海紅俳三昧第2会場

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第83回俳三昧 4 - 俳三昧

2019/09/12 (Thu) 11:58:31

何処へでもゆける羽根を生やす  はるか

Re: 第83回俳三昧 4 - ゆきこ

2019/10/10 (Thu) 20:25:52

直球ですが、柔らかさを感じます。
作者らしさも感じます。羽根は羽でいいかなと思いました。遅くなりごめんなさい。

Re: 第83回俳三昧 4 - 秀斗

2019/09/29 (Sun) 16:48:07

作者の心の底が直球で表れており、小細工のない一句です。
句全体が透き通っているように思えます。

Re: 第83回俳三昧 4 - 直弥

2019/09/27 (Fri) 19:56:08

「翼」としてしまうと、いささか大げさなイメージになってしまいます(天使とか)。
そこを「羽を生やす」としたことで、身体の一部というか、リアルに一歩近付いたところに唸らされました。

Re: 第83回俳三昧 4 - はるか

2019/09/27 (Fri) 00:19:44

何処へでも行きたい 羽根みたいに軽い気分で

あまり考えずこの形でTwitterに上げてしまったのですが、違うな!と思って上げ直しました。この時はこういう気分だったんですよねぇ。ヘルペス再発でまた何処へもゆけなくなっています。羽根は小さく縮こまってしまっています。全国大会までには治して、羽根を広げたいと思います。

Re: 第83回俳三昧 4 - こう

2019/09/23 (Mon) 23:14:16

何処へでもゆける羽根/を生やす

ではなく、

何処へでもゆける/羽を生やす

と読みました。
この羽は何を意味するのか。
何処へでもの部分から、この羽とは迷いを断ち切った前進する作者の強い意思と解釈しています。
スケールの大きさも感じますし、ある種宗教絵画のような神聖な景が浮かびます。

Re: 第83回俳三昧 4 - 田中耕司

2019/09/18 (Wed) 13:18:20

羽根を生やすって言ってるのだから、作者本人の強い意志があるのだろうと思う。ある年齢になれば、だれしもこんな風に思う時があるのかなって思うな。聡説の逆説ってのも、面白いかもしれないな。作者はここまで考えてはいないだろなとは思うんだけど。

Re: 第83回俳三昧 4 - 吉明

2019/09/17 (Tue) 06:50:05

悩みや迷いから吹っ切れた瞬間、雲間から青空が見えた瞬間、束縛から逃れてゆくような明るさ、開放感が感じられます。

Re: 第83回俳三昧 4

2019/09/17 (Tue) 01:34:30

生やそうと思えば、とっくに生やせたのである。
しかし、我慢して生やさなかった。

だが、もうそろそろ良いだろう。
私は行くよ。

最期の「生やす」の言い切りにそんな意志を感じました。生やせたならば、といった単なる(諦めを伴った)願望ではなさそうですからね。

この際、何処までも翔んでほしいですね。

この句の本意がもし、「どうせかなわない願望なのだが」というところにあるなら、羽根の本来的含意(どこへでもいける)という表現とは逆説表現をした方が、かなわない願望の切なさは出るかと思いました。

   何処へもゆけない羽根を生やす


第83回俳三昧 3 - 俳三昧

2019/09/12 (Thu) 12:00:31

再開発オレンジ重機らの拝んでいる朝の陽  聡

Re: 第83回俳三昧 3 - ゆきこ

2019/10/10 (Thu) 14:03:09

遅くなってごめんなさい。
重機が拝んでいるのは、面白いと思いました。
再開発はいらないと思います。
オレンジの重機拝んでいる朝の陽

Re: 第83回俳三昧 3

2019/09/30 (Mon) 01:20:55

渋谷駅周辺の大規模再開発でビルや空中通路、ドームが次々と建っています。
渋谷駅から、工事の間中線路沿いに、作業を待っている複数台の重機が並んでいるのが見えました。

朝陽を浴びて、それら巨大重機が荘厳な礼拝をしているように思えたのを詠んでみました。
自分の俳三昧提出句のなかでは、素直に詠んだ句とおもいます。

原句は、

再開発オレンジ重機ら拝んでいる朝陽

でしたが、律が急ぎすぎで荘厳さが減じている気がして、「の」を重ねてみました。

が、みなさんのご指摘をみていると、重ねなくてもよかったかな? もうちょっと考えてみます。

有難うございました。



Re: 第83回俳三昧 3 - 秀斗

2019/09/29 (Sun) 16:45:15

「拝んでいる」というフレーズが全体に写実性をもたらしていて、美しい一句です。「再開発」というところにも何か裏の意味がありそうです。

Re: 第83回俳三昧 3 - 直弥

2019/09/27 (Fri) 19:57:43

すぐに光景が浮かんだのはミレー『晩鐘』。農家の夫婦が夕焼けの畑で祈りを捧げる作品です。
休止中の重機/ショベルカーたちの姿がまさにそれですね。
自分としては「朝日」ではなく「朝の陽」とすることで、言葉に重みが出るところも面白いです。

Re: 第83回俳三昧 3 - はるか

2019/09/27 (Fri) 00:15:12

鮮明に情景が浮かんできますね。
重機のアームが宙に掲げられたままになっていて、朝の光が強く当たっているところを想像しました。実験作が続いていましたが、これはスタンダードな佳句と思います。

耕司評「の」がもたついている、という指摘は、言われてみるとそうかなと思います。「重機ら」で充分ではないでしょうか。

Re: 第83回俳三昧 3 - こう

2019/09/23 (Mon) 23:20:50

オレンジがとても効いていると思います。
重い漢字の間に鮮明なオレンジの色を差すことが、後半の朝の陽の鮮やかさの良い伏線になっています。美しく巧みな一句と思いました。

Re: 第83回俳三昧 3 - 田中耕司

2019/09/18 (Wed) 12:57:26

再開発の現場でよく見かける光景をうまくつかんだのではないかと思う。ただこのような現場でも、いろいろな現象があってね、ただ日本製の重機は非常に頑丈で故障も少なく少し型が古くなったものでも東南アジアなどでは中古品がよく売れているそうだ。二つ使われている”の”が少しもたついているように感じてしまって、もう少しさっぱりした方がいいのかなと思った。

Re: 第83回俳三昧 3 - 吉明

2019/09/18 (Wed) 06:18:52

「拝んでいる」の擬人化がこの朝の情景を見事に再現しています。然もだたの情景描写にとどまることなく、作者の祈りや願いまで感じられ崇高な宗教画を見ているようです。

第83回俳三昧 1 - 俳三昧

2019/09/12 (Thu) 12:04:15

立ったまま枯れている私も向日葵  直弥

Re: 第83回俳三昧 1 - ゆきこ

2019/10/08 (Tue) 21:36:35

向日葵は、孤独な花なのかなと思いました。
遅れてごめんなさい。

Re: 第83回俳三昧 1 - 秀斗

2019/09/29 (Sun) 17:08:14

つらい現実からも目を背けない、作者の器を感じることができる一句です。まだまだひまわりの枯れない季節だと思います。

Re: 第83回俳三昧 1 - はるか

2019/09/27 (Fri) 00:10:36

非常に切実な飢餓感のようなものを感じました。
自分はこの現実の中で生きているけれども、内実は枯れている。
生きているんだろうか、死んでいるんだろうか。
いや、生きているけれども枯れているのだ。
自分の内部を満たす生命感が欲しい。
向日葵であるところに希望を感じます。
顔だけは光の方を向いている。
太陽の、希望の方向を。

