだけ)を保った句は、耕司さんの句が代表的と思います。
わかりやすさと同時に句の深さや表現の強靭さがあると思います。そして一義的で深い表現を詠むというのは、とても難しいと。
自分はとりあえず、今回も含めて、今は多義性をもつ俳句を試していますが、いずれは、深い一義性で立つ句を詠みたいとも思っています。
皆様の句評、有難うございました。
Re: 第82回俳三昧08 - ゆきこ
2019/08/28 (Wed) 05:43:09
てにおはは、てにをは?
たぴおかみる、く、とろぴかると続きますが、とろぴかるは、そのまますぎかな?と思いました。言葉遊びになてますが、何を言おうとしているか?がわかりませんでした。
Re: 第82回俳三昧08 - はるか
2019/08/28 (Wed) 01:02:58
またまた実験的な句ですね~。
良いです、俳三昧らしいです。
ものすごい重層的に作ってある句と読みました。
①手にはたぴおかみるく とろぴかる
②テニヲハ 見る 光る ?
③タピオカミルク < トロピカル (<は不等号)
④・く・ を絵文字と見る(吉明評)
⑤てにおは の「おは」は「おはよう」の略
⑥とろぴかる の「とろ」はタピオカミルクのトロっと感
⑦実は音数は17音(前の・のみ一音とすると)
思いつく限り挙げましたが、もっと仕掛けがあるのかも。
自由律の世界を広げる試みだと思います。
私はやらないし、やれないけれども。
あっていいと思います。
Re: 第82回俳三昧08 - 直弥
2019/08/27 (Tue) 08:41:04
律動が楽しい句です。空欄「 」ではなく点「・」とすることで、スタッカート=ブツ切り感が増しているところがうまく効いていると思いました。
Re: 第82回俳三昧08 - 秀斗
2019/08/25 (Sun) 17:18:19
非常に斬新な一句かと思います。たぴおかみるく、と、とぴおかみるくのリズム感が心地よいです。テクニカルな一句、作者の解説でより理解を深めたいです。
Re: 第82回俳三昧08 - 吉明
2019/08/22 (Thu) 17:43:14
伝統を重んじつつ、それを壊そうとする作者の一つの挑戦と見ました。(・く・)は絵文字として読み、言葉では読まずにおきました。四十数年も前に大ヒットした万年筆のコマーシャルに「みじかびのきゃぷりきとればすぎちょびれすぎかきすらのはっぱふみふみ」が有ったのを思い出し、もっともっといろんなチャレンジを試みを楽しみにしています。
Re: 第82回俳三昧08 - 田中耕司
2019/08/19 (Mon) 14:24:04
このところ作者の実験的な試みがよく顔を出すのだが、私にはあまり効果が感じられない。この作品についても、みる・く・この点の位置がそれほどの効果があるのだろうかと思ってしまう。海紅俳句の伝統としては伝えるものだとずっと言われてきている、しかしこのままでは何を伝えようとしているのかがはっきりしていないように感じてしまう、せっかく一句を作るのだからもう少し読む側の気持ちに寄り添ってもいいのではないのかな。