海紅俳三昧第2会場

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第66回俳三昧 - 俳三昧

2018/04/08 (Sun) 23:02:00

ひたりひたりさくら心音になる   由紀

Re: 第66回俳三昧 - 由紀

2018/04/26 (Thu) 00:32:32

桜の散る姿を捉えたく、「ひらひら」「ひらりひらり」「ひたひた」と色々試し、一番心理的な距離の近い「ひたりひたり」にしました。
桜に乗っ取られたところで止まってしまい、心象まで踏み込めなかったと句評を拝読して痛感しました。桜と自身のその先を突き詰めた、ぞっとするような句作を目指します。
『桜の森の満開の下』は恥ずかしながら存じ上げず、あらすじを拝見しました。おそらく好きな世界観なので、これを機に読んでみようと思います。

皆様、ありがとうございました!

Re: 第66回俳三昧 - 聡

2018/04/23 (Mon) 20:43:30

ひたりひたりのオノマトペの選択に独自性を感じ、心音の語との響きあいも良いと思いました。

桜の散る様と作者の呼吸(脈拍)がシンクロしているような感覚がイメージされました。

もうひとつ、桜の樹が咲く準備をしている様子とも取れ、幹の中で吸い上げている水脈のリズムが自分とシンクロするような感覚とも読めました。

Re: 第66回俳三昧 - 田中耕司

2018/04/20 (Fri) 08:06:55

ひたりって言って、さくしゃはさくらに浸っているのかな。そして、さくらが心音になっている。何ともいい気分なんだけど、なんだか物足りなさを感じている。このような作品の場合、作者のエゴってのをむき出しにしてもいいんじゃないかと思っている。

Re: 第66回俳三昧 - すすむ

2018/04/19 (Thu) 22:40:54

桜に付き物の擬音「ひらり」を一文字変えただけで印象をガラリと変える面白さがあると思います。ただ具体的な心象が少し掴みにくいと感じました。

Re: 第66回俳三昧 - 吉川通子

2018/04/17 (Tue) 10:18:02

さくらは見る人の気持ちで色々見え方も変わると思います。
由紀さんのさくらに向かっている、入り込んでいる気持ちがとてもよく伝わってきました。ひたりひたりがとてもいいと思います。

Re: 第66回俳三昧 - 吉明

2018/04/15 (Sun) 17:21:25

ものの感じ方が目や耳や肌や知識の表面的なものでなく、作者の奥深い一番柔らかな部分で感じ取っているので、怪しげで不気味な感じがします。時に人に伝わり辛く誤解も受けますが、この句は見事に成功しています。勉強して得られるものではないので、この感性を失わないように努力してください。

Re: 第66回俳三昧 - はるか

2018/04/15 (Sun) 15:55:40

これはとてもいいですね!記憶に残る桜句になりそう。
生きている句、というか、「生」な感じがものすごくします。

Re: 第66回俳三昧 - こう

2018/04/13 (Fri) 16:36:03

坂口安吾の桜の森の満開の下を思い出しました。
自分が桜に近づくのではなくのではなく、桜がこちらに迫ってくるような、作者の想いが違和感なく伝わります。

第66回俳三昧 - 俳三昧

2018/04/08 (Sun) 22:56:18

風や風ちはやぶるシラブル春の   聡

Re: 第66回俳三昧 - 聡

2018/04/24 (Tue) 01:54:58

最初の発想は、~ちはやぶる風や風春のシラブル~でしたが、吉明さんの語順も良いですね。
すすむさんとこうさんの意見も参考になりました。

春二番が来て、それが春の音節に思われたのでした。
それと、はるか氏ご指摘の通りで映画は観ていませんが、「ちはやぶる」の電車の中吊り広告があり、いつの間にか自分の中で結びついていました。

ただ、枕詞は掛かる言葉が限定(神か宇治にのみかかる)されています。この使い方は本来NGなわけです。

枕詞の意味だけを拝借しているのを強調したくて、ちはやぶると風や風を倒置、シラブルと春のを倒置としたのでした。でも、ちょっと独りよがりの考えすぎになったようです。みなさんの意見を参考に、推敲してみます。

Re: 第66回俳三昧 - こう

2018/04/22 (Sun) 19:04:31

「ちはやぶる」って不思議な言葉ですよね。荒々しいとか勢いのある等の意味ですが、個人的には「ちはやぶる」という字面からはそこまでの猛々しさは感じません。万葉言葉独特のおっとりとしたリズムを感じます。風の雄々しさを春の芽吹きが抱擁している、その硬軟さが本句の魅力だと思いました。ただ「ちはやぶるシラブル」が少し音読しにくく感じました。すすむさんのコメントのように間に何か入れると言いやすくなるかと思いました。

Re: 第66回俳三昧 - はるか

2018/04/21 (Sat) 22:20:48

あと、今やっている映画「ちはやぶる」を見たんじゃないかな!とすごく思っています。シリーズのどこかで「ちはやぶる」を説明するシーンがあったので!
映画ではコマを回した時のように静止したように静かに見えるけれども勢いがある状態、と説明していたと思います。

Re: 第66回俳三昧 - はるか

2018/04/21 (Sat) 22:13:53

「ちはやぶる」が荒々しい、勢いがある、などの元の意味を意識して作られているとするなら、やはり「シラブル」にかかるべきで、「春」にかかるようにすると勢いを弱めてしまうと思われます。

シラブルを具体的に捉えるのは日本人だから難しいんだけど、音節、アクセント、など発語にかかわる用語とすると、ここでは風の「音」をどう表現するか、ということかな?

