海紅俳三昧第2会場

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第64回俳三昧04 - 俳三昧

2018/02/02 (Fri) 13:14:44

皆既月食きづかず黒いマスクする     吉明

Re: 第64回俳三昧04 - 吉明

2018/02/19 (Mon) 06:42:41

皆様の深い読みに関心しています。皆既月食がニュースで取り沙汰されている夜、出先の都心から帰る車中に月食の事など気にも留めず、黒いマスクをしている若い人がたくさんいて、何かこの世の終末を思わせる異様な感じがしました。

Re: 第64回俳三昧04 - 聡

2018/02/12 (Mon) 01:08:20

世の中が明るい方向へ行っても、闇に覆われても、結局自分は、黒いマスクをするのである。
自分の手元には黒いマスクしかないのである。
というような感じで読みました。

マスクの黒は、変化への対応ができなくなった不器用さ、衰え、孤立、孤独、闇への埋没、未来への不吉な予感などなどを象徴した色として詠まれているように感じました。

人称が無いので自分のことを詠んだ句としてとりましたが、同時に、超高齢化社会のもたらす不安の予兆としても読めるなと思いました。

Re: 第64回俳三昧04 - 吉川通子

2018/02/09 (Fri) 15:02:13

みんなすごいなあ。黒いマスクってあまりみないな、と思っていました。
あまり赤い部分が見えなかったのかしら。
わたしはテレビで見ただけ、実際に見た方はどんな気持ちだったんでしょうね。

Re: 第64回俳三昧04 - 由紀

2018/02/06 (Tue) 19:05:41

黒いマスクの姿にダークヒーローを感じます。
口が見えない→言葉を発しない存在→但し黒いマスクの存在は真実を知っている、と考えました。

「きづかず」とありますが、本当に気づいていないのだろうか気になりました。
「きづかず」の立ち位置がどこにあるか迷っています。

Re: 第64回俳三昧04 - マヒト

2018/02/06 (Tue) 14:09:13

皆既月食にきづかずというのはどういうことなのかわかりにくいです。
月が黒いマスクをするイメージですかねぇ。

Re: 第64回俳三昧04 - 田中耕司

2018/02/05 (Mon) 14:59:30

皆既月食だから黒いマスクって言ったのかな。少しわかりにくな。まあ、月でも、自分でも、いまどきの世間の様子と見てもどれでもよさそうだと感じたよ。もうすこし許してもらえば、今の日本全体が黒いマスクで本音を隠してるってことかな。

Re: 第64回俳三昧04 - すすむ

2018/02/04 (Sun) 15:47:18

こうさんの読みすごいです。なるほど。

Re: 第64回俳三昧04 - こう

2018/02/04 (Sun) 14:18:56

月の明かりがなくなってマスクの白(純白)が消え黒い影になってしまった様子を象徴的に詠まれたのでしょうか。そうであれば主体は本人であると思いました。

Re: 第64回俳三昧04 - すすむ

2018/02/04 (Sun) 03:39:09

最近流行りの黒いマスクを着けている人達と月蝕の対比と読みました。「する」の言い切りだと詠み手本人の行動のようにもとれますが。

Re: 第64回俳三昧04 - はるか

2018/02/03 (Sat) 22:54:55

私も「きづかず」「黒いマスクする」の主体がわからないなあと思いました。
主体が月だったら?
月の擬人化を考えると、もう少し面白いものが出てきそう。「きづかず」ではなくわざとマスクしたり……とか。

Re: 第64回俳三昧04 ゆきこ

2018/02/03 (Sat) 14:35:48

月が黒いマスクしていくならわかるんだけど。きづかずだから人が黒いマスクするってこと?

第64回俳三昧01 - 俳三昧

2018/02/01 (Thu) 20:32:02

盆地の暗いスノードーム底を走る     はるか

Re: 第64回俳三昧01 - 吉明

2018/02/19 (Mon) 06:15:48

スノードームがハッキリイメージ出来なかったので勘違いしてしまいましたが、「盆地は」と限定してしまうと、どうしても堅苦しい感じになってしまいます。聡案の1)も良いですが、あれこれ考えてみるとやはり原句のままのやや未完な緩やかさが好いと思います。

Re: 第64回俳三昧01 - はるか

2018/02/18 (Sun) 20:39:47

雪の降る夕方、車を走らせていて、空を見たら全天灰色の雪雲でふさがれた様子がスノードームのようだと感じました。

スノードームのイメージはキラキラしていますが、全天グレーの雪雲で、しかも夕方だと、降る雪も影が差して、白というより灰色か黒の点々です。
キラキラとはちょっと違う、空に蓋をしたような気分を出したくて「暗い」と入れたのですが、全国区に合わせ、キラキラのイメージで作る方がわかりやすいかもしれません。
盆地はスノードーム底を走る
これでいいのかも。
ご意見をお願いします。

あと、すすむさんの評にあった視点については、かなり意識して作ったつもりです。

Re: 第64回俳三昧01 - 聡

2018/02/12 (Mon) 02:22:54

「盆地の暗いスノードーム」までと、結句の、「底を走る」の分量に差がありすぎて、結句が唐突に感じます。

盆地が暗いスノードームだという意味合いでの助詞(の)だとすれば、省ける気もします。

暗い盆地スノードーム

で、スノードームをブリッジ的につかって

    スノードームの底を走る

の、二句一章形式に持ってくる。

1)暗い盆地スノードームの底を走る

で結句の唐突感はなくなると思います。

暗いと底の付きすぎ感を避けるのであれば、暗いを英語の泣く(CRY)にして、ニュアンスを変えるって言うてもあるかも。。。。

2)Cry盆地Snow domeの底を走る

って、ちょっとやりすぎかなぁ。。。(汗


Re: 第64回俳三昧01 - 吉川通子

2018/02/09 (Fri) 14:47:17

盆地を言いたかったんだろうな。
スノードームも盆地と言葉が出ていると分かるけど、盆地がなかったらわからないかも。
でも言ってしまうと、重なっている気もします。
底を走ると書いてあるけど、盆地をどこか高い所から見ているように感じます。

Re: 第64回俳三昧01 - こう

2018/02/07 (Wed) 20:16:43

オリンピックのハーフパイプが思い起こされました。これはスノードームがあるからでしょうね。スノードームを別の言葉に置き換えればもっと広がり(奥行き)がでるような気がするのですが、これで良いような気もします。

Re: 第64回俳三昧01 - マヒト

2018/02/06 (Tue) 14:22:13

盆地だから周りを見るとそこにいる感じがするのでしょうね。
雪が積もりとなおその感が強くなるのかなぁ。

Re: 第64回俳三昧01 - 田中耕司

2018/02/05 (Mon) 15:05:39

盆地って印象がどういうものなのか平野に生まれて育ってきたのであまりよくわからないんだな。ただ,雪明りって言葉があるくらいなんで、暗いんじゃなくて、明るいってイメージがどうしても付きまとうんで困ってる。昔からよく言われてんだけど、盆地の底で暗いっていうのはどうかなって思っちゃうんだな。

Re: 第64回俳三昧01 - 由紀

2018/02/04 (Sun) 17:12:28

放射冷却が浮かびました。
可視化された冷気がキラキラしているイメージです。
静けさのなか躍動感もあり、生命力を感じさせる句と思います。

Re: 第64回俳三昧01 - すすむ

2018/02/04 (Sun) 03:45:09

神秘性と箱庭感が素晴らしいです。確かに盆地をとって最後に走っているもの(車?)を具体的に加えるとさらにジオラマのような「自分を眺める自分」の視点で面白くなると思いました。

Re: 第64回俳三昧01 - 吉明

2018/02/03 (Sat) 17:44:57

前回の由紀さんの句との対比が面白いです。はるかさんの実力の見せ所だと思いますが、「盆地」と「スノードーム」が同じ様な情景に思えダメ押しと思いました。

第64回俳三昧10 - ー 俳三昧

2018/02/11 (Sun) 22:46:56

ヘイオン世界急旋回バラバラサザンカ   聡

Re: 第64回俳三昧10 - はるか

2018/02/18 (Sun) 20:03:19

平穏世界の急旋回、は平和の祭典であるオリンピックが政治的に利用され、色々なことが急に決定したり変更されたりという目まぐるしさを言ったものでしょう。冬季は旋回する競技も多いですし。

原句について考える前に吉明さんの案が出て、おお!すごすぎる!と思ってしまいました。「バラバラ」を「薔薇薔薇」とするところが特に。
吉明さんらしさが出過ぎる感じはするので、聡句としてどうかと言うと難しいのかな?