ただの深読み、私自身の実感に過ぎないかもしれませんね。
ちょうど、穂村弘と高橋源一郎の対談(『どうして書くの?』)を読んでいて、今の時代について考えていました。
死を遠ざけ、面倒なことはなくして、どこまでも便利を追求して、結果、私たちは生命から、生きる実感から遠ざかってしまったのではないか。それが今の時代の詩をも弱くしているのではないか。
そんな時代の感覚をこの句は良く表しているような気がしました。

Re: 第83回俳三昧 1 - こう

2019/09/23 (Mon) 13:27:21

すみません。下記はこうの評です。

Re: 第83回俳三昧 1 - 俳三昧

2019/09/23 (Mon) 13:25:20

武蔵坊弁慶の最期がよぎりました。
枯れた向日葵は何ともさびしいものですが、それでも崩れることなく立ち続ける姿が誇らしいです。
作者の哀しさと矜持、相反する思いが最後の言い切りによって見事に表現されていると思いました。

Re: 第83回俳三昧 1 - 吉明

2019/09/19 (Thu) 06:02:17

作者もそろそろ自分の才能や力量の限界を思い知ってしまう年齢になっているのかも知れない。どうにもならない自分の姿を枯れた向日葵の姿に投影し同化しているように思います。

Re: 第83回俳三昧 1 - 田中耕司

2019/09/18 (Wed) 13:31:59

ヒマワリの枯れてゆく様子は、今までもたくさんの作品が作られてきたと思う。作者の内面がむき出しになってしまう場合が多いと私は思っているのだが、自分まで向日葵にしてしまった作品は初めてだと思う。もしかしたら、小学生もしくは幼稚園児あたりにこの発想があるのかもしれないなと思った。  (失礼)

Re: 第83回俳三昧 1

2019/09/17 (Tue) 01:06:46

昔ながらの太くて背の高い花の口径も大きいひまわりを思いました。

ひまわりの立ち往生を孤独や悲哀でとらえるか、「わが人生に一片の悔い無し」的なプラス志向でとらえるかで句の印象が違うなと。

台風でなぎ倒されたり、刈られたり、抜かれたりする場合もあると考えてそれを人生に重ね合わせると、ひまわりの立ち往生は、大往生ととらえても良いかなと。そう思うと何か句から清々しさも伝わってきました。

作者の意図とは真逆の読みになってしまうかもしれませんが。。。

第83回俳三昧 5 - 俳三昧

2019/09/12 (Thu) 11:56:37

ニッコリ笑う豚飼う男  こう

Re: 第83回俳三昧 5 - ゆきこ

2019/10/06 (Sun) 18:41:58

ニッコリ笑う豚を飼う?こうさんの故郷の方でしょうか?
どんな方か興味深く読みました。
遅くなりごめんなさい。

Re: 第83回俳三昧 5 - こう

2019/09/30 (Mon) 13:38:47

「ニッコリ笑う」は男にかかります。
吉明さんや森さん、秀斗さんの読みが作者の気持ちに近いです。
「ニッコリ」わざとらしく笑っている笑みの裏には決して美化できない慟哭や不条理、それに対する相克を感じました。

笑う、飼うの母音揃えは意識しましたが、七七は意図してはいませんでした。
それは原句が「ニッコリと豚飼う男」だったためです。
ですが、わざとらしい笑みであることを強調したく、ニッコリと同義の笑うをあえて重ねてみました。

皆様ありがとうございました。

Re: 第83回俳三昧 5 - 秀斗

2019/09/29 (Sun) 16:52:33

「ニッコリ」と「豚飼う男」に、どこか不気味なニュアンスが含まれているようです。読み手の想像力に働きかける、何度読んでも味のする一句です。

Re: 第83回俳三昧 5 - 直弥

2019/09/27 (Fri) 19:54:59

「ニッコリ笑う」が豚にかかるのか、豚飼う男にかかるのか、読み手を試しているような句ですね。
「ニッコリ」にも様々な感情が隠れているようで、何度も読み返しているとじわじわ効いてきます。

Re: 第83回俳三昧 5 - はるか

2019/09/27 (Fri) 00:22:38

以前、牛の生産農家さんが「愛情込めて育てています!」というCMを流していたのを思い出した。それと、農業大学校の学園祭で、畜産の学生が「美味しい真央のお肉をぜひ食べてみてください!」というコメントを載せていたこと。(「真央」と名前のつけられた牛だった!)
愛情を込め、可愛がって育てることと、その肉を美味しいと思って食べること、そこに矛盾のない健全さ、とでもいうべきものがあるように思う。
この句はそういう健全さの中に生きている豚飼う男への気付きと憧れの句と読んだ。

Re: 第83回俳三昧 5 - 田中耕司

2019/09/18 (Wed) 13:25:42

畜産農家の男だと思うのだが、豚肉や牛肉は生産者には厳しい時代なのだろうに、こいつはニッコリ笑っているんだな。ブランド豚でも開発したのかな。私は、この男のような人たちが仕事にプライドを持っていられるような社会であってほしいと思っている。

Re: 第83回俳三昧 5 - 吉明

2019/09/17 (Tue) 06:30:55

一読してこの笑いはだたの愛想笑いに思えましたが、二度、三度読んでいるうちに、この笑いが豚を飼う男の内面に潜んでいる計り知れない不気味さに思え、この人物描写の奥深さを感じました。

Re: 第83回俳三昧 5

2019/09/17 (Tue) 02:24:18

このニッコリは、飼い猫や愛玩犬を飼う男のニッコリではなくて、生活(仕事)の場でのニッコリですね。

こんなニッコリはいつの時代でも王道(本質)の美しさを持っていると思います。

作者はそう言ったモノや事の本質を掴んで、平明な調べで詠むことができる美質を持っていると思います。

笑う、飼うの母音揃え、4343構成の七七句を意識したかどうか、作者から自解を聞きたいところです。

第83回俳三昧 7 - 俳三昧

2019/09/12 (Thu) 11:53:20

奥歯も抜かれブルースも老いぼれて   吉明

Re: 第83回俳三昧 7 - 秀斗

2019/09/29 (Sun) 17:02:37

ブルースに作者のユーモアが表れています。暗さとポップさが融合したおもしろい一句です。

Re: 第83回俳三昧 7 - 直弥

2019/09/27 (Fri) 19:47:23

先日の「ウクレレ」の軽やかな句とは一転、どこか影が感じさせられます。
奥歯を抜かれた前/後ではブルースの響き方も異なって来る、というか。

Re: 第83回俳三昧 7 - 吉明

2019/09/27 (Fri) 05:55:50

この夏、耕司さんがロイ・ブキャナンのレコードを沢山貸して下さった。一枚一枚聴いていると、昔、本牧のゴールデンカップで演奏していた和製ブルースバンドのことを思い出した。強面だった奴等の訃報も随分聞いたし、今でも活動している連中の姿もすっかり爺様になっていた。そんな自分も耕司さんも老いぼれになった気がした。

Re: 第83回俳三昧 7 - はるか

2019/09/27 (Fri) 00:26:00

歯を抜くのって以外とダメージ大きいですよね。
しょぼくれた感じが良く出ていると思います。
ここに「ブルース」が出てくるところが吉明さんぽい。
こういう句は良し悪しで語れない気がします。
人生そのものが出たものだから。