実際の風をそのまま擬音語にうつすとゴォーなのかゴォォーウなのか、そういう違いが出て来ると思うのです。
その「ォゥ--」みたいな部分、定型的な擬音語では表現できない風の勢いを言いたかったのだろうと推測しています。

Re: 第66回俳三昧 - 田中耕司

2018/04/20 (Fri) 07:47:07

中学で初めて英語を習った時、グラマーの時間かなシラブルって習ったような気がするんだけど何も覚えていない。由紀説の唐突な感じは私も感じた。結句の「春の」もなんだか半端な感じがするな。すすむ説の位置のほうがわかりやすくなるかもしれないな。

Re: 第66回俳三昧 - 吉明

2018/04/20 (Fri) 06:11:12

聡さんやこう君の句を意味から捉えようとしている自分の古さ、老いを感じてしまいます。先入観も有りますが、この句も「ちはやぶる」から始まらないとどうにも納まりが悪いように思ってしまいます。
ちはやぶるシラブル春の風や風

Re: 第66回俳三昧 - すすむ

2018/04/19 (Thu) 20:10:05

韻を踏む言葉同士が近い気がするので「ちはやぶる」と「シラブル」の間に「春の」を入れた方がリズムも生きると思いました。

Re: 第66回俳三昧 - 由紀

2018/04/19 (Thu) 13:41:39

「ちはやぶる」を枕詞で読むと「シラブル」が讃美歌を構成していくように感じられます。荘厳な様子が浮かびました。

「ちはやぶる(iaauu)」「シラブル(iauu)」「春(au)」の韻を意識した造りになっている分、「風や風」が唐突に感じられました。
「ちはやぶる」「シラブル」と頭韻を踏むべくiからはじまる語にするなど、韻を徹底した方が句の風のイメージが強まるかと思います。

Re: 第66回俳三昧 - はるか

2018/04/18 (Wed) 21:52:09

「ちはやぶる」と「シラブル」で韻を踏んでいます。こうさんの「スタンバイ」が日本語として通じるようになった英語であるのに対して「ちはやぶる」は万葉の昔からある枕詞、その辺が面白いですね。日常使う言葉ですらないですから。

Re: 第66回俳三昧 - 吉川通子

2018/04/17 (Tue) 09:23:13

シラブルってなんだろう。ひとまとまりの音、音節と書いてある。ちはやぶるが勢いがはげしいという意味にとって、春の嵐の様子を言っているのかなと思う。
感覚では何か感じるものがあるが、一言一言調べて句を理解すしようとすることが私には何ともつらいです。

第66回俳三昧 - 俳三昧

2018/04/08 (Sun) 23:00:18

愛しています葉桜になってしまいます   吉明

Re: 第66回俳三昧 - 聡

2018/04/23 (Mon) 21:00:51

自解のあとになってしまいすみません。

今回、自分には吉明さんの句が一番難しかったです。

「葉桜になってしまう」が、もしかしたら吉明さんの心象を暗喩しているのかなとまでは思いましたが、その意図するところを読み取ることができませんでした。

しかしわからないまま読んでいても、調べに柔らかさがあって味わい深いです。口語調のなめらかさと、葉桜のころの春の空気感がぴったり合っていると思いました。

Re: 第66回俳三昧 - 吉明

2018/04/23 (Mon) 06:10:10

鮮やかな花びらは全て散ってしまい葉の色の陰影だけになってしまいます。自分の感性も若い頃の色彩を失ってしまいましたが、何かを思う気持ちは変わらずに私を揺り動かしています。

Re: 第66回俳三昧 - こう

2018/04/22 (Sun) 19:15:19

奇を衒うことなくさらっと詠まれており格好いいですね。「~います~います」と丁寧語を重ねており、桜の散りゆく流れ(または作者(?)の移ろいゆく心情)をじっくりと読者に堪能させます。「愛」という言葉と葉桜の青々とした様子の取り合わせも素敵です。

Re: 第66回俳三昧 - 田中耕司

2018/04/20 (Fri) 08:01:05

作者は何を愛しているんだろうか?こんな風に言えちゃうようになりたいと思うんだけど私には無理だな。そして、葉桜になってしまうんだものな。この作者にこのような感覚が芽生えてきたのであれば、これ以後は分かりやすい作品が見られるのかもしれないな。

Re: 第66回俳三昧 - すすむ

2018/04/19 (Thu) 22:47:32

刹那を生きる花と心を詠んだドラマを感じます。自分ではどうしようも出来ない何か。葉桜になった愛は何と呼ぶべきものなんでしょうか。

Re: 第66回俳三昧 - 由紀

2018/04/19 (Thu) 13:33:08

「なってしまいます」から、葉桜になるのは本意ではないととりました。
散る姿:激情、心身があらわになる様子
葉桜:想いが人目につく形で現れる、色も濃い、イメージが浮かびました。
桜を散らすほどの強い情愛と、それが葉桜のように現れることを恥じらう姿が同居することで、ただならぬ色気がでていると思いました。

直接詠まれていないものの、散っていく花びらが首を振っているような、いじらしい仕草にも見えました。

Re: 第66回俳三昧 - はるか

2018/04/18 (Wed) 22:13:55

主語は自分かしら?
報われない愛を捧げていて、気付いてもらえないまま美しい時季を過ぎてしまう女性の心情?

Re: 第66回俳三昧 - 吉川通子

2018/04/17 (Tue) 09:26:46

愛していますの対象が桜であれ、他のものであれ、桜への気持ちを感じます。今年はなおさら勢いよく咲いて勢いよく散ってしまいましたものね。惜しむ気持ちがよく表れていると思います。

第66回俳三昧 - 俳三昧

2018/04/10 (Tue) 22:00:22

枯枝ピシり割れ落ちるこだまの春   はるか

Re: 第66回俳三昧 - 吉川通子

2018/04/22 (Sun) 07:24:33

誰もいないのに、どこかでピシッと音がする。そんな経験私もあります。木が泣いているようだなと思いましたが、枯れ枝の割れる音だったんですね。こだまは残したいですね。
春はやっぱりいるのかな。

Re: 第66回俳三昧 - はるか

2018/04/21 (Sat) 22:41:16

今年、不思議な光景に出会いました。
雪解けの頃のことです。裏山近くを散歩していると、しきりにピシッピシッと音がするのです。何の音だろうと思っていると、ちょうど枯れた枝が割れて落ちるのが見えました。

驚いたのは、その音が山全体、というか雑木林全体で間断なく続いていたことです。例年のことなのか、急激に雪解けが進んだ今年に限った現象なのか、私にもわかりません。人のいない山に枝鳴りだけが響いていました。
今はもうすっかり枝も乾いたようで、山近くを歩いても音はしません。