Re: 第64回俳三昧10 - 吉川通子

2018/02/17 (Sat) 08:02:55

山茶花の花が見るも無残にバラバラになって散っていくその姿が目に浮かびます。
それにしても世界情勢がそうなってしまっては大変。
具体的には言ってないけど、冬季オリンピック開催中にちょっと不安を感じてしまった句です。

Re: 第64回俳三昧10 - 吉明

2018/02/13 (Tue) 06:22:19

急変する世界とバラバラになった山茶花の様子、韻もリズムも句意もすんなり入ってきますが、ひらがな、漢字、カタカナの組み合わせがそれほど効果的に使われているとは思えません。いっそ
平穏世界急旋回薔薇薔薇山茶花 ではどうですか。

Re: 第64回俳三昧10 - 聡

2018/02/12 (Mon) 03:16:58

へいおん世界急旋回バラバラサザンカ   聡



の間違いでした。
訂正してお詫びいたします。
こちらのほうへの句評をお願いいたします。

第64回俳三昧05 - 俳三昧

2018/02/02 (Fri) 16:26:57

ずわいがに動いたね法事のCMはじまったね     由紀

Re: 第64回俳三昧05 - 吉川通子

2018/02/18 (Sun) 16:26:30

皆さんのご意見を読んでいて、もう一度。
法事のCMもどうも思い当たらないし、見たことがあるあのお店の大きなカニはズワイガニ?考えもしなかった!
法事とカニをどう結び付ければいいのかな。
やっぱり、考えたことになりませんでした。
由紀さんの自解待ちましょう。

Re: 第64回俳三昧05 - 吉明

2018/02/13 (Tue) 07:39:14

このずわいがにはカニ道楽の巨大なカニの動く様子ととりました。だんだんこの句の面白さが見えてきました。どんな面白さと問われれば、「ワーとした」面白さだと答えます。

Re: 第64回俳三昧05 - はるか

2018/02/12 (Mon) 15:34:21

ずわいがにが水族館にいるのではなく、売られているものならば、既に死が確定しているけれど、まだ生きている状態。

そういうことを考えている時にたまたま法事のCMを見て、類似するものを感じた、ということでしょうか。

CMは生きている人向け、でも法事って死ぬ前提。
どちらも死が確定している、というのは同じである、と。

Re: 第64回俳三昧05 - 聡

2018/02/12 (Mon) 00:26:49

市場の水槽にズワイガニが入っている。作者が水槽の前に佇んでカニを見ていると、濃い青紫がかった甲羅や足がもぞもぞ緩慢に動いている。

〇〇水産のお兄さんが威勢よく、カニを作者に薦め始めた。もし作者が買えば、その瞬間にこのカニの死は確定する。兄チャンの売り文句は死のCMなのだ。

カニは食いたい。旨いし。でも、茹でられたカニでよいのだ。今このカニの死を自分が決めたくはない。そうおもうと、作者は逃げるように水槽から踵を返したのだった。

死というくくりで、こういう解をしてみたけど、違うんでしょうね。

むしろ作者にとっての現実を二点、無作為に取り出してありのままに並べてみた試作ではないかと推測します。由紀さんなりの無中心論的アプローチとも感じました。

Re: 第64回俳三昧05 - 吉川通子

2018/02/09 (Fri) 15:22:49

ちょっとわからないかな。

Re: 第64回俳三昧05 - マヒト

2018/02/06 (Tue) 14:11:03

確かに上と下のつながりがわかりませんが、面白いです。
ただ法事のCMってなんだろう?
そういうのやってるのかな。

Re: 第64回俳三昧05 - 吉明

2018/02/06 (Tue) 06:04:11

確かに上句と下句で関係ないほうがシュールで面白いのですが、そこにショックやスパークが生まれるか生まれないかが句にとっての問題だと思います。

Re: 第64回俳三昧05 - こう

2018/02/05 (Mon) 19:44:18

実体験は伴っていませんのであくまでイメージですが、昭和のコメディアンのようなリズミカルさとナンセンスを感じます。上句と下句には何らかの繋がりがあるのかもしれませんが、むしろ関係ないほうがシュールで面白いですね。

Re: 第64回俳三昧05 - 田中耕司

2018/02/05 (Mon) 15:27:38

誰かに話しかけているような言葉使いで、こういう形での句作もあるんだなって感心してるとこ。ずわいがにと法事って取り合わせも、私にはできないな。いろいろな組み合わせが考えられて面白いと思う。家族とか、昔のの仲間とか、下らない与太話が思い浮かべられる。

Re: 第64回俳三昧05 - すすむ

2018/02/05 (Mon) 01:19:38

最初、かに道楽かと思いましたがCMが出てくるので室内でしょうか。実家でカニ鍋を用意しながら地元のローカルCMを見ている風景が浮かびました。

Re: 第64回俳三昧05 - 吉明

2018/02/04 (Sun) 09:42:49

テレビのコマーシャルで葬儀のCMなら知っていますが、法事のCMは思い浮かびませんでした。由紀さんの事ですから単なるイメージではなく何か暗示や皮肉が隠されているのか考えてみましたが、益々分からなくなりました。ピントが定まっていないように思います。

Re: 第64回俳三昧05 - はるか

2018/02/03 (Sat) 23:01:10

ずわいがにが動くのだから、場所は市場でしょうか?
ずわいがにと法事のCMの対比は何を意味するのでしょう?
この謎かけはもう少し考えてみなくては。

第64回俳三昧のお知らせ - 俳三昧

2018/02/01 (Thu) 00:12:14

二月の俳三昧のお知らせです。

今回は「初期のスタイルでやってみよう」という企画です。
日程に区切りを設けず、評者間でのやり取りをもう少し促す形で進行します。
どうなるか、出たとこ勝負でちょっと不安ではありますが、どうかよろしくご協力お願いします。

*俳三昧は海紅同人による句会です。
同人以外の方の書き込みはご遠慮下さいますようお願い申し上げます。

Re: 第64回俳三昧のお知らせ - はるか

2018/02/16 (Fri) 08:50:52

さて、ここから第二ターンに入りたいと思います。
後から参戦の聡氏を除き、自解、作者から評者への問いかけなどをお願いします。よろしく!

Re: 第64回俳三昧のお知らせ - 俳三昧

2018/02/01 (Thu) 20:50:57

まず一句UPしました。
他の方の句は受付け次第、順次UPしていきます。
今回は出そろうのを待たずに、どんどん評をつけていただく方式になっておりますので、よろしくお願いします。

第64回俳三昧07 - 俳三昧

2018/02/04 (Sun) 13:47:35

泣いているのは月なの?わたしなの?     ゆきこ

Re: 第64回俳三昧07 - はるか

2018/02/13 (Tue) 15:19:37

泣いてるのは月なの私じゃないの

あえて否定する、という手法でこういうのはどうでしょうか。
う~ん、イマイチかな?まあ、考えるきっかけになれば。

Re: 第64回俳三昧07 - 由紀

2018/02/13 (Tue) 13:30:54

月が泣いている情景はどんな情景だろう、と考えていました。
雲でにじんだ姿なのか、それとも泣いている「わたし」の涙で月がにじんで見えるのか、後者で読みました。
月もわたしもきっと同じ心持ちで、その心持ちが月と私を隔てた空間を満たしている、スケールの大きい様子が浮かびました。

「のは」は省略可能かなと思います。
疑問形の戸惑う様子を際立たせるために、「のは」をとって「泣いている」を強い断定にしてみても良いかと思いました。

Re: 第64回俳三昧07 - 聡

2018/02/12 (Mon) 00:47:20

すすむさんが、台詞(散文)みたいに感じてしまうのは、助詞(は)があるために結句まですべて一本の延べ板の様に言葉が連なってしまうためだと思います。

1)そこで延べ板状態になるのを避けるため、倒置法
  をつかって、

  月なの?私なの?泣いているのは

  としてみる。

あるいは、(ここからは自分の好みになりますが)

2)月か自分かだけでなく、状況まで全部徹底して
  ぼかして、更に韻文(脚韻)を強化してしまう
  アプローチ

  月なの?わたしなの?泣いてるの?