Re: 第83回俳三昧 7 - ゆきこ

2019/09/27 (Fri) 00:10:40

吉明流ですね。奥歯とブルースが面白い組み合わせです。

Re: 第83回俳三昧 7 - こう

2019/09/23 (Mon) 23:27:19

「諦念」そのものが新たな句境に到達し得るのか。これは私にはまだ分からない世界です。作者の老いとやるかたない想いと慟哭は、後に続く者にとってはしかと見届ける義務があると思いますし、そう思わせる魅力をこの句を通じて感じています。奥歯とは牙ではないでしょうか。

Re: 第83回俳三昧 7 - 田中耕司

2019/09/18 (Wed) 13:10:44

この作者の作風の変化についてゆけないと感じている。まあブルースってのは昔っから老いぼれているもんなんだけど。”も”を二つ使って並列感を出そうと考えたんだろうけど、もう少し工夫があるとって思ってしまうのは何でなのかなって自分で言っててわからなくなってしまってるよ。

Re: 第83回俳三昧 7

2019/09/17 (Tue) 23:54:13

結語の助詞「て」によって余情を流しているところがなんとも言えないですね。

すべての力を抜いて心情をありのままに流しているように語を重ねていても、長年句作で鍛えてきた独自の節回しが自然に滲み出てくるところ、風韻を感じます。

第83回俳三昧 2 - 俳三昧

2019/09/12 (Thu) 12:02:25

夏休み終わった小学生の背中ピンクも  耕司

Re: 第83回俳三昧 2 - 秀斗

2019/09/29 (Sun) 17:00:04

時代の流れを見事につかんだ一句です。具体的なフレーズはないながらも、作者の優しい目線を感じ取ることできました。

Re: 第83回俳三昧 2 - 直弥

2019/09/27 (Fri) 19:48:59

「背中」がいいですね。小学生を見守る距離感が出ています。
黒や赤といったよく見かけるランドセルに交じって、「ピンク」は顔馴染みのような認識か…と読みました。

Re: 第83回俳三昧 2 - 田中耕司

2019/09/27 (Fri) 01:53:08

私の時代とは全く違ってしまっている、今の小学校の近くで暮らしていると、時々どうにも理解できないように感じてしまうことがある。夏休みは八月いっぱいで九月になれば学校が始まると決まっていたのだが、いまは曜日の都合の良い日に合わせているようだ。ランドセルなんて、女の子は赤男は黒って決まっていたのだが、今はまあいろんないろんなランドセルがあってびっくりしている。そんな不思議さをどう言えば良いのかを考えていた時、ここはランドセルって言ってしまうと小学生って言えないぞって思ったのでこうした。これとは全く関係がないのだが、遠藤佐和子さんと来空さんが亡くなったと聞いた、私にとっては古くからの先輩でいろいろ教わった人が亡くなるのは本当にさびしく、何とも悲しい思いがします。心よりご冥福をお祈りします。

Re: 第83回俳三昧 2 - はるか

2019/09/27 (Fri) 00:12:12

「背中ピンク」をランドセルの色と皆さん読んでいるみたいなのですが…。
私は「日焼けしていない背中」と読んでいました。ピンクだった背中も日焼けしてたくましくなり、学校へ戻っていく。そんな姿を想像しました。

Re: 第83回俳三昧 2 - ゆきこ

2019/09/27 (Fri) 00:05:06

ピンクの色が鮮明に浮かびます。
赤黒のランドセルは今は減ってるのかな?ランドセルと言わないのは、すごい。

Re: 第83回俳三昧 2 - こう

2019/09/24 (Tue) 19:48:36

「ピンクも」が効いてますね。
児童とそれを見守る作者の距離感が暖かいです。
ピンクはたぶん女の子ですよね、その近くにはきっと青も赤もいて。景が広がります。

Re: 第83回俳三昧 2 - 吉明

2019/09/17 (Tue) 07:02:39

「ピンクも」の最後の一言で小学生たちの生き生きとした情景をつかみ取ってしまう力量を痛快に思います。

Re: 第83回俳三昧 2

2019/09/17 (Tue) 01:14:56

結語の「も」はどうして置かれたのでしょうか?

ピンクも、水色も、紺も、緑も、赤も、黒も、みんな元気に学校に戻ってきたんだな。またがんばれよ!

この、「も」ひとつで、たった一人のピンクのランドセルの子の景色から、大勢の子供の動きへと一気に映像が変わり、学校のざわめきさえ聞こえてきます。

そしてなにより、作者の慈愛を込めたあたたかい視線を感じます。自分には詠めない句です。



第83回俳三昧 8 - 俳三昧

2019/09/13 (Fri) 11:03:51

何処まで走っても燻らせるだけ  ゆきこ

Re: 第83回俳三昧 8 - 秀斗

2019/09/29 (Sun) 16:56:46

心晴れやかに過ごせる日々、一年に何日あるでしょうか。
曇った気持ちを抱えていく気持ちを表した、とても人間味のある一句です。

Re: 第83回俳三昧 8 - 直弥

2019/09/27 (Fri) 19:51:39

ゆきこさんの句にはどうしても半島の風景が思い浮かびます。
海岸沿いをドライブで走っても走っても、どこか晴れない気持ちがあるのでしょうか。
もやっとした心境を燻る=気体にまとめた点が表現として光ります。

Re: 第83回俳三昧 8 - はるか

2019/09/27 (Fri) 00:27:45

解決策の見えない問題に疲れているみたい。
すっきりしない、モヤモヤ感を「燻る」と表現したのかなと思いました。
一緒に走るので!(物理的にではないけれども!)
それと、走らない選択肢もある、ってことは覚えておきたい。
なんのこっちゃ。
来月、会っていっぱい話しましょう。

Re: 第83回俳三昧 8 - こう

2019/09/24 (Tue) 19:36:15

疾走感のある「何処まで走っても」に比して、後半の燻らせるの対比が効いています。頭で作った句ではなく、心で出来た句です。

Re: 第83回俳三昧 8 - 吉明

2019/09/19 (Thu) 05:54:05

自分も「くすぶらせる」と読みました。作者の率直な思いが剥き出しのストレートな言葉になっています。根回しとか忖度みたいなまどろっこしい方法を使わないので、誤解や勘違いされることが多いと思います。そんな人柄が句に表れています。

Re: 第83回俳三昧 8 - 田中耕司

2019/09/18 (Wed) 12:49:00

聡説の読み方のどれを作者が思ったのか、若しかしたらそこをはっきりさせた方がよかったのかなと思っている。私も聡説と同じくくすぶらせるで読んでいるのだが、もしかしたら全然見当違いの読みになっているのかもしれない。もう少しわかりやすい作品であってほしいという気持ちがどうしても先に出てきてしまうんで困っている。

Re: 第83回俳三昧 8

2019/09/17 (Tue) 00:55:29

燻らせる
読み方:ふすぶらせる、いぶらせる、くゆらせる、くすぶらせる

読み方でニュアンスが変わりますね。
自分は、「くすぶらせる」でいただきました。

自分が関わっていることがあって、それが道を走っているかのような状態に感じられる時があります。

うまくたとえられないんですけど、目的に向かって走っていて(やることをやっていて)あのトンネルを抜ければ一段落ついて光が見えるかなと思っても、結局また新しいトンネル(問題や障害)が現れ道が続いていく。常に問題の火種がくすぶったままで解決が無いまま走っているかのような焦りや疲れを感じるフレーズです。