Re: 第66回俳三昧 - 吉明

2018/04/21 (Sat) 06:12:08

でしたらいっそ、「が」も取ってしまって
枯枝ピシリ割れ落ちる春こだま
ではどうでしょうか。

Re: 第66回俳三昧 - 聡

2018/04/20 (Fri) 23:31:22

すいません、結論の提案策を書き忘れました。

   枯枝ピシり割れ落ちたこだまが春
or
   枯枝ピシり割れ落ちた春がこだま

こんなアプローチはどうかな?と思いました。

Re: 第66回俳三昧 - 聡

2018/04/20 (Fri) 23:26:01

A) 枯枝ピシり割れ/ 落ちるこだまの春
b) 枯枝ピシり割れ落ちる/ こだまの春
c) 枯枝ピシり/ 割れ落ちるこだまの春

どの読みにするかと迷いましたが、b)を採りました。

長年の厳しい環境で傷んだ木の枝が、枯死して自然に折れて落下してくる様をいったのかなと思います。

正確には「折れ落ちる」のニュアンスじゃないかと。

瞬間の感動だから、一気に、金の延べ板のように、枝の落ちるさまからこだままで持ってきている感じです。

枝の落下音の瞬間の感動を表現したいから「落ちる」としたのかもしれませんが、ここは一旦、「落ちた」過去形にして、律の休符を作り、切れをはっきり作ったほうが良いのではと思いました。

こだまという現象自体に、季は関係ないのですが、作者は枝の落ちるこだまに春を感じ取っています。これは、作者の心の働きによる象徴化でもありましょう。

そういう解釈をすれば、結句「春のこだま」の助詞「の」は、「が」の意味を持たせることもできるんですが、この場合は、はっきりと、「春がこだま」としたほうが、前半(事象)と後半(象徴)の配合のコントラストが良く出るのではと思いました。


Re: 第66回俳三昧 - 田中耕司

2018/04/20 (Fri) 08:22:55

吉明説に同じで、枯枝の割れ落ちるってのがあまりよく分からない。枝が落ちるのならまだ何とかわかりそうだけど、割れて落ちるってのは、そういう場所に暮らしていないからな。それが、こだまするってんだからもう想像もできないよ。都会は便利だけど、どこか人間がらしさをなくしていくような感じだな。

Re: 第66回俳三昧 - すすむ

2018/04/19 (Thu) 20:26:02

枝から音が落ちるという描写が素敵です。ただこうさんと同じく最後の春はなくても十分伝わると思います。

Re: 第66回俳三昧 - 吉明

2018/04/19 (Thu) 06:25:35

かなり作りこんだ技術を感じます。それは「の春」の置き所に有ると思います。それ故に思いが複雑になってしまったようにも思えます。枯枝の割れ落ちる音を身近に聞いた事が無いので、春とのかかわりが、はるかさん程の実感が無いからかもしれません。「こだまの春」を「春のこだま」とすると味わいが無くなってしまうかな。

Re: 第66回俳三昧 - こう

2018/04/18 (Wed) 19:54:36

「春」と結んだことで良くも悪くもまとまった印象を受けました。「の春」をとってしまっても面白いかもしれません。そうすると春を伝えきれるかが微妙なところですが、こだまの広がってゆく様子は強調されるかと思いました。
いずれにせよ東京に住んでいたらまず作れない句だと思いますし、作者の肌感覚がダイレクトに伝わってきました。

Re: 第66回俳三昧 - 吉川通子

2018/04/17 (Tue) 09:32:18

こだまは枯れ枝が割れて落ちた音がこだましたのかな。
こだまの春は別のことなのかな。
春のこだまではどうだろう。情景はよくわかるのですが、ちょっと捉えきれずにいます。

第66回俳三昧 - 俳三昧

2018/04/08 (Sun) 23:03:16

固い地面割って現るクロッカスの強い意志   通子

Re: 第66回俳三昧 - 吉川通子

2018/04/21 (Sat) 09:47:08

あまりに気持ちが入り言い過ぎたようです。
毎年春の便りが聞こえてくる中、なかなか姿を現わさないクロッカス。今年はダメかなと思った頃、雪の重さで固くなった土を持ち上げて出てきてくれます。
土壌がよくないので小さい小さいクロッカスですが、一番春が来たと感じる瞬間です。
もう少しシンプルに伝えられるよう考えてみます

Re: 第66回俳三昧 - 聡

2018/04/20 (Fri) 23:02:16

すみません! 文章中、通子さんへの「さん」が抜けてしまいました。訂正して、お詫び申し上げます。

Re: 第66回俳三昧 - 聡

2018/04/20 (Fri) 22:59:43

固い地面からクロッカス

くらいで十分に通子さんの詩情は伝わると思います。
芽吹きのクロッカスの様を切り取った時点で、通子の感性の働きが伝わってきますので。

おいらもしょっちゅう句会で「ここまで言っておかないと、みんな分かってくれないんじゃないかなと、語を加えるのは、読者を信用していない証拠だよ」って言われて、自分にも言い聞かせています


Re: 第66回俳三昧 - 田中耕司

2018/04/20 (Fri) 08:32:06

こう言っては何だけど、クロッカスに強い意志なんてあるわけないんだけどな。ぢべたを割って出てこなけりゃ子孫を残せないんだから。ただ、そこにこのような気持ちで接している作者の気持ちはよくわかるし、大事な気持ちなんだろうと思う。それとどうでもいい話だけど、ぢべたから始まるのは一句としてどうかなって思っている。

Re: 第66回俳三昧 - すすむ

2018/04/19 (Thu) 20:13:44

確かに説明過多な気がするので「現る」まで言わなくてもいいかなと思います。あとはるかさんの意見に足すようですが、敢えて「固い」も「強い」も省いた方がよりシンプルな固さと強さを感じるように思いました。

Re: 第66回俳三昧 - こう

2018/04/19 (Thu) 20:01:08

実際にそう見えたのだから、見たままを詠まれた句だと思います。情景が目に浮かびます。ただ私も少々説明的に思えてしまいました。固いと強いが結局同じことの説明になっているからでしょうか。

Re: 第66回俳三昧 - はるか

2018/04/18 (Wed) 22:06:32

「固い地面割って現る」が説明的と感じてしまいました。
クロッカスの強い意志
だけでもいいかもしれません。あるいは後ろへ持っていって
クロッカスの強い意志が地を割る
とか。「強い」と「固い」を入れかえてみたり。
「割る」ことへの驚きが欲しいかな?
地面じゃなくていいんじゃないかな?