というのは、いかがでしょうか。

Re: 第64回俳三昧07 - 吉川通子

2018/02/09 (Fri) 15:07:13

実際に自分の感覚で、どちらが泣いているのかわからないような気持になったんじゃないかな。
月が泣くはずないし、と思いながら、自分の気持ちがよく掴めていない、そんなことを詠んだのかな。

Re: 第64回俳三昧07 - マヒト

2018/02/06 (Tue) 14:14:18

ボクもわたしなの?はいらないように思います。

Re: 第64回俳三昧07 - こう

2018/02/05 (Mon) 19:39:10

思いきって「わたしなの?」を削ってしまった方が句意もインパクトも伝わるような気がしました。

Re: 第64回俳三昧07 - 田中耕司

2018/02/05 (Mon) 15:41:16

由紀作品と同じような感じなのだが、自問自答しているのか、誰かに話しかけているのかちょっと難しいな。二つの疑問にどう答えるのか、結句のわたしなの?を、わたし?にした方がよりインパクトが強くなるんじゃないかと思っている。

Re: 第64回俳三昧07 - 吉明

2018/02/05 (Mon) 05:53:43

疑問符で終わる歯がゆさは否めません。句をぼやかした感じがしますが、それが効果的なら良いのですが、まだ推敲できるように思います。

Re: 第64回俳三昧07 - すすむ

2018/02/05 (Mon) 01:40:02

なんだか台詞みたいです。もっと状況を限定させて意味を絞り込んだ方がいいと思いました。

Re: 第64回俳三昧07 - はるか

2018/02/04 (Sun) 19:36:01

泣いているのはわたし、と言い切るところから始めたいと思うのは好みの問題かなあ?
それやるとゆきこさんらしさがなくなるかもしれないし……。
どちらにしても、語順によって、あとからそういうことか、とわかるような仕掛けはできそう。

第64回俳三昧03 - 俳三昧

2018/02/02 (Fri) 08:39:30

晴れ泣くなちいん仙一亡くなれば     耕司

Re: 第64回俳三昧03 - 由紀

2018/02/12 (Mon) 22:13:25

星野仙一の人柄が回文のなかに表れていていいと思いました。
闘将にはまさに「晴れ」ですね。

「晴れ/泣くな/ちいん/」と前半に切れが三つあり、リズムが細かく分断されるのが気になりました。
切れを減らした回文句案を出したいと考えていますが、回文が私には浮かびません……。

Re: 第64回俳三昧03 - 吉川通子

2018/02/09 (Fri) 14:55:03

今回は私でも回文とわかりました。
それにしてもよくできますね!
昔のある有名などなたかの句会で、回文を作るコーナーがあると聞いたことがあります。驚きです。そうだったら、俳句やれなかったな。

Re: 第64回俳三昧03 - 田中耕司

2018/02/08 (Thu) 03:24:51

音賭しては、カタカナのほうがそぐわしいとは思ったんだけど毎朝仏壇に向かうと、あのちいんは平仮名で聞こえているって思うんだな。カタカナに感じるほんの少しのかたさが好きじゃないんでね。

Re: 第64回俳三昧03 - こう

2018/02/07 (Wed) 20:07:09

やっぱり仏壇の音ですよね。私もカタカナのほうが音の響きが伝わるような気がしました。
それにしても面白いですね。

Re: 第64回俳三昧03 - はるか

2018/02/07 (Wed) 00:08:47

吉明さんの読みが当たりでした。
カタカナの「チイン」に賛成します。

Re: 第64回俳三昧03 - マヒト

2018/02/06 (Tue) 14:15:49

回文だ。
上手くできています。さすが。

Re: 第64回俳三昧03 - 田中耕司

2018/02/05 (Mon) 15:47:12

毎朝、起きるとすぐにお湯を沸かして、仏壇のお茶を入れ替える、そしておりんをちいんと鳴らす。そこから、星野仙一の訃報を聞いて、回文になってるじゃんて思っただけで他に何もなし。

Re: 第64回俳三昧03 - はるか

2018/02/04 (Sun) 19:39:49

納得しました。鼻かむ音ですね。

Re: 第64回俳三昧03 ゆきこ

2018/02/04 (Sun) 09:20:20

最初わからなかったけど、もういっ回読んでわかりました。ちいんは鼻噛む音ですね。

Re: 第64回俳三昧03 - すすむ

2018/02/04 (Sun) 03:32:58

ちいんもですが、最後の「亡くなれば」はあまりに回文先行で意味が通じなさすぎだと思います。

Re: 第64回俳三昧03 - 聡

2018/02/03 (Sat) 23:35:28

泣くなの後にちいんがあるので、鼻をかんでいる様子と取りました。

Re: 第64回俳三昧03 - はるか

2018/02/03 (Sat) 22:41:02

回文はすぐわかったんですが、「ちいん」がわからなかったんですよ。仏壇のチンの音かぁ~なるほど。

Re: 第64回俳三昧03 - 吉明

2018/02/03 (Sat) 17:23:17

先日お亡くなりになった星野仙一監督のご冥福を祈って回文に仕立て上げたのだと思いますが、ちいんが仏壇のチンの音だとするとカタカナの「チイン」の方がその音色が響くように思います。

第64回俳三昧02 - 俳三昧

2018/02/01 (Thu) 22:10:25

ガチャンチェーンハズレ油油     マヒト

Re: 第64回俳三昧02 - 聡

2018/02/12 (Mon) 01:40:33

カタカナと漢字の視覚差による描写の対比、なるほどと思いました。

通子さんのコメントから、閃いたのですが最後の油のところを中国語にしてもすごく面白いなと思いました。

加油=頑張る、頑張れ

ガチャンチェーンハズレ加油

日本語カタカナ表記で加油の一番近いピンイン(発音)は、ヂァイォウ(jiā - yóu)らしいです。

日本語中国語っぽい感じでは、ジャヨーとも言うみたいです。

ガチャンチェーンハズレ加油(ジャヨー)

日本語の嘆き感と、それでも直そうと頑張る感が混じって面白いなと思ったんですけど、無理かな(汗w

Re: 第64回俳三昧02 - 吉川通子

2018/02/09 (Fri) 14:50:05

油油で油まみれの様子がよくわかりますね。
たまたま、シャンシャンの句を作った時だったので、あれっ中国語かなって思いました。

Re: 第64回俳三昧02 - こう

2018/02/07 (Wed) 20:11:39

カタカナ部分の勢いのよさから急に漢字になったことにより、とたんにそれまでの勢いが止まったように感じます。
日本語の面白さですね。表意文字でありたかったというマヒトさんの試みはまんまと成功しているように思えます。

Re: 第64回俳三昧02 - はるか

2018/02/07 (Wed) 00:04:31

油が滴るイメージなんですね。
だとすると、カタカナとの対比で油の粘度が感じられるように思いました。
スピードが急に遅くなるようです。
カタカナと漢字の組み合わせで面白い効果が出るんだなあ。
これはひとつ、実験の成果ありと言っていいのかも。

Re: 第64回俳三昧02 - すすむ

2018/02/06 (Tue) 21:40:34

油だけ漢字にする事でベトついた生々しさが出ていると思います。しかも二つ重ねる事であちこちに着いてしまったという滴りも感じました。

Re: 第64回俳三昧02 - マヒト

2018/02/06 (Tue) 14:20:53

油を漢字にしたのは視覚的にそのほうがいいかと思ったんですよね。
表音文字ではなく表意文字でありたかったのです。
記号的なものを求めたというか。

Re: 第64回俳三昧02 - 田中耕司

2018/02/05 (Mon) 15:13:37

昔はよく自転車のチェーンが外れていたけど、最近は、性能がよくなったのか、あまり見なくなったな。そのチェーンを直すと手が油でどうしようもなくなっちゃて、そこらのもので手をふいては、お袋に怒られたな。ただ油だけを漢字にしているところにほんの少し疑問が残るな。

Re: 第64回俳三昧02 - 由紀

2018/02/04 (Sun) 18:35:32

片仮名がモノというより音のイメージが強く、対比で油が生々しく映ります。
油油は「油」「油」とそれぞれの滴なのか、どろっと漏れた感じなのか考えています。

Re: 第64回俳三昧02 - すすむ

2018/02/04 (Sun) 04:08:01

意味というより感覚的な句姿として、ハズレの片仮名も油油の繰り返しも効いていると思います。

Re: 第64回俳三昧02 - 吉明

2018/02/03 (Sat) 17:36:49

俳句っていうよりフリージャズっていう感じです。マヒトさんがどこまで言葉でジャズるのか楽しみにしてます。

Re: 第64回俳三昧02 - はるか

2018/02/02 (Fri) 13:31:07

自転車のチェーンがはずれてしまったんですね。
簡潔に説明的にならずに形にしているところは流石です。
問題は「油油」の部分かな?
油で汚れてしまって慌てているのか、チェーンに油を差そうとして機械油が見つからなくて探している状況なのか、考えてしまいました。
カタカナの流れでここだけ漢字表記にしたのも、成功しているのか、ちょっと判断がつきません。その辺、皆さんの意見もお聞きしたいところです。

