海紅俳三昧会場 257366

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第71回俳三昧9

1:俳三昧 :

2018/09/11 (Tue) 05:54:21

秋桜の熾火うらうら骨を舐めあがる   聡
11: :

2018/09/25 (Tue) 02:20:15

以前コスモスの群生が夕陽で熾火が燃えているように感じたのを思い出して詠みました。何か、荼毘の熾火のようなイメージです。同時に、自分も焼かれて背骨を炎が這いあがるような感覚もあったので詠んでみました。完全な心象風景です。
10:ゆきこ :

2018/09/22 (Sat) 08:51:32

秋桜の熾火は面白いと思いましたが、後半の「骨を舐めあがる」がわかりません。自解を待ちます。
9:吉明 :

2018/09/21 (Fri) 14:23:02

このところ川柳にのめり込んでいる聡さんですので、意外と焼き肉店とか炉端焼き屋でスペアリブの様な骨付き肉を焼いている光景を「うらうら」「舐めあがる」と大仰に言ってみたのかとも思いました。
8:由紀 :

2018/09/21 (Fri) 09:43:41

「骨」の解釈に迷っています。
秋桜の茎と葉の形状であるのか、あるいは人間の芯を表したのかと想像していますが、確信が持てません。
熾火・骨となると火葬も連想させますね。

花言葉が「乙女の純潔・乙女の真心」だけあり、少女性のイメージの強いコスモスですが、こちらの句は官能的でかつ死生観も見えますね。
抱かれがちなコスモス像とのギャップが新鮮で面白いです。
7:はるか :

2018/09/21 (Fri) 01:20:20

熾火(おきび)調べました。

① 火勢が盛んで赤く熱した炭火。おこし火。おき。

② 薪が燃えたあとの赤くなったもの。おき。

どうも秋桜と結びつかなくて。
耕司さんが言うように冬のイメージもありますし。
最近、チョコレート色みたいなのもあるようなので、そういうやつかな?とか。
秋桜というと丈も高くゆらゆら揺れるところから、熾火よりは蝋燭をイメージするかな。

「骨」が出て来るので、秋桜を火に見立て、焼かれる自身の死を幻視した、とかでしょうか。
6:こう :

2018/09/20 (Thu) 23:12:47

「うらうら」がいい間をとっているように思います。うらうらの有り無しでだいぶ深刻さが変わってくるように思います。熾火のようにじっくり観賞できました。
5:マヒト :

2018/09/19 (Wed) 02:04:06

吉明さんと同じくちょっと大げさに思います。
4:吉明 :

2018/09/17 (Mon) 05:51:38

言葉の飛躍が大きくて随分大げさな表現だなと思いました。それ故に描写を超えた作者の作為的な心理状態が露呈しているように思います。
3:田中耕司 :

2018/09/16 (Sun) 15:59:06

熾火って言葉がこの時期に使われるって初めてだと思うんだけど、無意識のうちに冬の言葉って思っちゃうからな。すすむ説の言葉選びに隙のなさを感じられるような感性が無くなってしまっている自分が恥ずかしいって思わされてるよ。
2:すすむ :

2018/09/16 (Sun) 13:52:05

花を炎に例えるやり方は多々ありそうですが、秋桜を熾火に例えた視点が素晴らしいと思います。
うらうら、骨舐めあがる、など言葉選びも隙なく感じました。

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