Re: 第66回俳三昧 - 吉明

2018/04/17 (Tue) 06:38:48

固い地面に咲く花の句はこれまでにたくさん見たように思います。割って現る=強い意志なので少し平凡に思えます。たくさんの人が詠みたい句材なので、より通子さんの独自の見方が欲しくなります。

第66回俳三昧 - 俳三昧

2018/04/08 (Sun) 22:58:26

エイプリルフールわたしゃどうにもMサイズ   耕司

Re: 第66回俳三昧 - 吉明

2018/04/21 (Sat) 05:46:38

耕司さんには珍しく読み手を迷わせる句で、感想に苦慮しました。先に自解が書かれてしまったので、そうなのかと思いました。自解通りの句にはまだなっていないように思います。すすむさんの指摘にありますが、「どうにも」が勢いで口からすべり出た言葉のようで、それが分かり難くくしているように思います。

Re: 第66回俳三昧 - 聡

2018/04/20 (Fri) 22:48:28

人間としてのスケールのサイズがM(標準)サイズって、ほのぼのとしたユーモアがあって楽しいですね。

耕司さんは、川柳の大御所との付き合いもあったから、そのあたりの、川柳っぽい筋合いや運びの表現も見事にモノにしていて、さすがと思いました。

Re: 第66回俳三昧 - 吉川通子

2018/04/20 (Fri) 20:32:31

人間のサイズもとは気が付きませんでした。
聞いてみると納得です。
とするとなおさらエープリルフールが難しくなってきました。

Re: 第66回俳三昧 - 田中耕司

2018/04/20 (Fri) 08:40:31

思わずやられたって思わせるような気の利いたジョークでもと思ってはいるんだけど、自分のことを振り返ってみると、本当に平凡で、体のサイズでもなんでも普通なんだと改めて思わされている。そんなわけでこんな一句が出て来ちゃったってわけ。

Re: 第66回俳三昧 - すすむ

2018/04/19 (Thu) 22:44:15

嘘のサイズ(スケール)の事と読むと面白いと思いました。解釈の難しさは「どうにも」を変えると解消する気もします。

Re: 第66回俳三昧 - はるか

2018/04/18 (Wed) 21:29:55

エイプリルフールだから、当然ウソである前提ですよね?
洋服のサイズかな?Lサイズなのはわかりきっているのに「Mサイズなんでね」とうそぶいている……というシチュエーションを想像しました。

Re: 第66回俳三昧 - こう

2018/04/18 (Wed) 19:45:15

難しいですね…。よく分からないけどよく分かる、突拍子のなさが逆に惹かれます。
Mサイズとはなにか。エイプリルフールなのでいくらでも嘘をついていいが、ー例えばLサイズのものだって食べられるなどーそれにしたってMサイズくらいが限界なんだよ、といった照れや慎ましさでしょうか?

Re: 第66回俳三昧 - 由紀

2018/04/18 (Wed) 12:29:58

「エイプリルフール」に「Mサイズ」を持っていくことが凄いです。
奇を衒わない新鮮さがありますね。

しかし解釈に迷っています。
「わたしゃどうにもMサイズ」がエイプリルフールについた嘘なのか、
Sサイズのように小さくもLサイズのように大きくもならない、嘘をつかないニュートラルなMサイズの自分であると謳っているのか、考えています。
みなさんの解釈も気になります。

Re: 第66回俳三昧 - 吉川通子

2018/04/17 (Tue) 09:18:23

エイプリールフールはなんだろう。
ただ4月1日ととればいいのかな。
それともMサイズでない人がMサイズということかな。
Mサイズは洋服のサイズと単純に考えていいのかな。
耕司さんのことかな。ほかの人のことを詠んだのかな。
とわからないままです。

第66回俳三昧 - 俳三昧

2018/04/08 (Sun) 23:04:42

熱丸まれば猫   すすむ

Re: 第66回俳三昧 - すすむ

2018/04/20 (Fri) 23:20:50

寝ている猫ってあったかいんですよね。目に見えない熱というものを実体化して描く句が作りたいと思い題材としました。ちなみに自分も熊谷守一展を見たのでご指摘嬉しいです。
あと由紀さんのご指摘を加味して「熱丸まって猫」ぐらいが理屈っぽくないのかもしれません。推敲します。

Re: 第66回俳三昧 - 聡

2018/04/20 (Fri) 22:23:32

日常の中で発見した、命の感触への感動が、短律で見事に削り出されていると思います。

最初に原句があったからこその発想ですが、

熱まるまる猫

っていうアプローチを思いつきました。

原句は、AがBすればCであるの様式ですが、更に、
AはBであるの様式に凝縮できる可能性を感じます。

まるまる→丸くなる
    →全てが

のダブル・ミーニングになります。

出来るかどうかは、わかりませんが、今後の自分の句づくりに大きなヒントを頂いた一句で、感謝をもって味わいました。

Re: 第66回俳三昧 - 田中耕司

2018/04/20 (Fri) 07:40:39

ここまで短くしてもうまい具合にまとまっていると感じた。もう私にはできないって思わされてる。いろいろ試して自分ってものを発見すれば、今までの自由律俳句ではないものを見つけられるだろう。それを見届けたいと思っている。

Re: 第66回俳三昧 - 吉明

2018/04/20 (Fri) 06:30:20

素直に読めば、熱はやはり丸まって寝ている猫の体温ですね。
「まるまれば猫」でも面白いと思います。

Re: 第66回俳三昧 - 由紀

2018/04/19 (Thu) 13:09:11

構成が面白いですね。
明確な形を持たない「熱」が、結句の「猫」で実体に定まりますね。
「猫」で焦点の合う様子は、線を回していき起点に重なり円となる過程とも重なり爽快です。