第64回俳三昧08 - 俳三昧

2018/02/04 (Sun) 19:02:14

新宿弔う外人梵字     こう

Re: 第64回俳三昧08 - 聡

2018/02/12 (Mon) 00:01:51

オレンジがかかった黄色の袈裟をきたインド系?か密教系の外人僧侶が新宿の街角で経を唱えている風景を幾度か見たことがあり、それを思い出しました。

先般のビッグイシューの句にも感じたけど、こうさんの句は、風俗(人間のリアルな光景)を切り取る視線が結構多い印象です。

「新宿」で土地のイメージは出ますが、弔うが、どの言葉に一番重心が強くかかっているのかが、自分には読み取りにくいです。

弔うの位置によって、重心のかかり具合が分かりやすくなれば、もっと句意を推測しやすくなるのでは?と感じています。

Re: 第64回俳三昧08 - 吉川通子

2018/02/09 (Fri) 15:33:38

これも難しいな。
弔うとあるから、「外人梵字」と「外人墓地」は関係あるのかなと思います。
今やどこへ行っても考えていた以上に海外の方が増えていますよね。新宿らしさが無くなっているということかなとも考えたけど、もともと新宿ってと考えちゃいますし。
軽井沢でも、中国語、韓国語、たぶんタイ語など飛び交っています。

Re: 第64回俳三昧08 - はるか

2018/02/07 (Wed) 22:16:35

由紀さんの「刺青」から、こんなストーリーを想像しました。

新宿でふと見かけた外人さん。
タトゥーの梵字がなんとなく「弔」という漢字に似ている気がした。
他にも何人か梵字Tシャツを着ている人がいたりして。
新宿は巨大な外人墓地だ、という幻視に襲われる。
果たして弔われているのは誰なのか?

Re: 第64回俳三昧08 - 由紀

2018/02/06 (Tue) 19:16:03

梵字は刺青を想像しました。墓地もありそうです。

音が良いですね。
早口になる様子や濁音の調子が念仏のようです。
淀んだ響きもあり、葬列のような通行人の列が浮かびました。

Re: 第64回俳三昧08 - マヒト

2018/02/06 (Tue) 14:12:40

正直まったく意味が分からないのですが、新宿に外国人が多いということなんのかなぁ。

Re: 第64回俳三昧08 - 吉明

2018/02/06 (Tue) 05:56:23

先日、久々に横浜のある繁華街に行ったら外国人が多く看板やネオンも外国語で、以前とはすっかり様子が変わってしまっていて、まるで異国に来たみたいな感じでした。昔の町の姿が懐かしく、寂しい思いがしました。新宿ならなおさらそんな感じがするのかと思いました。

Re: 第64回俳三昧08 - はるか

2018/02/05 (Mon) 20:40:52

外人梵字は外人墓地を暗示しているんじゃないか…というのは私も考えました。
新宿弔うとどうつながるのか、どなたか思いついた方、ご意見をお願いします。

Re: 第64回俳三昧08 - 田中耕司

2018/02/05 (Mon) 15:33:51

新宿が外国人に乗っ取られしまっているってことなのかな。梵字ってのは仏教の経典なんかに使われている、あのへんな字だよな、外国人にとっては、日本の文字より、梵字のほうが何かとっつきやすいのかもしれないな。そのあたりの謎が色々考えられて面白かった。

Re: 第64回俳三昧08 - すすむ

2018/02/05 (Mon) 01:36:23

梵字は卒塔婆とつながったり、外人梵字の響きが外人墓地に似てたりといろいろ考えてるんですが…新宿弔うが分かんなかったです。

第64回俳三昧06 - 俳三昧

2018/02/03 (Sat) 15:58:00

月曜の直方体スーツの塊     すすむ

Re: 第64回俳三昧06 - 聡

2018/02/11 (Sun) 23:42:54

ピカソ創始のキュビズムを自由律の手法に試している感じで面白いです。はるか氏も以前スーラの点描を意識した句を読んでいたのを思い出しました。

すでに他分野で開発された手法(概念)ですが、それを実際試して、なおかつ自作として仕上げるのは、勇気がいるし、至難の業には違いありませんね。
チャレンジし甲斐があるとおもいます。

ブルーマンデーで通勤風景を暗示しているのも巧いとおもいます。自分の好みですが、「月曜日の直方体」としたほうが、憂鬱感も強まり、律の調子も良くなるような気がします。

Re: 第64回俳三昧06 - こう

2018/02/10 (Sat) 20:42:29

直方体っていうのがとても良いですね。もはや人間ではない何か。色の使い方が逆説的で面白いです。

Re: 第64回俳三昧06 - 吉川通子

2018/02/09 (Fri) 15:19:19

東京へ行ったとき、通勤電車に乗り合わせるとこんな感じですよね。会社のエレベーターならもっとすごいかも。
辛いなあ。カーペンターズの歌に「雨の日と月曜日は」と言うのがあります。気分落ち込みますよね。

Re: 第64回俳三昧06 - はるか

2018/02/06 (Tue) 23:47:19

ゆきこさん、吉明さんが言及していますが、非常にビジュアルな句ですよね。
シュールレアリスムのような。
吉明さんの評にあった石田徹也調べてみました。
たしかに、思い浮かべる、というのはわかりました。
ただ、この句のイメージとしては怖さや暗さより、ポップで明るく乾いた感じになるかな、と思います。

Re: 第64回俳三昧06 - マヒト

2018/02/06 (Tue) 14:17:31

スーツ着た人がいっぱいという感じですね。
詰め込んで型にはめられたよう。

Re: 第64回俳三昧06 - 田中耕司

2018/02/05 (Mon) 15:20:52

この間、思わぬところで出会ってびっくりしたよ。先月の作品と今月の作品に、何か共通するものがあるような気がしている。私には、このような発想がないので、ただびっくりしているだけなのだが。月曜と、スーツと、直方体って取り合わせがなんだか不思議なバランスでカッチリ固まりすぎてるようにも感じるな。

Re: 第64回俳三昧06 - はるか

2018/02/04 (Sun) 19:13:14

最初、エレベーターかな?と思ったんですよ。
あれだと立方体ですよね。
都会はいたるところに塊があるのでしょう。
怖いような、滑稽なような…。

Re: 第64回俳三昧06 - 由紀

2018/02/04 (Sun) 17:08:03

背広の背中も直方体、列車も直方体、ビルも大体直方体ですね。
枠に収まらざるを得ない圧を感じます。

Re: 第64回俳三昧06 - 吉明

2018/02/04 (Sun) 10:01:03

僕も最初に思い浮かんだのが三十一才の若さで踏切事故で亡くなった画家石田徹也の作品でした。

Re: 第64回俳三昧06 ゆきこ

2018/02/04 (Sun) 09:39:46

怖い感じですね。グレーのスーツの連続が駅の階段やホームに見えるようです。現代美術で何人ものサラリーマンが匍匐前進する作品を思い出しました。

Re: 第64回俳三昧06 - はるか

2018/02/03 (Sat) 22:38:16

悲哀よりコメディっぽいなぁと思ってしまいました。
俯瞰図として見た時に、クスッと笑ってしまいますね。
「月曜の直方体」すごくインパクトがあります。

Re: 第64回俳三昧06 - 吉明

2018/02/03 (Sat) 17:30:20

サラリーマンでスシ詰めになった通勤電車の事かと思います。一片の感情も挟まない事により逆にクールな悲哀を感じます。

第64回俳三昧09 - 俳三昧

2018/02/07 (Wed) 21:18:46

雪原を走る三両電車小諸まで     通子

Re: 第64回俳三昧09 - 聡

2018/02/11 (Sun) 23:23:29

美しい景色が目に浮かびます。
以前湯田中温泉へ行くときに乗ったスノーモンキーの三両車両を思い出しました。

すすむさん説の、「小諸まで」で本人が乗っていることが分かるという前提で読むと、

「を走る」、「電車」がなくても十分伝わると思いました。

あくまでも自分の好みですが、

1)雪原の三両小諸まで

そっけなさすぎる感じなら、自分が乗っている感を加味して

2)雪のはら三両小諸までゆられ

みたいな感じでしょうか。


Re: 第64回俳三昧09 - はるか

2018/02/11 (Sun) 22:31:47

とりあえず、電車に乗っている、という前提で、
①雪原をゆく三両小諸まで
②雪原走りゆく三両小諸まで
の二つを提案します。
原句とあわせて比較してみて、皆さんの意見はいかがでしょうか?
他に提案があれば③~としてご提案ください。

Re: 第64回俳三昧09 - はるか

2018/02/10 (Sat) 22:56:56

小諸と言うと島崎藤村「小諸なる古城のほとり…」を即座に思い浮かべます。
地名マジック、というか、歌枕効果ですね。
「三両」で充分電車とわかるので、「電車」を省いたらどうかなと思いました。「さんりょう」の響きもいいし、句が締まるのでは。どうでしょうか?