自分もいま同じような問題を感じていることでもあり、とても共感できる句だなと思いました。

第83回俳三昧 6 - 俳三昧

2019/09/12 (Thu) 11:54:47

過去からの電話が何度も何度も   秀斗

Re: 第83回俳三昧 6 - 秀斗

2019/09/29 (Sun) 16:54:16

「過去からの電話」はとある実体験から引っ張り出したフレーズです。確かに「が」はいらなかった…。後悔が残ります。

Re: 第83回俳三昧 6 - 直弥

2019/09/27 (Fri) 19:52:53

鳴りやまない電話でしょうか。
「メール」「手紙」ではなく、対人式の通信機。受話器の向こうに感じる人の気配に、あれこれと想像してしまいます。

Re: 第83回俳三昧 6 - はるか

2019/09/27 (Fri) 00:25:00

過去にものすごく記憶に刻まれるような電話があったのでしょうか。
折に触れその電話の言葉をかみしめているのではないかと読みました。
その言葉を思い返す機会は今までも何度もあったし、これからも何度もあるだろう。そんな個人的な体験が元になっているのでは。

傷つくようなマイナスのものなのか、励まされるようなプラスのものなのか、これだけだとわかりませんね。せめてどちらかだけでも想像させる言葉があれば良かったかなと思いました。「が」は無くても。

Re: 第83回俳三昧 6 - ゆきこ

2019/09/27 (Fri) 00:08:21

過去からの電話、怖さも感じるけど共感できます。何度も何度もだから、強い想い出ですね。

Re: 第83回俳三昧 6 - こう

2019/09/24 (Tue) 19:44:39

シンボリックな句です。「過去からの電話」の一物仕立てと言えるのではないでしょうか。

分け入っても分け入っても青い山

と同じ構造と言えますよね。
順番は逆ですが。

何度も何度もが効いているかは分かりませんが、「過去からの電話」は惹き付けられるフレーズだと思いました。
分け入っても、のように読み手が追体験させられてしまうようなフレーズを置いても面白いと思いました。

Re: 第83回俳三昧 6 - 田中耕司

2019/09/18 (Wed) 13:03:55

過去からの電話とは?て感じだな。それが”何度も何度も”だけで片付得られてはなんとなく消化不良って感じが残ってしまって困るな。もう少し自分をさらけ出すってのもいいと思うんだけどな。

Re: 第83回俳三昧 6 - 吉明

2019/09/18 (Wed) 06:07:29

「過去からの電話」が強く印象的です。様々な事柄を思い起こさせ秀斗さんの世界に引き込まれます。それに対し「何度も何度も」が軽く感じられてもったいなく思います。

Re: 第83回俳三昧 6

2019/09/17 (Tue) 22:32:16

訂正です。

「文体が平明でありながら」→「文体を平明にしているために」に置き換えてくださいませ。

失礼いたしました。

Re: 第83回俳三昧 6

2019/09/17 (Tue) 22:28:12

秀雪さん、ようこそいらっしゃいました。こちらでも宜しくお願い申し上げます♪

早速ですが、助詞「が」は、絶対に必要なのでしょうか?ここで「が」を入れた理由を後ほど自解で伺いたいです。

個人的には、「が」を省いて、最初の「何度」を平仮名にしても良いかなと感じています(強制ではありません。あくまでも感想です)。

過去からの電話=思い出、記憶。そう読めます。

思い出が何度も何度も
記憶が何度も何度も

というのだったら、韻文による短詩文芸を嗜んではいない普通の人のツイートという感じです。

「過去からの電話」という象徴表現が施された途端にぐっとポエジーが加速する感じです。

文体が平明でありながら、読み手の個人的記憶までも揺さぶって掘り起こしてくる浸透力があります。

今後も続くであろう予感が「も」の結句によって強調されてるようで巧いなと思いました。






第83回俳三昧 6 - 俳三昧

2019/09/18 (Wed) 05:49:16

河内秀斗様、石川聡様、大迫秀雪様
大変失礼いたしました。
6 の作者は秀雪さんではなく秀斗さんでした。
お詫びして訂正いたします。

第83回俳三昧 - 俳三昧

2019/09/12 (Thu) 12:09:05

大きな事故、災害で9月が始まりました。
本日、皆様からの投句を公開いたしました。

誤字脱字、表記の違いが御座いましたらお手数ですが、
今月の当番、吉明までお知らせください。

第83回俳三昧のお知らせ - 俳三昧

2019/09/01 (Sun) 07:19:40

残暑お見舞い申し上げます。
9月俳三昧のお知らせを致します。

投句締切:9月10日(火)
投句宛先:メールにてご連絡のアドレス

吉明宛に一句お送り下さい。

その後のスケジュールは以下の通りです。
~24日(火) 句評
25日~28日(土)自解・意見交換・纏め

皆様の投句をお待ちしております。
吉明からのメールが届いていない方は、恐れいいりますがお知らせください。

*このネット句会は自由律俳句結社「海紅」の同人によるものす。同人以外の方の投句及び句評はご遠慮させて頂きますのでご了承ください。
また10月には海紅全国大会が開催されますので、10月の俳三昧はお休みとさせていただきます。

第82回俳三昧08 - 俳三昧

2019/08/12 (Mon) 15:38:22

てにおはたぴおかみる・く・とろぴかる   聡

Re: 第82回俳三昧08

2019/08/30 (Fri) 22:54:32

今回は、メタ俳句で詠んでみました。
メタ俳句とは、「俳句について考える俳句」です。


ゆきこさんの指摘の通り本来は「てにをは」なんですが、メタ俳句感が出すぎて理屈っぽくなるのを嫌い、てにおはとしました。

とろぴかる=台湾のような南国。あるいは南国を思わせる日本の暑い街。

で、タピオカミルクを手におはよ~!
っていっている様子を第一義のイメージとして詠んでみました。

多義的な読み方としては、ほぼ、はるか氏が分析してくれているので有難いです。

付け加えると、「みる・く・」部分ですが、

見る・句→見+look=見Loo句 みたいなニュアンスも込めてみました。

吉明さん指摘の、顔文字の読みはあまり念頭になかったので、さすがと感服いたしました。

一義性=(テーマ、言いたい点が一つだけ)を保った句は、耕司さんの句が代表的と思います。

わかりやすさと同時に句の深さや表現の強靭さがあると思います。そして一義的で深い表現を詠むというのは、とても難しいと。

自分はとりあえず、今回も含めて、今は多義性をもつ俳句を試していますが、いずれは、深い一義性で立つ句を詠みたいとも思っています。

皆様の句評、有難うございました。



Re: 第82回俳三昧08 - ゆきこ

2019/08/28 (Wed) 05:43:09

てにおはは、てにをは?
たぴおかみる、く、とろぴかると続きますが、とろぴかるは、そのまますぎかな?と思いました。言葉遊びになてますが、何を言おうとしているか?がわかりませんでした。

Re: 第82回俳三昧08 - はるか

2019/08/28 (Wed) 01:02:58

またまた実験的な句ですね~。
良いです、俳三昧らしいです。

ものすごい重層的に作ってある句と読みました。

①手にはたぴおかみるく とろぴかる
②テニヲハ 見る 光る ?
③タピオカミルク < トロピカル (<は不等号)
④・く・ を絵文字と見る(吉明評)
⑤てにおは の「おは」は「おはよう」の略
⑥とろぴかる の「とろ」はタピオカミルクのトロっと感
⑦実は音数は17音(前の・のみ一音とすると)