「丸まれば」について、仮定形が理屈にも読めてしまう点が気になりました。
でもその畏まった感じが猫のインパクトを強めてもいるのかな?とも思います。

Re: 第66回俳三昧 - 吉川通子

2018/04/17 (Tue) 10:13:21

猫丸まれば熱、きっと普通はこう詠みますよね。
熱で一息おくのかな。そうだとすれば吉明さんの評がよくわかります。ただなんだかよくわかっていないけど、絵が見える気がします。

Re: 第66回俳三昧 - 吉明

2018/04/15 (Sun) 16:59:00

この猫は実際の猫というよりは作者自身として捉えました。高熱を出して蒲団の中で丸くなってうなっている作者の様子が目に浮かびます。

Re: 第66回俳三昧 - はるか

2018/04/15 (Sun) 15:47:50

熊谷守一、なるほど。
私も守一は好き。
「丸まれば」がどうなのか、う~ん、もうちょっと考えないとわからない。他の行き方もあるんじゃないかなーという気がしていますけれども。

Re: 第66回俳三昧 - こう

2018/04/14 (Sat) 09:45:10

冒頭の「熱」の切れ味が良いですね。短い中にも深い味わいを感じます。少し前に観た熊谷守一展を思い出しました。

第66回俳三昧 - 俳三昧

2018/04/09 (Mon) 20:22:34

心スタンバイしにstand by sea   こう

Re: 第66回俳三昧 - 聡

2018/04/20 (Fri) 22:39:18

面白いアプローチですし、こうさんだからこそ切り拓いていける分野だとおもいます。どんどんチャレンジすれば良いと思います。

句頭の三拍(三音)が、かえってその後の律のノリにブレーキをかけているようにも感じます。

表現の内容的な点ですが、スタンバイしようとしている時点で、心が動いているわけです。また、心が何のスタンバイをしようとしているかは、結局、言及されてないので、読む側が想像で補填して味わう領域になっているわけです。

ならば、もっと徹底して無言の領域を広げちゃって、

スタンバイしにstand by sea

で、もっと思い立った時の律動感がでると思いました。

Re: 第66回俳三昧 - 吉川通子

2018/04/20 (Fri) 20:36:31

耕司さんの評を見てそうだったんだ、と思いました。でも、この句を全部日本の言葉で言っても、いい句になるのに、また英語の俳句も出来そうだなと、考えていました。

Re: 第66回俳三昧 - 田中耕司

2018/04/20 (Fri) 08:12:32

自分は回文が出来ないので、日本語と英語の洒落を作ってみようとしたって作者が言ってた。ケンネルで犬小屋なんて使えそうなのは探したらたくさんあるのかもしれないな。若さってのはなくなってしまうものだから、今のうちに色々やってみたらいいと思う。その中から、自身のオンリーワンを見つけられると思うよ。

Re: 第66回俳三昧 - すすむ

2018/04/19 (Thu) 22:34:44

リズム感覚が面白いです。ただヒップホップの歌詞でもそうなんですが、個人的に韻を踏む単語同士はなるべく離した方が効く気がします。

Re: 第66回俳三昧 - 由紀

2018/04/18 (Wed) 00:29:54

自分は何故か遠州灘をイメージしました。

「スタンバイし」と'stand by sea'が重なるのは直ぐに分かりましたが、作為的な印象は受けませんでした。
句の景が詩的に成立していることが大きいと思います。
「心」の内省的な景にはじまり、'sea'の開放的な景に終わる様子が美しいです。
心持ちが海へと繋がっていく過程が、リフレインのなかに表れていると思いました。

Re: 第66回俳三昧 - 吉明

2018/04/17 (Tue) 14:30:25

「心の準備をする為に海辺に来て佇む」と言った解釈をしました。こう君の句作の展開が速くて攻めているとも思えますが、アクセル全開で少し危険も感じます。言葉遊びと言われても仕方ない気がします。言葉遊びも悪くはありませんが、本当に伝えたいことは何なのか、原点に戻ってみることも必要ではないでしょうか、何れにしろ行ったり来たりの繰返しをしながら前に進んでゆくのだと思います。

Re: 第66回俳三昧 - 吉川通子

2018/04/17 (Tue) 10:06:46

始めにスタンバイありきだと感じてしまう。
いろいろな工夫は分かるし、感じたから作っていると思いますが、言葉遊びになっている気がする。

Re: 第66回俳三昧 - はるか

2018/04/15 (Sun) 15:41:11

相変わらず攻めていますね!
「スタンバイ」というもはや日本語として定着した言葉に、元の英語のstand by を掛けています。こちらは海のそばに立つ、とそのままの意味でしょう。

最近のラップは日本語と英語で韻を踏むというテクニックが増えてきている、と何かのTV番組で見たのを思い出しました。

それと、海紅本誌、新年号の大川崇譜さんの句も鮮烈でした。
ジュヴレ・シャンベルタン染まる私のtongue

ぱっと出て来ないけど、聡句にもあったかな?
私自身は英語表記を使うくらいはあっても、韻を踏むまではないですね。
多用したり、一辺倒になったりすると、句の質を下げかねない危険性もはらんでいると思いますが、新しいスキルとして使いこなすくらい、行けると面白いかもしれないですね。

第66回俳三昧 - 俳三昧

2018/04/15 (Sun) 11:42:51

海の色はるのいろ半分なつのいろ半分   ゆきこ

Re: 第66回俳三昧 - 田中耕司

2018/04/20 (Fri) 07:54:25

二回繰り返している半分がくどいなと思った。何とか一回で済ませられるといいんだけどって思った。海の近くで暮らしている作者は、色々な角度から海に対している。昔ある先輩から句作って繰り返し同じ題材にとりくむことだといわれた。これを続けて行くと自然なスタイルが身についてくると思うな。