Re: 第64回俳三昧09 - 吉川通子

2018/02/10 (Sat) 13:39:30

すみません!自解も含めどんどん進めていくと思ってしまいました。了解です。自解については一息つきます。

Re: 第64回俳三昧09 - すすむ

2018/02/10 (Sat) 12:09:10

「小諸まで」で作者が車内なのが分かりました。「小諸行」でもいいかと思ったのですが、これだと外から眺める感じですかね。

Re: 第64回俳三昧09 - はるか

2018/02/09 (Fri) 23:26:13

えーっと、気持ちはわかるんですけど、自解早すぎです!
ついでに耕司さん、マヒトさんも。
流れでもいいかなと思いましたが、やはりちょっとストップします。
皆さん自分の句についてはまだノーコメントでお願いしますね!
一応明日から参戦の方もいるかもしれませんので。
よろしくお願いします!

Re: 第64回俳三昧09 - 吉川通子

2018/02/09 (Fri) 15:39:12

雪原の置き場所、いろいろ考えたんですけどね。雪原って足元じゃないんですよね。山も木も田も畑もと広がっているんですよね。
自分もその電車に乗っているかどうか分かるかなと気がかりでした。

Re: 第64回俳三昧09 - 田中耕司

2018/02/09 (Fri) 13:02:00

吉明説に同じ感じを持っている。これを言う必要はないのかもしれないが、足元にある、雪原を先に言ってしまうのはどうなのかって思ってしまう、そう教えられてきたから。もう少し言葉の並べ方が、ほかにもありそうだと思っている。

Re: 第64回俳三昧09 - 吉明

2018/02/08 (Thu) 06:30:50

若い方々の鋭く尖った句を読んだ後、この句が投句されてホットしました。「小諸まで」に情緒を感じます。俳三昧の振幅の大きさを嬉しく思います。私もこの頃この様な穏やかな句に心惹かれるようになってきました。

第63回俳三昧 2 - 俳三昧

2018/01/11 (Thu) 08:52:07

ストーブしずか聖書の醜いものがたり  聡

Re: 第63回俳三昧 2 - 聡

2018/01/31 (Wed) 22:01:24

部屋でガスストーブを使っており、エアコンよりはるかに早く静かに温まります。

聖書は聖人の教えばかりの印象があるかもしれませんが、人間のどうしようもない醜さ(悲惨さ)も、これでもかというくらい書いてあります。

ある冬の夜、静謐なストーブの温かい平穏時、不意に、人間の本性の暗い寒さが、不意に、自我を襲ったのをそのまま句にしてみました。

皆様のコメント、大変参考になりました。
ありがとうございます。

Re: 第63回俳三昧 2 - はるか

2018/01/25 (Thu) 00:17:33

聖書の醜いものがたりは思い当たるフシがありすぎですね。
しかしそれも「ものがたり」として冬夜、静かに受け止めている。年齢とともに穏やかさを得ている様子がうかがえます。
近頃の醜い話題も、大昔からあるんだよねえ、などと納得してみたり。

Re: 第63回俳三昧 2 - こう

2018/01/22 (Mon) 17:40:13

欧風な洒落た句でとても好きです。まるで物語の導入部のような奥行きを感じます。澁澤龍彦の世界に似た感じを覚えました。

Re: 第63回俳三昧 2 - すすむ

2018/01/20 (Sat) 00:27:37

要所のひらがな使いによって、この句自体にまるで物語の中のようなファンタジーな雰囲気を感じました。

Re: 第63回俳三昧 2 ゆきこ

2018/01/19 (Fri) 15:45:25

聖書の醜い物語は興味深く感じました。私はキリスト教の中高だったので聖書の授業がありました。礼拝でも必ず聖書のどこかを読まれていました。新約と旧約では旧約にはグロいお話がありました。でももう余り覚えてないです。ただ私はこの醜いはもっと違う意味で取りました。いかにも善人ぶる宗教に対してのことかなと。
面白い句だと思います。

Re: 第63回俳三昧 2 - 由紀

2018/01/19 (Fri) 13:08:30

「醜いものがたり」について調べてはみたものの、これだというものにたどり着けませんでした。
そのためストーブの情景から想像しています。
静かなストーブも人を殺めるほどの灼熱で燃えており、時が来れば審判を下すのでしょう。
畏怖の念を持ってストーブを眺めるような思いに駆られました。

しかし燃えているストーブなのでしょうか消えているストーブなのでしょうか。
燃えているならば炎の様子が句に表れても良いかと思いました。

Re: 第63回俳三昧 2 - 吉明

2018/01/18 (Thu) 17:32:45

「ストーブ」「しずか」「ものがたり」で情景は浮かび上がってきますが、聖書を開いた事の無い者にとっては「醜い」を勝手に想像するしか無く聖書を読んだことの有る人とはこの句のリアリティーに大きな違いが出る様に思います。

Re: 第63回俳三昧 2 - 田中耕司

2018/01/18 (Thu) 15:39:05

ストーブしずかって、仮名で書いているところに何らかの意味があるのかなって思った。聖書の醜いものがたりも仮名で書いている。このような言葉の使い方や、漢字、仮名の使い分けなど、色々試しているようなのだが、もう少し時間がかかりそうだなあ。これも続けていくことが、苦しいけどきっと何かをつかめると思うな。

Re: 第63回俳三昧 2 - 吉川通子

2018/01/17 (Wed) 12:59:40

聖書の知識があまりないので、申し訳ないのですが、
醜いと思われるような物語があるのは聞いたことがあります。
冬のある夜の聡さんの過ごしている時間を感じます。

第63回俳三昧 6 - 俳三昧

2018/01/11 (Thu) 08:44:00

月さやかに盆地のふちまですき通る  由紀

Re: 第63回俳三昧 6 - 由紀

2018/01/30 (Tue) 13:22:45

スーパームーンの様子です。
見たままに詠むことを念頭に置きつつ、切れ字を使わずに器の質感を出すことなどを心掛けました。
「ふち」は縁であり、水をたたえる淵でもあります。

通子さんゆきこさんがおっしゃる通り、この盆地は由布院盆地です。
はるかさんとのシンクロ!驚きました。
はるかさんの句は錫の器のような光沢を感じさせます。

皆さまありがとうございました!

Re: 第63回俳三昧 6 - はるか

2018/01/25 (Thu) 00:51:49

「盆地のふち」は私も試行錯誤しているところでした。
私の場合、昼間ですけど。
盆のふち銀にかがやく月山葉山
今月の句と被ります。
何年も前から「盆のふち」だけはあったんです。
ちょっとシンクロしましたね。
私のはふちのみが対象で、由紀さんのは盆の内側すべてが対象なので、スケール感としては由紀さんの方が大きいように思います。

Re: 第63回俳三昧 6 - こう

2018/01/22 (Mon) 17:35:31

静謐な大和の情緒が漂っています。盆地のふち、言えそうで言えませんね。誰しもの脳裏にイメージが共有された良い句だと思います。

Re: 第63回俳三昧 6 ゆきこ

2018/01/20 (Sat) 08:52:56

美しい静かな冬の夜、感じます。
盆地のふちまで、が素敵です。由布院のことですか?

Re: 第63回俳三昧 6 - すすむ

2018/01/19 (Fri) 18:14:34

みなさんの言うように「月さやかに」と「盆地のふちまで」の言葉のセンスが凄いです。この句だけパノラマで景色が浮かびました。

Re: 第63回俳三昧 6 - 田中耕司

2018/01/18 (Thu) 15:22:40

この時期の月を、さやかにって言えるセンスをうらやましく思うな。盆地って帰郷でもしたのかな。盆地のふちってのも言葉の選び方のセンスが私にはないものだな。若い世代の感性に乗り遅れないようにしなければと思い知らされてるよ。

Re: 第63回俳三昧 6 - 吉川通子

2018/01/17 (Wed) 13:13:00

湯布院の様子かなあ。冬のある夜のきりっとしたお月様。
寒いけど、気持ちが引き締まりますね。

Re: 第63回俳三昧 6 - 吉明

2018/01/14 (Sun) 07:44:13

「さやかに」「ふちまで」言葉の選び方、使い方にセンスの良さを感じます。永遠の時の流れの中で、静かに静かに遠い昔に引き戻される思いがしました。

Re: 第63回俳三昧 6 - 聡

2018/01/14 (Sun) 00:54:44

「盆地のふちまで」が発見ですね。平明で叙景がわかりやすいのに月並みにならないところが凄いです。
言えそうでなかなか言えない表現ですね。

第63回俳三昧 4 - 俳三昧

2018/01/11 (Thu) 08:48:06

魚へんクイズ得意だよぉなんてお賽銭待ってる  こう

Re: 第63回俳三昧 4 - こう

2018/01/27 (Sat) 19:29:20

初詣のお賽銭の列に並んでいたときにどこぞから聞こえた言葉です。この列には並んでいる人の分だけ物語があるのだと実感しました。列が人の塊ではなくなった気がしました。皆様の意見大変勉強になりました。来月もどうぞよろしくお願いいたします。