思いつく限り挙げましたが、もっと仕掛けがあるのかも。
自由律の世界を広げる試みだと思います。
私はやらないし、やれないけれども。
あっていいと思います。

Re: 第82回俳三昧08 - 直弥

2019/08/27 (Tue) 08:41:04

律動が楽しい句です。空欄「 」ではなく点「・」とすることで、スタッカート=ブツ切り感が増しているところがうまく効いていると思いました。

Re: 第82回俳三昧08 - 秀斗

2019/08/25 (Sun) 17:18:19

非常に斬新な一句かと思います。たぴおかみるく、と、とぴおかみるくのリズム感が心地よいです。テクニカルな一句、作者の解説でより理解を深めたいです。

Re: 第82回俳三昧08 - 吉明

2019/08/22 (Thu) 17:43:14

伝統を重んじつつ、それを壊そうとする作者の一つの挑戦と見ました。(・く・)は絵文字として読み、言葉では読まずにおきました。四十数年も前に大ヒットした万年筆のコマーシャルに「みじかびのきゃぷりきとればすぎちょびれすぎかきすらのはっぱふみふみ」が有ったのを思い出し、もっともっといろんなチャレンジを試みを楽しみにしています。

Re: 第82回俳三昧08 - 田中耕司

2019/08/19 (Mon) 14:24:04

このところ作者の実験的な試みがよく顔を出すのだが、私にはあまり効果が感じられない。この作品についても、みる・く・この点の位置がそれほどの効果があるのだろうかと思ってしまう。海紅俳句の伝統としては伝えるものだとずっと言われてきている、しかしこのままでは何を伝えようとしているのかがはっきりしていないように感じてしまう、せっかく一句を作るのだからもう少し読む側の気持ちに寄り添ってもいいのではないのかな。

第82回俳三昧03 - 俳三昧

2019/08/11 (Sun) 18:17:16

句の出来そうな今朝はウクレレ   吉明

Re: 第82回俳三昧03 - 由紀

2019/08/30 (Fri) 16:30:32

遅くなりすみません。

聡さん・はるかさんの評の「浮く」「ウクレレ」、なるほどと思いました。
ウクレレでワンフレーズ弾くような軽快さがありますね(弾いたことないのですが……想像です)
この日は晴れてたのではと予想しています。

自解読みました。
句のような日が続きますよう願っています。

Re: 第82回俳三昧03 - 吉明

2019/08/30 (Fri) 05:40:00

いつもは重たい気分で目覚め、悲しい気分で職場に向かいますが、たまには明るい爽やかなウクレレ気分の朝もあり、そんな日は句も出来そうな気がします。

Re: 第82回俳三昧03 - ゆきこ

2019/08/28 (Wed) 06:29:03

句の出来そうな今朝をケサと読むと違和感を感じます。今日の朝(キョウのアサ)と
行ったほうが特別の朝を感じます。
句の出来そうな今日の朝はウクレレ

Re: 第82回俳三昧03 - はるか

2019/08/27 (Tue) 23:33:13

聡評の「浮く」に掛けてある、というのが合っているかな?と思いました。
ウキウキ気分とウクレレの音がまた合いますね。
こんな気分の良い朝が時々ふっとあるというのが句をやっていて楽しいところです。どうかこういう日がたくさん訪れますように。

Re: 第82回俳三昧03 - 直弥

2019/08/27 (Tue) 08:43:53

あります、煮詰まっていた句がまとまりそうな予感。こんがらがっていた紐がふっと解けるような。
ウクレレの軽やかさがいいですね、バイオリンやトランペットではこうはいかない。

Re: 第82回俳三昧03

2019/08/27 (Tue) 00:55:16

この句ウクレレを聞く、弾くの読みが普通とおもいます。

自分としては、吉明さんの「ジルベルト降り出す馬車馬車の道」の句と基本の方向性は一緒で、ウクレレは浮き浮きした気分の「浮く」にかかる象徴の表現ととりました。

明るいトーンの句でよいなぁと思いました。

Re: 第82回俳三昧03 - 秀斗

2019/08/25 (Sun) 17:10:24

ウクレレの陽気な音楽のイメージが素敵です。句のできそうな時の待ち遠しい感覚を、バックミュージックとしてウクレレの音が後押しする。楽しい気持ちになれる一句です。

Re: 第82回俳三昧03 - 田中耕司

2019/08/19 (Mon) 15:11:22

この作者からウクレレが出てくるとは思わなかった、びっくりしたよ。でもなんだか朝っぱらからウクレレののんきなサウンドを聞いて、一句出来そうだなんてやっぱりこいつはとちょいと違うなって思ったよ。でも昔から比べれば、ずいぶん作風も変わっているし、花にも興味を持ち出したみたいだし、年相応に変化してるって変に納得しちゃったよ。俺の場合にだったらドワイトヨーカムってとこかな。

第82回俳三昧01 - 俳三昧

2019/08/11 (Sun) 18:14:19

汚い字だが精一杯のラブストーリだ   秀斗

Re: 第82回俳三昧01 - 秀斗

2019/08/30 (Fri) 07:36:37

自解説遅れまして申し訳ありません。
「汚い字」にこの句の全ての要素を放り込んだつもりです。
相手との遠い距離を汚い字、としてみました。
聡さんの仰るとおりでございます。
語順等でまだまだ良くすることができるということを
ご指摘頂きましたので、今後に活用していこうと思います。
ありがとうございました。

Re: 第82回俳三昧01 - はるか

2019/08/27 (Tue) 23:02:39

「だが」が気になりました。逆説の接続詞ですね。
これが散文的、説明的にしているのでは…。
「で」くらい軽いほうがすっと内容が入って来るのではないかと感じました。
語順も散文寄り、でも上下を逆にすることはできませんね。
この語順だからこそ伝わるものがあると思いました。

Re: 第82回俳三昧01 - ゆきこ

2019/08/27 (Tue) 21:16:52

ラブストーリーが、誰なのか知りたい気になりました。
「汚い字のラブストーリー」の方が焦点が絞られてくる気がします。

Re: 第82回俳三昧01 - 直弥

2019/08/27 (Tue) 09:26:55

スマホやPCなど端末で文字の入力も出来る昨今ですが、やはり書き文字には人の性格が滲み出るもので。

聡さんの評にあるとおり、感情の揺れや高鳴りとして「汚い字」が効いていると思います。

Re: 第82回俳三昧01

2019/08/27 (Tue) 02:28:03

「ラブストーリー」は秀斗さん自身の恋愛の物語かなと。

「汚い字」というのは、相手とのお付き合い、気持ちの伝え方や相手との距離の保ち方とか、諸々がなかなかうまくいかない状態を象徴している言葉かなと思いました。

そう読むと、「精一杯の」の一語が切実に立ち上がって胸を打ってきます。

作者の意図は違うかもしれませんが、自分はこの読み方が一番しっくりきます。

そしてとても一途なみずみずしい恋の句だなと感じることができます。

Re: 第82回俳三昧01 - 由紀

2019/08/24 (Sat) 16:33:03

吉明さんの評に近いですが、「汚ない字」の時点で悪筆を以てしても書いた懸命さが出ており、「精一杯」の様子は既に出ているのではないかと思いました。
かといって「精一杯」をそのまま省略して良いかというとそうでも無さそうです。
もしかしたら字の形や書いている人の表情に迫っても良いのかもしれません。