Re: 第66回俳三昧 - すすむ

2018/04/19 (Thu) 22:52:16

いっそのこと「海の色」を最後に持ってきた方がリズムもいい気がします。「はるのいろ半分なつのいろ半分うみの色」。

Re: 第66回俳三昧 - 由紀

2018/04/19 (Thu) 13:23:06

はるかさんに同じく、「海」を結句にうつしても良いかと思いました。
はるのいろとなつのいろの合わさった海のスケールが出るかと思います。

春の色も夏の色も私は存じませんが、知らない相手にも景色をイメージさせる言葉が選ばれていると思いました。
綺麗な色の混ざりあった海が見える気がしました。

また4月の時点ですでに夏の気配が句に表れていて面白いです。
既に夏日のある今年の春ならではですね。

Re: 第66回俳三昧 - はるか

2018/04/18 (Wed) 21:25:36

「海」を頭ではなく、後に持ってくるのはどうでしょう?
半分なのは何だろう?と思わせてから、最後に海であると言った方がいいような気がしています。「いろ」「の」の繰り返しも少し整理するとすっきりします。
はるいろ半分なついろ半分の海
くらいではいかが?物足りなければ、最後を「海にいる」など、動詞を加えてもいいかもしれません。

Re: 第66回俳三昧 - 吉川通子

2018/04/17 (Tue) 10:23:27

海をよく見ているから作れる句なんですね。山もそうですよ。省けるところはあるかもしれませんが、句まで波打っているようで素敵です。

Re: 第66回俳三昧 - 吉明

2018/04/17 (Tue) 06:13:52

一読してレアな感じがしてまどろっこしい印象を受けました。こう君の案もなるほどと思いますが、半分がこなれてないように感じるので、いっそ「海の色はるのいろとなつのいろ」ではどうでしょうか。

Re: 第66回俳三昧 - こう

2018/04/15 (Sun) 21:28:31

海とともに暮らすゆきこさんらしい句だと思います。
定期的に海をみていないとなかなか作れないんじゃないかと。リズムを良くするために、
「海の色はるいろ半分なついろ半分」
と、「の」を取るのも手だと思いました。
若しくは「の」を取らず、最後の「半分」を取ってしまってもよいと思いました。

第20回自由律俳句フォーラム投句 - 太公望

2018/04/01 (Sun) 11:33:15

 投句期限は4月10日です。今回は10年目の第20回の節目を迎えます。若い人の意見も取り入れ投句された方は当日の参加料も無料としました。
 今や自由律俳句は絶滅保護種類認定の一歩手前です。今回は設立時の初心に帰り、もう一度東京を起点に自由律の発展を図ろうと奮いたち、地方の方にもお願いしました。多分初めてのお名前の方も多いと思います。何卒投句の方よろしくお願い致します。

Re: 第20回自由律俳句フォーラム投句 - 太公望

2018/04/17 (Tue) 11:10:19

「自由律俳句フォーラム」お陰様で47名94句の投句を頂きました。今回は20回目の節目を迎え、初心に戻り東京から全国へ自由律俳句の復活を目指したいと思います。本日投句された皆様には詠草集をお送りしましたので選句の方よろしくお願い致します。
誠に有難うございました。

第66回俳三昧お知らせ - 俳三昧

2018/03/31 (Sat) 14:12:38

こんにちは、4月俳三昧のお知らせを致します。

投句締切:4月8日(日)
投句宛先: 当番(さいとう)宛てに一句お送り下さい。

4月も引き続き同じ要領で行います。
チャット的な流れで、活発な意見交換ができればと思います。

具体的なスケジュールとしては、
4/1(日)~:投句受付
同日~:受け取った投句を順次公開、句評開始
4/20(金)~:自解解禁
4/26(木)~:まとめ
を予定しています。

※メールの届いていない方は、大変恐縮ですがお知らせください。
※俳三昧は海紅同人による句会です。同人以外の方の書き込みはご遠慮下さいますようお願い申し上げます。

Re: 第66回俳三昧お知らせ - 俳三昧

2018/04/15 (Sun) 11:47:18

ゆきこさんの句を公開させていただきました。

第65回俳三昧05 - 俳三昧

2018/03/05 (Mon) 22:28:38

雪の華咲き消えては咲き満ちてゆくひかり  はるか

Re: 第65回俳三昧05 - はるか

2018/03/31 (Sat) 20:29:52

吉明さんの案がすっきり整理されていて納得できたので、そのままいただきます。
今回整理したあれこれは次の冬にまたチャレンジしようと思います。
ありがとうございました。

Re: 第65回俳三昧05 - 吉明

2018/03/22 (Thu) 07:10:51

少し脱線しますが、いつも自解楽しく拝読しています。はるかさんは文章の達人だと思っています。言いたい事もたくさん有って、それを何とか伝えようと全てを分からせようと努力しているのだと思います。それははるかさんのハートツーハートが根底に有るのだと思います。それぞれに俳句観の違いは有ると思っていますが、伝えたい事を一点に絞ることも一つの方法だと思います。
雪の華消えては満ちてゆくひかり
妄言多謝

Re: 第65回俳三昧05 - はるか

2018/03/22 (Thu) 00:57:56

ここでの「雪の華」は我家の窓から見える、近くの山の風景です。木の枝々に着雪して華が咲いたようになります。
冬の空には花咲か爺さんがいるのです(笑)

さて、この雪の華ですが、枝に雪が積もったままではキレイに咲いたようにはならないんですよ。
降った雪が消えて乾いた状態でないとパウダースノーの美しさを堪能することはできないのです。
最近、以前にも増して冬が暖かくなったと感じます。
一冬に何度もこの雪の華を見るようになりました。地面の雪はそのままでも、枝に着いた雪はすぐに消えてしまうようになったのです。
いいのかな?とちょっぴり思いつつ、「美」の持つ力を何度も感じる冬でした。

ご指摘のあった「咲き」については迷ったところですね。
もう少し考えてみます。

Re: 第65回俳三昧05 - 聡

2018/03/21 (Wed) 23:45:44

毎朝見る、自宅の窓にできた ~陽がさすと溶けてしまうけど、朝になると出来ている~ 雪の結晶かなと解釈します。  

雪が降る様を雪の華ともいうそうだけど、おいらは自分の好みとして、雪の結晶と読みたいです。

せっかくのリフレインなのですが、最初の「咲き」がなくても十分な気もします。華というゴージャスな視覚の漢字の内に、既に咲いているニュアンスが含まれている気がして。。。