Re: 第63回俳三昧 4 - はるか

2018/01/25 (Thu) 00:32:10

楽しいお正月の一コマを切り取っていて明るい気持ちになれますね。
「お賽銭」を待つ、だと主体が神様になってしまいそうで、ちょっとそこが気になりました。何か別の言い方があるのでは、と思いました。十分、状況はわかるのですが。

Re: 第63回俳三昧 4 - 由紀

2018/01/24 (Wed) 00:44:17

「だよぉ」がいいですね。
テンションが上がって声色が高くなっている様子が浮かびました。男性かしら?
(気になる女性辺りにクイズを吹っ掛けつつ蘊蓄を披露して良いところをみせようという魂胆が声を高くしてるのではと思いましたが、この解釈は私の心が歪んでいるだけだと思います)

はしゃぐ前半と冷静な後半(作者側)とでギャップがありつつも、その両者がお賽銭の行列に並んでいる一体感が面白いです。
賑やかな様子に幸先の良さが感じられる、縁起の良い句と思います。

Re: 第63回俳三昧 4 ゆきこ

2018/01/19 (Fri) 16:30:30

年明けの何気ない一場面が、微笑ましくていいですね。
こうさんが初詣で並んでいる時に、聞こえてきた言葉ですかね。

Re: 第63回俳三昧 4 - すすむ

2018/01/19 (Fri) 11:40:59

初詣の行列の子供でしょうか。「魚へんクイズ」「なんて」の言い回しも面白いですが、最後の「お賽銭待っている」がそのままで少し物足りない感じがしました。

Re: 第63回俳三昧 4 - 田中耕司

2018/01/18 (Thu) 15:32:53

初詣の人々の様子をとらえたんだろうな。大きな神社に出掛けたんだろう。なかなか順番が来ないので、魚へんの漢字をいろいろ言って遊んでいる。寿司屋の湯呑でも持っていればなんて思っちゃうな。いずれにしても平穏な正月を迎えた様子で、こっちも穏やかな気持ちにならせてもらったよ。

Re: 第63回俳三昧 4 - 吉川通子

2018/01/17 (Wed) 13:06:54

初詣の行列に並んでいるときの、二人のふとした会話。
次から次へとクイズの出し合いで、行列も苦ではないでしょう。

Re: 第63回俳三昧 4 - 吉明

2018/01/14 (Sun) 07:53:21

落語を聞いているような面白さと飛躍を感じます。どの様なストーリーが隠されているのかまでは読み取れませんが、「魚へんクイズ」寿司屋などによく貼ってある魚へんの漢字の魚の名前を読み当てっこしている場面を連想しました。

Re: 第63回俳三昧 4 - 聡

2018/01/14 (Sun) 01:24:42

訂正です。

今の人はみた→今の人は皆

でした。すみません。

Re: 第63回俳三昧 4 - 聡

2018/01/13 (Sat) 00:06:42

初詣の句かなと。今の人はみた行列に入るとスマホを操作するのが当たり前。

魚へんの漢字をあてるアプリをしながら、行列を待つのです。そのアプリがネタとして、一緒にいる友人(あるいは彼女?)との、とりとめもない会話の足しになっている様子を詠んだのかなと。

いかにも今風の正月の風俗を切り取って楽しいと思いました。

ただ、おいらはガラケーなんで、アプリなどは詳しくないのです。推測での読みが間違っていたらすみません(汗。

第63回俳三昧 1 - 俳三昧

2018/01/11 (Thu) 08:54:45

錆びた街角 ッポロビ ル  すすむ

Re: 第63回俳三昧 1 - すすむ

2018/01/27 (Sat) 13:47:07

この句は他の場では出しづらく「横書き」でしかも「声に出して詠まない」というネット句会という場だから生きたと思います。様々な句会の形の中で、それぞれに合った句というものがあるのだと思いました。

Re: 第63回俳三昧 1 - はるか

2018/01/25 (Thu) 00:09:00

これは今回の大きな収穫だと思いました。
明らかに新しい自由律へのアプローチです。
胸を張っていいと思います。
素晴らしい!

Re: 第63回俳三昧 1 - こう

2018/01/23 (Tue) 20:56:34

消す箇所が絶妙ですね~。「錆びた街角」についてはもっと突っ込めるような気がしましたが、全体のバランスを考えるとこれでいいような気もします。いずれにせよお洒落でポップな一句だと思います。素敵です。

Re: 第63回俳三昧 1 ゆきこ

2018/01/19 (Fri) 15:52:35

すすむさんが旅をした街の場面ですね。字の抜けた箇所に違った文字を入れても面白いです。

Re: 第63回俳三昧 1 - 由紀

2018/01/19 (Fri) 12:49:32

「錆びた」「 ッポロ」とで頭韻ができていることが斬新です。
ないはずの文字で韻が踏める面白さがあります。
また消えた文字が絶妙ですね。
頭文字の無いインパクトがありつつ、消えても意味の分かる文字と思います。

ふと「男は黙ってサッポロビール」というコピーを思い出しました。
リズムが近いので対のように読んでみたりもしました。
コピーと句の内容の対称性が際立って面白かったです。

Re: 第63回俳三昧 1 - 田中耕司

2018/01/18 (Thu) 14:55:20

歴史のあるお店の看板かな、古くなってペンキが剥げちゃってもそのままにしたまま、そんなお店はよくあったんだけど、最近はLEDなんてのが出来て電飾にすればきれいになるんだけど、そのままにしてる。こんなお店が一句になるなんて、だからこそ私のような年寄りはついていくのがやっとだよな。時代とともに変わっていく、それはどの世界にもあることだしうまく折り合って、受け入れていくべきなんだろうな。この一句は読んでいて時代を感じざるを得なかった。

Re: 第63回俳三昧 1 - 吉川通子

2018/01/17 (Wed) 12:55:19

錆びた街角から出ているので、「 ッポロビ ル」が何なのかわかりますね。ネオンの字が消えているのかなと。あるいは看板が錆びて字が読めなくなっている。
ずいぶん考えました。
この部分を言葉で言い表すために一生懸命考えているんだけど、と。私も見たままを詠む方ですが、見たまま、感じたままを言葉に変えて表現することが俳句なんじゃないのかな。
すすむさんにとっては何の抵抗もないのでしょうね。
抵抗がある方が、古いのかもしれませんね。
でも一度こんな手を使っちゃうと、もう2度目は使えないんじゃないかとすら思ってしまいました。

Re: 第63回俳三昧 1 - 俳三昧

2018/01/14 (Sun) 07:33:17

「 ッポロビ ル」に新鮮な閃きとオリジナリティーを感じました。それに対し「錆びた街角」が平凡ですが、その取り合わせが良いのかも知れません。この句を大手を振って賛成して良いものかどうか迷っている私の気持ちが既に定型化しているのだと思います。自由律と云えどもすぐに定型化してしまう気持ちに意識を向け、いつまでも自由な感性で新しい表現の為の冒険を恐れずにしてもらいたいと願っています。

Re: 第63回俳三昧 1 - 聡

2018/01/12 (Fri) 23:53:05

あくまでも自分の感想ですが、この句は、すすむさんの初期の代表作として、大事にされたら良いのではと思います。

サと-の部分が剥げ落ちたか、電飾の看板であれば、その部分の電源の接触が切れているかで、完全に読めないのでしょう。

看板から、錆びれた街の様が伝わります。

単純に看板の字が剥げ落ちているのであれば、昼間。電飾が消えているのであれば夜のニュアンスが出ることでしょう。

落剝した看板と錆びた街角のニュアンスが渋く響きあい、現代の侘び(俳味)を巧みに詠み切っていると思います。

自分で知る限りですが、海紅ではこれまでに誰もやったことのない表現手法で詠んだ点、やられた!と思いました。

第63回俳三昧 9 - 俳三昧

2018/01/11 (Thu) 18:03:38

お月様も空から降りて来てお正月  ゆきこ

Re: 第63回俳三昧 9 ゆきこ

2018/01/26 (Fri) 16:03:51

今年のお正月の元旦、二日は月がとても綺麗でした。まんまるで大きくて何とも言えず見とれてしまうくらい。
その月を実家から今住む横須賀のアパートに戻る時、車で見たときの光景です。住宅地の家の屋根と屋根の間に見え、お月様も寂しくて私たち人間とお正月を迎えているんだと思いました。それと同時に住宅地のどの家庭でものんびりほっこりお正月迎えてるんだなと感じました。また、吉明さんが言うように、亡くなった母も降りてきてという気持ちも心の中にはあったとは思います。空から昼間の空を連想させてしまうので、皆さんの取り方が日の出後や、丸もちになったのですね。
「お月様も夜空から降りてきてお正月」

Re: 第63回俳三昧 9 - はるか

2018/01/25 (Thu) 01:10:29

吉明さんも言っていますが、童話みたい。
かわいらしい句ですね。
月なので「空から」はなくてもわかるし、「も」もなくてもいいかなと思ったりはします。
でもあまりそういうこと言うとこのふんわり感が損なわれる気もするし…。
お月様降りてきていっしょにお正月
とか、どうでしょうか?