汚ない字は、取り繕わない姿だからこそ人の心を打ちますね。
ラブストーリの相手はきっと幸せでしょうね。

Re: 第82回俳三昧01 - 吉明

2019/08/20 (Tue) 16:52:18

「汚い字」「精一杯」がラブストーリーの演出として、ひたむきさがストレートに伝わります。しかし二つ揃える事により些か演出過多にも思えます。

Re: 第82回俳三昧01 - 田中耕司

2019/08/19 (Mon) 15:17:02

汚い字だがって俺のこと言われてるように感じたよ。でもラブレターじゃなくってラブストリーってのはどう考えるべきなのかって思うな。汚い字で精いっぱいのラブレターじゃあまりにも悲しすぎるってことかな。でもね、あまりに精一杯ってのも時に失敗の元だったりするんだな。そこいらへんにほんの少し救いが欲しいって思ったよ。

第82回俳三昧09 - 俳三昧

2019/08/20 (Tue) 23:22:19

ブルーベリーブルーになれブルーになれブルー   はるか

Re: 第82回俳三昧09 - はるか

2019/08/28 (Wed) 22:27:02

吉明さん評の勢いで詠んだ…というのが近いような…。
この日はかなりブルーな気分だったと思います。
庭に出るとブルーベリーの実はまだ未熟なグリーンで、憤りをぶつけるような感じで一句が出来ました。
自分でもどうなんだろう?と皆さんの評が見てみたくなって出しました。
俳三昧初期に3回繰り返しの句を実験したり…というのが懐かしかったせいもあるかな。

皆さんの評、嬉しく拝見しました。
くどいとか、読み取れなさという評も嬉しいです。「完全に色づくことは願いの成就」「繰り返しの切実さ」あたりは自分でもそうだろうなと思います。

「なぜブルーではないのか」という思いが私の中の憤りやイライラとぶつかっているのですが、怒りは瞬間的なもので、最後のブルーではフェイドアウトしていっていると納得しました。

さらに言えば、ブルーベリーの色はアントシアニンの色、実際の果実は黒に近い紫で、決してブルー=青色にはならないのです。

さて、ブルー×4回は成立していると言えるのでしょうか?
成立する、しないにかかわらず、この句はこのままにしておきます。一回性の最たるものだという気がしています。ありがとうございました。

Re: 第82回俳三昧09 - ゆきこ

2019/08/27 (Tue) 21:44:21

ブルーベリーのブルーの置場所が、少々句を分かりにくくしている気がします。もしブルーベリーに焦点をおくなら「ブルーになれブルーベリーのブルー」くらいシンプルでもと思いました。

Re: 第82回俳三昧09 - 直弥

2019/08/27 (Tue) 09:13:47

箱詰めされたブルーベリーの青さが思い浮かびました。

やや感情の読み取れなさはありますが、「イメージの広がりを増幅」という聡さんのご指摘が興味深いです。

ブルーの反復が、ブルーベリーの粒々や量感を視覚的に表現しているようにも読めます。

Re: 第82回俳三昧09

2019/08/27 (Tue) 02:15:24

このブルーベリーはまだ完全なブルーではないです。完全に色づくことは、同時に、作者のなにがしかの願いの成就を象徴しているようです。

そう読むと繰り返しの切実さがリアリティーを持ってきます。ブルーの結句は、読み手が、ブルーベリーにループして読んでいくのか、ブルーになれという呪文のような呼びかけにループして読んでいくのか、委ねられている仕組みのようです。

ダブルミーニングとしては、最後のブルーはまだ願いがかなわないことの、ブルー(憂鬱)とも受け取れます。

使う語の種類をかなり絞ってから繰り返されていて、そのシンプルさでイメージの広がりを増幅させようともくろんでいるようです。

別のはるか句「きらきらひらひらはなびらびらふふっ」の場合は母音の並びが同じ違う語を重ねてさい最期にふふっの結句で飛躍させる手法でしたが、今回はまた違う味わいの仕上げになっていますね。

Re: 第82回俳三昧09 - 秀斗

2019/08/25 (Sun) 16:42:20

本当にブルーべリーを見ておられて、その現場での素の感情を俳句になさったのかなと思います。ブルーの連呼は作者の工夫なのかなと。最近は歌集等でこういった表現を拝見しますが、どういった効果を見込んでのテクニックなのかなと気になります。解説が楽しみです。

Re: 第82回俳三昧09 - 田中耕司

2019/08/25 (Sun) 03:13:35

作者のブルーって言葉への思いがあるのだろうが、少々くどい感じがしてしまう。この短い言葉の中に4回も出てきているのはどうなのかなと思った。ブルーって言葉にどんな感じを持っているのかって方に興味が言ってしまって、一句を純粋に向き合えないように感じてしまった。なんか損してるように感じている。

Re: 第82回俳三昧09 - 吉明

2019/08/22 (Thu) 06:40:44

最後の「ブルー」にどのような効果があるのか、勢いで詠んだのか疑問を感じた。「ブルーベリー」の具体的な映像から離れ心理的または抽象的な色彩の句にしても面白いと思いました。
ブルーになれブルーになれブルー

第82回俳三昧04 - 俳三昧

2019/08/11 (Sun) 18:19:00

水面ガバリと魚(うお)が身をよじる黄昏   直弥

Re: 第82回俳三昧04 - ゆきこ

2019/08/28 (Wed) 06:12:15

面白いと思いました。ガバりという音は少々重みのあるものに対して使うと感じるので、大きな魚でしょう。最後の黄昏がいらないかな?夜くらいの方がいいかなと思いました。
水面ガバリと魚が身をよじる夜

Re: 第82回俳三昧04 - はるか

2019/08/27 (Tue) 23:45:45

釣り上げられた魚が水面を割って空中へ飛び出し、身をよじる…鮮やかに映像が浮かびますね。

三鬼の句は私も瞬時に思い浮かべました。
「本歌取り」を意識して作られたのでしょうか?
そうだとしたら、黄昏の海の暗さを補強し、魚を浮かび上がらせると言えるかもしれません。
ただ、三鬼の作品が強烈すぎて、このままでは…という皆さんの意見に私も賛成します。

Re: 第82回俳三昧04

2019/08/27 (Tue) 01:17:35

魚の生き生きした一瞬を捉えていてダイナミックな良い句だとおもいます。

三鬼句の連想に関しては、「ガバリと」とせず助詞の「と」を省けば定型律の感から遠ざかるのではないでしょうか。

吉明さん指摘の通り、ガバリは強いイメージ喚起力があるので魚が身をよじるまで言わなくても十分翻転している様が出せるとおもいます。

どうせならもう一歩突っ込んで、「黄昏をよじる」ぐらいにすると、句の前半と後半の言葉の強さのバランスが釣り合うのではと思いました。

水面ガバリ魚が黄昏をよじる



Re: 第82回俳三昧04 - 秀斗

2019/08/25 (Sun) 17:07:12

黄昏時まで待って待って魚を釣り上げた最高の感触が伝わってきます。ガバリ、という音をとらえた作者の感性が素晴らしいと思います。

Re: 第82回俳三昧04 - 由紀

2019/08/23 (Fri) 11:14:42

吉明さんの評にもありますが「水~」「ガバリと」と続くと三鬼の句のイメージが強くなります。
本歌取りと解釈されると、三鬼の句と重ねて読まれたり関連を求められがちなので、直弥さん独自の感動を詠むならば避けた方が良いかと思います。