ただし、リフレインを崩さない場合の律を意識してよむと、

雪の華咲き/消えては咲き/満ちてゆくひかり

で、均整のとれた綺麗な律のプロポーションを感じました。

Re: 第65回俳三昧05 - すすむ

2018/03/20 (Tue) 23:32:47

リフレイン効いていると思います。雪の華の軽やかさを少しでも出すために語を削って「満ちゆくひかり」でも印象は軽くなる気がします。

Re: 第65回俳三昧05 - こう

2018/03/19 (Mon) 21:37:43

「雪の華」っていうと私の世代は中島美嘉の楽曲がまず思い浮かびますね(笑)。私も雪国の生まれなので、「雪の華」という感覚は何となく分かります。雪はまだ残っているのですが天候は三寒四温。そんな雪国独特の冬から春への移り変わりを美しく詠まれていると思いました。

Re: 第65回俳三昧05 - 由紀

2018/03/19 (Mon) 21:10:48

徐々に春が確かなものになっていく様子が、リフレインに表れていますね。
光が徐々に厚みを増していくイメージです。

「雪の華」の色が白であるので、句の映像が自然に日差しの色へと結び付きました。
アンダートーンのブルーがイエローにグラデーションしていく美しさもありますね。

Re: 第65回俳三昧05 - 田中耕司

2018/03/13 (Tue) 15:28:41

雪の華って言い切れるのは、雪国の人だからかな。吉明説の散文的という指摘も当然出てくるだろうと思う。咲きの繰り返しについてはいいと思うのだが、ちょっと、言葉の組み合わせ方に工夫があっても良かったかなって感じが残っている。

Re: 第65回俳三昧05 - かおる

2018/03/11 (Sun) 21:58:32

寒かったり、緩んだを繰り返しながら暖かくなってゆく季節。
リフレインが効いていると思います。
春は「暖かい季節」ではなく、「暖かくなっていく季節」である。…最近、ある人から聞いたはなしです。

Re: 第65回俳三昧05 - 吉明

2018/03/11 (Sun) 12:46:18

咲きのリフレインははるかさんの拘りに思えますが、咲きを繰り返すことにより、どうしても散文的になり印象が弱まる様に思います。

Re: 第65回俳三昧05 - 吉川通子

2018/03/10 (Sat) 10:00:43

今年は雪が少なかった私のところでも、この様子とてもよくわかります。
満ちてゆくひかりが、いいですね。雪の中にも春に向かっている嬉しさ、希望みたいなものを感じます。
最初の咲きがなくてもいいかなとも思いつつ、自分だったらやっぱりそう詠んだだろうと思っています。

第65回俳三昧03 - 俳三昧

2018/03/05 (Mon) 18:25:31

父はもう寝てるだろう春の疾風  かおる

Re: 第65回俳三昧03 - かおる

2018/03/25 (Sun) 00:57:21

再々考句
父はもう寝てるだろう春疾風

詰めきれていない自分と向かい合う機会となりました。
有難うございます。

Re: 第65回俳三昧03 - はるか

2018/03/23 (Fri) 00:52:21

感覚的なものですが「颯」の字はなんとなく初夏~夏のイメージがあって……。ちょっと戸惑いが。
と言って代案もないのですが。

Re: 第65回俳三昧03 - 聡

2018/03/22 (Thu) 23:23:58

轟轟とした大風のイメージなら、春疾風でひらがな無しにして、句頭へ。そのあとお父様の安否を気遣うニュアンスの結句へ。

春立つ風という、さほど強くない、柔らかく温かいイメージならば、推敲句のままでぴったりかと思いました。

Re: 第65回俳三昧03 - かおる

2018/03/21 (Wed) 01:38:01

寝てる 寝ている 春疾風 春の疾風
今以て迷うところです。
ご意見有難うございます。

再考句
 父はもう寝てるだろう春の颯

「はやて」は矢のように去ってしまうものより
立ち上がるようなものにしておいてあげよう。
元来派手好きだし。

Re: 第65回俳三昧03 - こう

2018/03/19 (Mon) 21:31:28

この気持ちよく分かります。一陣の風(しかも明確な春の風)の行き先にはお父様の顔があるのですね。私も前半はできるだけさらっと言った方が後半の「春の疾風」が活きてくると思いました。

Re: 第65回俳三昧03 - 由紀

2018/03/15 (Thu) 20:57:21

「寝てる」の方が案じる様子が表れるかなと思いました。
強い風がお父様のところから吹いているようですね。
夜の疾風がお父様を思う心と重なります。

「だろう」を「だろうか」と疑問形にすると、案じる様子が強まるかと思いました。
でも夜が早い人なのかな、お父様が目を閉じて見ている風景が「春の疾風」かもしれない、それならば「だろう」の断定が生きてきますね。
(何だか纏まらなくなってすみません)

Re: 第65回俳三昧03 - 吉明

2018/03/14 (Wed) 13:56:09

春一番とせず春の疾風としたところが、お父様を思う温かい気持ちとの対比として、より鮮明に表れているように思います。

Re: 第65回俳三昧03 - 田中耕司

2018/03/13 (Tue) 14:52:17

春の疾風って、春一番のことだろうな。春風って感じじゃないのはよくわかるのだ。おそらくは離れて暮らしている父上に対する心持ちをこう言ったのだろう。「寝てる」と「寝ている」についての意見も両方ともうなずけるんでね。作者の優しさが何よりも先に出てきている、それがこの一句にほんの少し邪魔をしているような感じを持った。

Re: 第65回俳三昧03 - すすむ

2018/03/13 (Tue) 09:59:46

遠くの場所にいる父なのか、別の部屋にいる父なのか、風の音から誰かを思う気持ちが伝わります。「寝ている」より「寝てる」の方が大袈裟ではない優しさが出て良いと思います。むしろ「春の」の「の」がいらないと思います。

Re: 第65回俳三昧03 - 吉川通子

2018/03/10 (Sat) 09:54:33

風の荒れた音を聞きながら父のことをふと考える。
大丈夫かな、もう寝てるかな。
娘にそんな気持ちで思われているお父様はお幸せです。
歳のせいか、ついそちら側の気持ちを思ってしまいました。