Re: 第63回俳三昧 9 - こう

2018/01/23 (Tue) 20:51:36

夜が明け、お月様が帰ってしまうのではなく、そのまま元旦の酒盛りの輪に加わるような、そんな物語性を感じますした。元旦の太陽にとって変わられてしまうお月様に向けられた目線に慈愛が宿っていますね。

Re: 第63回俳三昧 9 - 由紀

2018/01/23 (Tue) 13:34:52

お月様の姿に、寄り添うやさしさを感じました。
お月様「も」とあることで、地上の人たちが集まってお正月を迎えている様子が際立ちますね。
「お月様」「空」「降りて」「お正月」とoの音が続くのもいいですね。
やわらかい景色の中ゆるやかに降りていく様子が、音からも浮かびます。

Re: 第63回俳三昧 9 - すすむ

2018/01/19 (Fri) 11:46:38

聡さんの指摘にある、雑煮に浮かぶ丸餅と読みました。だとしたら餅の形による地域性(丸餅文化は西日本でしたっけ?)も加わって面白い句だと思います。

Re: 第63回俳三昧 9 - 田中耕司

2018/01/18 (Thu) 15:08:48

時期的にどうだったのかはわからないのだが、大みそかの月が下りてきたように感じたのかな。正月を迎える気持ちは、人によって色々なんだろうけどこんな風に思う作者のやわらかな心持を感じた。

Re: 第63回俳三昧 9 - 吉川通子

2018/01/17 (Wed) 13:47:25

元日の朝、初日を迎えた後にも、西の空にまだ残るお月さま。だんだん消えてしまうのですが、私も見ましたよ。
素直そんな様子と思いますが、どなたかを考えての句かもしれませんね。

Re: 第63回俳三昧 9 - 吉明

2018/01/14 (Sun) 08:18:17

ゆきこさんは幾つになっても心に童話を持っている人だと思います。それ故に悲しみも喜びも多く有るのだと思います。
この「お月様」は亡くなられたお母様ではないかと思いました。

Re: 第63回俳三昧 9 - 聡

2018/01/12 (Fri) 23:31:32

自分にはちょっと句意を読み取るのが難しいのですが、年越しの様子と解釈しました。

作者は、大みそかから新年を迎えずっと起きていて、明け方の月を見たのではないでしょうか。朝の月の位置は随分低い位置に来るので、それを降りて来てと詠んだのかなと思いました。

あるいは正月の雑煮の丸餅に、大みそかに見た月の丸い輝きを重ねたのかなとも読めました。



第63回俳三昧 7 - 俳三昧

2018/01/11 (Thu) 08:41:38

オリオン座見上げる遺伝子三代かな  通子

Re: 第63回俳三昧 7 - 通子

2018/01/25 (Thu) 10:43:23

この冬遊びに来た孫の宿題が、オリオン座を見ること。夫、娘、孫たちが並んで空を見上げている姿を見て詠んだ句です。繋がっているなと。(かな)が不評ですね。(だな)くらいの気持ちだったんですが。

Re: 第63回俳三昧 7 - はるか

2018/01/25 (Thu) 00:56:20

一読して「かな」はない方がいいなと思いました。
遺伝子三代で充分伝わります。
二代でもかなりの幸福感ですから、三代だとさぞかしと思いました。私も三代までいけるといいんですけどね!

Re: 第63回俳三昧 7 - こう

2018/01/23 (Tue) 21:06:26

年末年始に家族が揃った時の一場面を詠まれた句でしょうか。親子三代が同じ夜空を見上げる様子にグッときました。遺伝子という意味ありげな言葉にやや唐突さを受けたのですが、何か背景があるのでしょうか?

Re: 第63回俳三昧 7 - 由紀

2018/01/23 (Tue) 01:14:17

親・子・孫でしょうか、並んで見ている光景とオリオンの腰の三つ星が美しく重なります。
星がご先祖様を想起させることもあり、星空が三代を優しく見守っているようにも感じました。

オリオン座の時点で「見上げる」ことが浮かぶので、どんな風に見上げていたか踏み込んでも良いかと思いました。
個人的には、「遺伝子」とあるので三代共通の仕草や様子を見てみたいです。

Re: 第63回俳三昧 7 ゆきこ

2018/01/21 (Sun) 22:04:11

オリオン座、本当にきれいですね。遺伝子三代という言葉が同じように星を見上げているのですね。最後の「かな」は少し違和感があります。
「オリオン座見上げる遺伝子は三代」でも

Re: 第63回俳三昧 7 - すすむ

2018/01/19 (Fri) 18:11:05

親子孫の冬の姿を思いました。遺伝子の形もオリオンっぽいので面白いです。最後の「かな」の文語調だけ気になります。

Re: 第63回俳三昧 7 - 田中耕司

2018/01/18 (Thu) 15:03:35

そう言えば、作者の父上は星座なんかに詳しかったな。北斗七星しかわからない私にとっては、オリオンが冬の星座だとしか知らないんで話にならないよ。吉明説の三代目までは考えないでもいいのかもしれないな。お孫さんと一緒に冬の空の星座を、あれがオリオンだよなんて教えている、その時の小さな子供の反応が見えてくるようだ。こんな一句があってもいいのじゃなく、なくてはならない一句だと思う。.

Re: 第63回俳三昧 7 - 吉明

2018/01/17 (Wed) 15:01:01

どの世界でも世襲の三代目になると何の苦労もせずに(本人は苦労している積もり)家を継いでいるので、考え方も甘い者が多いようで、初代、二代目の苦労や情熱をオリオン座を見上げるように遥か彼方に見ている様な気がします。「三代かな」が説明になっているようですので、もう一押し欲しいところです。

Re: 第63回俳三昧 7 - 聡

2018/01/14 (Sun) 00:59:03

通子さんのところから見る星座は、さぞかし綺麗なんでしょうね。

満点の星空の雄大さと三代という長い時間の流れが巧く響いていると思いました。

第63回俳三昧 8 - 俳三昧

2018/01/11 (Thu) 08:39:43

日に染まる冬を平均律は走り抜け  吉明

Re: 第63回俳三昧 8 - 吉明

2018/01/25 (Thu) 06:56:12

はるかさんに成功していると言って頂けましたが、自分では又越えなければならない壁にぶつかった感じがしました。バッハの平均律は若い頃から今日まで頻繁に聞いている曲なので、誰でも知っているポピュラーな曲だと勝手に思い込んでいました。都心を抜け阿佐ヶ谷、西荻窪辺りから郊外へ向かって走る中央線の姿が好きで、バッハの平均律第一巻のプレリュードが聞こえる様な気がしました。耕司さんがよく言っている他者に分かりやすいように作る事の大切さと、詩である為に自分の作りたいように作る事とのジレンマを感じました。

Re: 第63回俳三昧 8 - はるか

2018/01/25 (Thu) 01:02:17

平均律はたしかバッハだったと。
冬の景色の中を音楽がひとすじ流れていく、そんな情景がありありと浮かんできました。
音楽を言葉で可視化しようという試みと思います。
とても美しく成功していると思いました。

Re: 第63回俳三昧 8 - こう

2018/01/23 (Tue) 21:16:13

平均律を調べましたが音楽音痴の自分には難しいですね。
日没がはやい(足の速い)冬の景色に或る美しいメロディが奏でられている(それは心の中だけのメロディかもしれない)、そんな様子が浮かびました。よく分からないけど何となく感じる、面白いと思いました。

Re: 第63回俳三昧 8 ゆきこ

2018/01/20 (Sat) 08:48:31

私も平均律がわからなかったです。走り抜けも少し引っ掛かりました。吉明さんの句の中ではクールで客観的な印象でした。美しい冬の夕方の情景について詠んでいるのかな?