個人的には「ガバリ」で水面が破られた想像は出来るので、「水面」は整理できるかと思いました。
あと「と」を省略して切れを作ると、魚の動作が際立つと思います。

「さかな」とせず「うお」としたことが良いと思いました。
「うお」だと魚の力強さや大きさがより伝わってきますね。

Re: 第82回俳三昧04 - 吉明

2019/08/22 (Thu) 07:09:29

「ガバリと」が出てくるとどうしても西東三鬼の「水枕ガバリと」が浮かんできてしまいます。それほど強烈な印象の言葉です。それ故に使い方が難しいと思います。「水面」がそのまま過ぎてガバリととのバランスに欠けるような気がします。もう一歩の大胆な飛躍が欲しいです。

Re: 第82回俳三昧04 - 田中耕司

2019/08/19 (Mon) 15:01:15

この釣りは船なのか、岸壁での釣りなのかに迷うな。こう書くとと魚の大きさが知りたくなってくるのだが、わざわざ(うお)と書いているのはよほど大きかったのか、引きだけはすごいのにてんで小さな獲物だったのか、どちらかといえば後者の方がいいに決まっているんだがね。まあガバリって書いてるんで大きかったってことにしとこうか。

第82回俳三昧06 - 俳三昧

2019/08/11 (Sun) 18:29:13

短夜の窓あいており遺影の列 由紀

Re: 第82回俳三昧06 - ゆきこ

2019/08/28 (Wed) 05:56:04

短夜の窓が空いているのですから、実際の窓ではなくて心象風景の窓が空いている様子。遺影の列は、少し不気味な感じがしました。実際に知った方の遺影のような気もしますし、全く知らない人のような気がします。
いずれにしても、物語を感じる句です。

Re: 第82回俳三昧06 - はるか

2019/08/28 (Wed) 00:12:55

夜ですから、「遺影の列」は作者のイメージの中にあるものですね。
戦争、広島、長崎、そしてお盆ということで、自分に連なる者たちの死。

う~ん、これは私個人の感覚から来る読みになるのでしょうが…
「窓あいており」から、死に近づいていくような、死が近いものであるかのような幻想にとらわれているのではないか、と感じました。
私もいつか、遺影の列に加わる時が来る、必ず。
普段は意識しないで生活しているけれど、夏、お盆の時期にこの幻想?が強くなるのではないか、と。

Re: 第82回俳三昧06 - 直弥

2019/08/27 (Tue) 09:03:24

初見では「列」はご先祖様だと思っておりましたが、「夏」「遺影」から戦争の気配が感じ取れます。

詳述は避けますが、国立新美術館で見たボルタンスキー展を思い出しました。(大戦中の故人の写真が多く使われている展示です)

Re: 第82回俳三昧06

2019/08/27 (Tue) 01:28:30

心象句として読みました。

1.窓は、遺影のフレームの役割を果たしていて、作者の大切な存在が次々と窓のフレームの中に映っては消えていく。

2.開いている窓の向こうには別の家々の窓が灯っていて、そこに故人の影がさまざまに浮かぶ。

3.窓から見える電車。その窓に故人の影が次々浮かぶ。遠くにみえる電車の窓が遺影の列の様に通り過ぎる。

といった読みが浮かびました。


切なくて深い句だと思いました。

Re: 第82回俳三昧06 - 秀斗

2019/08/25 (Sun) 17:01:19

田中様も仰られているように、広島長崎を詠った句だと思われます。短夜の窓、本当はいつも開いていなければならないのでしょうね。日々に忙殺される日本人ですが、8月は遺影の列に頭を下げる必要があると思います。
作者の心の清らかさが伝わってまいります。

Re: 第82回俳三昧06 - 吉明

2019/08/23 (Fri) 15:05:23

どなたかが、鑑賞は音楽で言えば(演奏)と書かれていたのを読んだことがあります。この句は読む人によって様々な演奏が出来るように思いました。わたしは「短夜の窓」は人間の心の奥底にある窓であり、「遺影の列」はこれまでに関りをもった人々との軋轢や思い出を過去のものとして忘れ去ってゆく事の象徴として読みました。

Re: 第82回俳三昧06 - 田中耕司

2019/08/19 (Mon) 14:44:03

遺影の列って言ってるのは、この時期だから広島や長崎の事を想うのが自然なんだろうが、短夜の窓ってのはどこの窓なのかって疑問に私には答えるべき経験も知識もないってのが情けないのだが、そういえば作者は九州の出身で私とは違う思いがあって当然だと思わされた。ちなみに私の甥や姪は広島に暮らしていて八月の原爆忌には私などよりよっぽど深い思いを持っている。このギャップはなくさなければといつも思わされている。

第82回俳三昧07 - 俳三昧

2019/08/12 (Mon) 15:35:43

百日草の赤と黄色しわのある祖母の手   ゆきこ

Re: 第82回俳三昧07 - はるか

2019/08/28 (Wed) 00:42:17

一読して、「しわのある」を先に言わずに、最後に視線がしわに収斂していくように作ったほうが良いのではと思いました。由紀さん評のカメラワーク
赤い花→黄色い花→祖母の手【→しわ】
となるようにです。

そのためには「黄色」と言ってしまうと漢字続きで「祖母」とつなげるのは難があります。直弥さん評の「赤と黄と」などに変えるとこの難はなくなります。

百日草の赤と黄と祖母の手のしわ

さて、そうしてみると…何となく、平凡なのですよね。
名詞が並んで、体言止めで。
「しわのある」として真ん中にしたのはこれを避けるためだったのかな?
やはり、動詞が欲しいですね。「照らす」とか、どうかな?

Re: 第82回俳三昧07 - 直弥

2019/08/27 (Tue) 08:45:58

花壇でよく見かけるポピュラーな花と祖母。秀斗さんの仰るように、自分も若さと老いとの組み合わせが光る句だと思いました。

「赤と黄色」もいいですが「赤と黄と」「赤色黄色」など、もう少しリズム感を持たせてもよかったのでは。

Re: 第82回俳三昧07

2019/08/27 (Tue) 01:01:38

うーん、「しわのある」の部分がもったいない気がしました。もっと皺の影とか肌の色とか祖母のなにかディティールに焦点を絞るというのはどうでしょうか?

祖母なのだから皺があるのは当然でちょっと語が付きすぎかなぁと。


Re: 第82回俳三昧07 - 秀斗

2019/08/25 (Sun) 17:14:26

百日草の色の鮮やかさと、祖母の手の対比と理解しました。祖母の老いを感じた一瞬をとらえたのかなと。私もカメラワークの一句かと思いました。

Re: 第82回俳三昧07 - 由紀

2019/08/23 (Fri) 11:01:38

私はカメラワークで読みました。
赤い花→黄色い花→祖母の手、と移るイメージです。
読んでいると赤と黄色が頭で混じり、日焼けしたオレンジの血色のよい手が浮かびました。
百日草のような華やかなかわいらしい方が浮かびます。
かつて百日草を育てていたのでしょうか。

個人的には祖母の手に動作があると、よりその人となりや百日草と祖母のエピソードが見えてくるのではと思いました。

Re: 第82回俳三昧07 - 吉明

2019/08/23 (Fri) 06:47:08

二物衝撃の句と取り合わせの句との違いをハッキリとは言えませんが、どちらかと言えば、この句は取り合わせの句に思います。衝撃を感じるか感じないかは読み手に委ねられますが、この句に関しては耕司評と同意見です。