Re: 第63回俳三昧 8 - すすむ

2018/01/19 (Fri) 23:08:38

平均律の表すものが分かりませんでした。冬の夕暮れのチャイムか下校の音楽、もしくは音階のようなグラデーションに染まる空の事でしょうか。

Re: 第63回俳三昧 8 - 田中耕司

2018/01/18 (Thu) 15:16:58

走り抜けるってあるんで、ビルエヴァンスの疾走って曲を思い出したよ。そこから、冬の陽の早い落ち方になにかを感じたんだろうな。この時期は、空気が澄んでいるんでこんな風に感じたのかな。いずれにしても、もう少しわかりやすいようにしてもらいたいなって思うよ。

Re: 第63回俳三昧 8 - 吉川通子

2018/01/17 (Wed) 13:41:50

バッハのピアノの教則本に平均律と言うのがありますね。上級者向けだったと思います。
そんなピアノの調べかなあ。
平均律と言う言葉には、難解な音楽の理論があるようですが、さらっと考えてこの言葉の使い方に驚きです。先月の男の余白に続きます。自分の勉強不足を痛感しています。

Re: 第63回俳三昧 8 - 聡

2018/01/14 (Sun) 01:21:23

平均律を調べたら難しくて余計に分からなくなりましたw なので平均律=調べと解釈することにしました。

日に染まる冬景色のあらゆる変化の段階にも美しさがあることを、24の調べ(平均律)に例えたのかなと思いました。

吉明さんの以前の作品に、「通奏低音流しに流してしまった」があります。音楽用語をつかった、自分の好きな作品の一つです。

絶えず新しい表現を求める情熱に感服します。

第63回俳三昧 5 - 俳三昧

2018/01/11 (Thu) 08:45:43

雪山に陽が射すそれだけで良い  はるか

Re: 第63回俳三昧 5 - はるか

2018/01/25 (Thu) 01:19:15

今日一日、何もなくても、この山の輝きを見ただけで充分幸せと言えるなあ、と思ったそのままを句にしました。
自然の美の力強さを感じました。
「それだけで良い」は迷ったところ。
私も足りないような、まだやりようがあるような気がしています。

Re: 第63回俳三昧 5 - 由紀

2018/01/23 (Tue) 23:12:17

潔さが良いですね。
白い雪山に白い陽が射して、ほんのりオレンジもしくは黄色。
句の景の色合いに引き算の美学を感じました。

初日の出かなと想像しましたが、そうであってもそうでなくても有り難みや荘厳さがありますね。

Re: 第63回俳三昧 5 - こう

2018/01/22 (Mon) 12:11:28

何故だかホッとしました。2つのセンテンスが調和し障りなく情景が浮かびます。平成も終わりを迎えつつある混迷の世情のなか、昔から変わらぬ日本の美景に安心します。

Re: 第63回俳三昧 5 ゆきこ

2018/01/21 (Sun) 21:53:59

雪山、山形の山きれいなのでしょうね。そこに日が射さしていて光と影が表されて何とも言えず、それだけでいいと感じたのでしょう。そういう時の気持ちは、きっと
清らかでまっすぐで美しいのだと思いました。

Re: 第63回俳三昧 5 - すすむ

2018/01/19 (Fri) 23:00:22

力強い言い切りが風景の強さを感じさせます。短いほど強度が増す気がするので「それ」とか「射す」とか削ぎ落としてもいいと思いました。

Re: 第63回俳三昧 5 - 田中耕司

2018/01/18 (Thu) 15:27:19

こういう感じ方は、横浜ではできないと思う。雪山に陽が刺す、それをどうこう言わない、言葉なんて無力なんだと言われているように感じた。先日、山形に出掛けた時の景色を思い出させてくれた。

Re: 第63回俳三昧 5 - 吉川通子

2018/01/17 (Wed) 13:09:17

確かに。それだけでという気持ちになりますが、もう少し何かほしいなと思ってしまいました。贅沢ですね。

Re: 第63回俳三昧 5 - 吉明

2018/01/14 (Sun) 08:03:22

はるかさんの思い切りの良さを感じます。複雑な思いは数限りなく有るけど、結局はそれだけで良いのですよね、それ以外は何もないのですよね、その諦めと潔さに共感します。

Re: 第63回俳三昧 5 - 聡

2018/01/14 (Sun) 00:44:55

晴れた青空と雪山の景がぱっと浮かびます。冬の澄み渡った空気まで感じられて清々しいですね。

第63回俳三昧 3 - 俳三昧

2018/01/11 (Thu) 08:50:28

缶コーヒー一気飲み羽織も袴もごちゃごちゃだ  耕司

Re: 第63回俳三昧 3 - はるか

2018/01/25 (Thu) 00:27:15

自解の後になり失礼します。
当然新成人ですよね。
ウチの息子も今年成人式、スーツでいたって普通に参加しました。
同窓会やら飲み会やらあったみたいですが、羽目を外さずに帰ってきたようで、ほっとしています。

Re: 第63回俳三昧 3 - 田中耕司

2018/01/24 (Wed) 14:27:42

ずいぶん前の話しなんだけど、北大路欣也の時代劇にジャニーズだと思うんだけど若い子がでたときに、立ち回りを終わっても欣也は全然着崩れていなくてびっくりしたなんて言ってた。その子たちはすぐに衣装の人に直してもらわないととても撮影などできなくなってしまったそうだ。先日の成人式の日に駅で何人かの新成人が待ち合わせでもしていたのか、寒さしのぎに缶コーヒーを飲んでいた。まあなれればどうということはないんだけど、おそらくはじめて羽織袴なんて着たんだろうからしょうがないけど。どうしたらこれほど着崩れちゃうのかなって思うほどぐずぐずになっていた。りっぱな民族衣装だからな、着られないってのはどうなのかなって思うんでこんなふうに感じちゃうんだな。だから本当は、ハオリハカマって書きたかったんだけど。そこまではいいかなって思いなおした。

Re: 第63回俳三昧 3 - こう

2018/01/23 (Tue) 20:45:53

缶コーヒー一気飲み➡耕司さん、羽織袴➡新成人の若者と捉えました。缶コーヒー一気飲みからやるせなさとほろ苦さを感じます。荒れた成人式に対する冷めた目線が想起されました。

Re: 第63回俳三昧 3 ゆきこ

2018/01/19 (Fri) 16:40:05

お正月か成人式の様子かと思います。
缶コーヒー一気飲みは人混みでせわしい様子、気持ちが上がっている様子、詠みとれました。

Re: 第63回俳三昧 3 - すすむ

2018/01/19 (Fri) 11:31:42

缶コーヒー一気飲みからは、甘ったるい缶コーヒーをチビチビではなく一気に飲めてしまう「若さ」を感じ、成人式の風景と読みました。コーヒーが無糖か微糖か示しても句意が変わって面白いと思います。

Re: 第63回俳三昧 3 - 吉明

2018/01/18 (Thu) 17:19:44

見た目を気にし過ぎかも知れませんが、やはりコヒーと一気の繋がりが気になります。平仮名で「いっき」でも好い様に思います。「羽織も袴もごちゃごちゃ」は脱ぎ捨てた様子なのか、それを履いている人たちの様子なのか判断できませんでした。でも缶コーヒーと羽織と袴の取り合わせが今風で新鮮に思います。

Re: 第63回俳三昧 3 - 由紀

2018/01/18 (Thu) 13:25:23

普段縦書き横書きは意識しないのですが、こちらの句に限って言えば「ヒー一気」の収まりに違和感があるので、縦書きで見たいと思いました。

缶コーヒーを飲む人と羽織袴の人が同じ人か違う人か考えています。
「缶コーヒー一気飲み」は硬派で筋の通った大人の世界、「羽織も袴もごちゃごちゃ」なのは子ども気分の延長でしょうか、その対比が面白いです。
「一気飲み」/「羽織も袴も」と切って、缶コーヒーを飲みながら新成人を眺めている姿を想像していましたが、もしかしたら同じ人物かなとも思い始めています。
成人式から急に大人になれるわけもないですものね。
一気飲みや羽織袴で形だけ大人を装い、大人の精神は後から培われてくるのが成人でしょうか。
大人と子どもの混ざったリアルな姿を詠まれていると思います。

Re: 第63回俳三昧 3 - 吉川通子

2018/01/17 (Wed) 13:02:41

成人式の若者の姿かな。
もう一度とは思いませんが親元を、離れていて成人式にも参加できなかった私としては、成人式の意味もっと考えてよって、思ってしまいます。それにしても今年の晴れ着事件はひどいものでしたね。

Re: 第63回俳三昧 3 - 聡

2018/01/13 (Sat) 00:00:01

耕司さんは、素敵な着物をもっています。ですが、これはご自身の事ではないでしょう。

耕司さんなら、着物で缶コーヒーを一気飲みするとは思えません。

成人式の様子を楽しく眺めて、その様子をスナップショットとして詠んだのかなと思います。

前回のすすむさんの句の、コーンスープ寒を受けての一句かなと思われ、句を通してのやり取りの粋を感じましたw


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