Re: 第82回俳三昧07 - 田中耕司

2019/08/19 (Mon) 14:33:14

百日草の二色としわのある祖母の手、この二つを並列に並べているだけと言われても仕方のない作りになってしまっていると思う。祖母の手と言っているのだからもう少し祖母への想いを前面に出した方が一句に深みが出るのではないかと思った。まあ印象的だったのかもしれないが百日草についてはもうすこし軽くてもよかったんじゃないかな。

第82回俳三昧05 - 俳三昧

2019/08/11 (Sun) 18:24:12

絵はがき淡い花火の行方   こう

Re: 第82回俳三昧05 - はるか

2019/08/27 (Tue) 23:56:36

いやー上手い句ですね!
皆さんに全部言われてしまいましたので、繰り返しません。
皆さんの読みもいろいろな角度からでとても面白かったです!
句評楽しいな!と思える俳三昧になりました。
一点だけ、この言葉の選びからすると当然「淡い恋」が詠まれたものだと確信しています。

Re: 第82回俳三昧05 - ゆきこ

2019/08/27 (Tue) 21:38:25

夏らしい句だと思いました。
絵はがきと淡い花火がくっついてるので、「絵はがきの行方の淡い花火」とかどうでしょうか?

Re: 第82回俳三昧05 - 直弥

2019/08/27 (Tue) 09:12:31

「淡い花火の行方」でも完成されており句として好きですが、頭に「絵はがき」を付すことで奥行きを持たせているところが絶妙だと思いました。

Re: 第82回俳三昧05

2019/08/27 (Tue) 01:59:33

絵はがきと花火の取り合わせの句なのですが、単純な構成にはなっていません。

淡いも行方も、絵はがきと花火の両方に働いているようです。手紙と違う絵はがきの淡さ、花火の淡さ、絵はがきの行方、花火の行方とイメージがダブルで行き来するようにくみ上げられています。

そのことが句のイメージをよりふくらませていると感じます。

由紀さんご指摘のとおり母音も揃っていることでより調べの良さが増していると思います。

七七にも読めるのですが、じぶんは、絵はがき / 淡い花火の行方の取り合わせで、初回は読んで味わうのが良いのかなと思います。そのあとでいろいろに。。。。

Re: 第82回俳三昧05 - 秀斗

2019/08/25 (Sun) 16:49:11

作者は夏に切ない思い出をもっていらっしゃるのでしょうか。淡い、という言葉が句全体を纏める効果を発揮しているように思います。中身も明かされない絵葉書の行方はどこなのか。もしかしたら誰にも届かず花火のように消えていくのかもしれません。

Re: 第82回俳三昧05 - 由紀

2019/08/24 (Sat) 10:24:04

音と音節がとても綺麗ですね。
「*aai/aai/aai*/uu*」(4/3/4/3)
引っ掛かりなく読めることが「淡い」様子に相応しいですね。
作者が実際の花火を見ているわけではないことも「淡い」情感を際立たせています。
この絵はがきは贈られたものか、出先で見つけたものかなど、読者に物語を与えていますね。

「淡い恋」「恋の行方」の影響か相聞と読まれる可能性もありますが(実際吉明さんと耕司さんの評にもありますね)、それが句にとって良いことかそうでないか判断できずにいます。

Re: 第82回俳三昧05 - 吉明

2019/08/24 (Sat) 05:29:27

「淡い花火」をどのように捉えるか迷いました。絵はがきに描かれている花火の色彩、遠いところで打ち上げられた花火、初恋のころの悲しい思い出、絵はがきと作者の距離感がぼんやりしているように思いました。

Re: 第82回俳三昧05 - 田中耕司

2019/08/19 (Mon) 14:53:05

絵はがきってのは何だか特別な感じがあるといつも思っている。送ったほうも送られた方もそんな感じを持つように感じている。淡い花火の行方ってのはどんなものなのかな。淡い恋の行方だったら俺にまかしてくれって言えるんだけど、花火の淡いってのはどう思えばよいのか迷っている。

第82回俳三昧02 - 俳三昧

2019/08/11 (Sun) 18:16:01

もうセミが死んでるみんなあおむけ   耕司

Re: 第82回俳三昧02 - はるか

2019/08/27 (Tue) 23:24:49

自解の後で失礼します。
一読して、脳裏に浮かんだ映像は、

セミが死んでいる…一匹だけ
  ↓
あおむけで死んでいるセミ
  ↓
それが累々と一面に、いっぱいに増えて行く…

という感じです。
さらにセミから人間への連想も働きます。
的確な語順だと思いました。

自解の「ようやくセミが鳴きだしたと思ったら」あたりを詠み込むと聡評の「今年一回性」はもっと出せたようにも思いますが、それでは盛り込み過ぎになってしまいますね。

「セミの死」は本当によくある素材なので、難しい。自解にある「ストレイト」。ただの見たままの句のように思えるし、そう作ったのだろうけれども、長年の句作の背骨がこの語順に現れていると思いました。

Re: 第82回俳三昧02 - ゆきこ

2019/08/27 (Tue) 21:11:25

その通りですと思いましたが、仰向けでなく死んでいる蝉も見ました。も感情感がもう少し感じられても?

Re: 第82回俳三昧02 - 田中耕司

2019/08/27 (Tue) 11:11:43

今年の7月は気温が低く、なかなかセミが鳴かなかった。ようやくセミが鳴きだしたと思ったら、道にセミの死んだ奴が転がっていた。そこでもうセミが死んでるって思っただけのことで、こんな風にストレイトに一句を作ってもよいかなと思ってこうした。

Re: 第82回俳三昧02 - 直弥

2019/08/27 (Tue) 09:10:13

道に転がるセミの死骸が多くなるのに比例して、夏の終わりを感じるものです。

人間にとっても夏は短いものですが、「もう」が入ることで成虫となった蝉の命の短さがよく伝わってきます。

平仮名が多くしたことで、軽さが出しバランスを取った点もいいと思いました。

Re: 第82回俳三昧02

2019/08/27 (Tue) 01:34:03

今年の暑さから蝉がはやく死んでいるのを感じたという事なのでしょう。そういう今年の一回性を詠む意味で「もう」がとても大切な役割を果たしていると思います。

実景からの実感なのでしょうが、何回も読んでいたら「多死時代」と呼ばれ、高齢者がどんどん無くなっていく今の時代の様を象徴化して詠んでいるようにも感じました。



Re: 第82回俳三昧02 - 秀斗

2019/08/25 (Sun) 16:54:33

「もうセミが死んでいる」というところで、「もう」があることにより、セミの短命さがクローズアップされているように感じます。由紀さまも仰られておりますが、命のはかなさを想った句だと思います。

Re: 第82回俳三昧02 - 由紀

2019/08/23 (Fri) 11:26:23

叙情に走らない詠みが面白いです。
変な話ですが子供がセミを見たときのような、ストレートな感動が表れていると思います。
「みんなあおむけ」はセミのことなんでしょうけど、眠っている人間のようでもあり、生死のあわいの危うさも浮かびました。

Re: 第82回俳三昧02 - 吉明

2019/08/22 (Thu) 06:14:13

「もう」があることによりこの句にいろいろな意味や感情を与えているように思えます。それ故に句が柔らかくもなり、甘くもなっているようです。好みでいえば「もう」を削りセミの姿をクローズアップしたいです。


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