Re: 第65回俳三昧03 - 吉明

2018/03/10 (Sat) 06:54:42

「寝てる」「寝ている」この「い」を入れるか入れないかで、句会の席でも度々議論の的になる「い」です。ケースバイケースですが耳で聞く話し言葉として捉えると、この句には「い」は無い方が情がより強くストレートに伝わるように思います。

Re: 第65回俳三昧03 - はるか

2018/03/09 (Fri) 21:40:21

この間、ものすごい風が吹きましたね。
こちらはまだ雪が残っていて、春一番と言っていいのかどうか、首をひねっていましたが、そのあとぐんぐん雪が融けはじめ、やっぱり春一番だったな、と思いました。
そちらは文字通りの春一番だったことでしょう。
はなれて過ごすお父様を想う気持ちがストレートに伝わります。
「寝てる」より「寝ている」の方が距離や余韻を感じさせるのではないかと思っています。

第65回俳三昧09 - 俳三昧

2018/03/09 (Fri) 18:11:22

春一番を香菜と炒める街あるき  すすむ

Re: 第65回俳三昧09 - すすむ

2018/03/23 (Fri) 23:01:53

最後の「街あるき」は動詞と名詞のダブルミーニングを狙ったんですが、あまり生きずに混乱だけ残したようなので改めます。街で止めてもいい気もしますが、句の中に自分の姿を登場させたいので…

春一番を香菜と炒める街をゆく

Re: 第65回俳三昧09 - 聡

2018/03/22 (Thu) 23:42:37

風の強さと、中華の火力の強さ、風に飛ばされない香りのたくましさ。斬新な取り合わせが楽しい一句。

風や香りの流動性のダイナミズムを活かすなら、結句の街歩きを句頭に持ってくるほうが良いかなと思いました。



Re: 第65回俳三昧09 - こう

2018/03/19 (Mon) 21:44:49

「春一番を香菜と炒める」良いですね。春のウキウキ感が伝わってきます。ただ前半の五感を刺激する新鮮な表現と比べ、後半の「街あるき」がやや平凡に感じてしまいました。思い切って「あるき」を取ってしまって「街」で止めても面白いと思いました。

Re: 第65回俳三昧09 - 田中耕司

2018/03/13 (Tue) 15:13:20

春一番を香菜と炒めてしまうって言い切った一句ははじめてだと思うな。この作品で、私が思うのは街あるきの書き方でいいのかなってところなんだな。めんどくさい奴だと思われるかもしれないが、街を歩くのか、街歩きなのかで迷ってしまうのだ。

Re: 第65回俳三昧09 - はるか

2018/03/12 (Mon) 22:34:04

かおるさんに賛成。
カメムシは天敵、シャンツァイもなんで人気なのかわからん。
でもこの句は素敵です!

Re: 第65回俳三昧09 - かおる

2018/03/12 (Mon) 22:12:12

埃っぽい強風も、カメムシくさいシャンツァイも、大いに苦手。
だけど
この街(チャイナタウン?)を歩いてみたい。
ダイナミックでパワフルな喧騒を、歩くテンポで横切る旅人になりたい…と思いました!
「街ごと大鍋にいる」という評もこの句の魅力を引き立てているように感じています。

Re: 第65回俳三昧09 - はるか

2018/03/12 (Mon) 21:12:58

皆さんと同じになりますが、「春一番を香菜と炒める」がものすごくいいですね!新鮮です。
「街あるき」はその新鮮さと微妙にバランスが取れていないのではないでしょうか。いろいろ考えた結果なんだろうなと思いつつ、違和感が。
「街」で止めるか、そうでなければ、これも好みになりますが、動詞で終わる形が良いのではと思います。

Re: 第65回俳三昧09 - 吉川通子

2018/03/11 (Sun) 08:20:14

表現がとても面白いですね。
あるき、がちょっとわかりにくいかな。街あるきと繋がっているのかな。それとも、街を歩き、なのかな。
あるきがなくてもわかるかも。
変な所に引っかかってしまいました。

Re: 第65回俳三昧09 - 由紀

2018/03/10 (Sat) 13:03:28

香菜の香りやシャンサイの響きが軽快で、いかにも春ですね。
しかし春風ではなく「春一番」、とんでもなく強い風です。
中華料理店の火力や調理人の逞しい手さばきが浮かびます。
街ごと大鍋にいる様子が浮かび、面白いです。

Re: 第65回俳三昧09 - 吉明

2018/03/10 (Sat) 05:29:21

待っていた春の到来。風が吹いて、香りが漂い、弾む気分が明るく新鮮です。「春一番を香菜と炒める」絶妙な表現です。

第65回俳三昧04 - 俳三昧

2018/03/05 (Mon) 20:14:11

オリンピック後遺症その気にさせてゲレンデ  通子

Re: 第65回俳三昧04 - 吉川通子

2018/03/23 (Fri) 07:07:26

ご意見たくさん、ありがとうございます。
どういう言葉がいいかなと考えた結果、後遺症を使いました。オリンピックがくれた勇気みたいなものですが、もっとぴったりする言葉があるか探してみます。シンドロームもいいね!
素人がやっているスキーですから、ちょっとおかしくしたい気持ちもありました。

Re: 第65回俳三昧04 - 吉明

2018/03/23 (Fri) 05:54:11

人様の作った句をヤタラ短くしたくなる悪い癖の私ですが、この「後遺症」は通子さんの素直な気持ちが出ていて外せないように思います。「オリンピック後遺症」好きです。

Re: 第65回俳三昧04 - はるか

2018/03/23 (Fri) 00:55:10

そう言えば最近「〇〇ロス」とかいう言い方もありますね。
ちょっとニュアンスが違うか。

Re: 第65回俳三昧04 - 聡

2018/03/22 (Thu) 23:19:36

通子さんの、若さに脱帽です。

オリンピックって起爆力がある言葉なので、後遺症まで言わなくても十分伝わる気がします。ゲ

Re: 第65回俳三昧04 - かおる

2018/03/22 (Thu) 23:18:02

「オリンピック症候群」「オリンピック・シンドローム」なんてしてしまうと逸れてしまいますか??

Re: 第65回俳三昧04 - 吉川通子

2018/03/20 (Tue) 07:24:25

冬場は平日シーズン券を持ち、毎日とはいきませんが、朝の1~2時間スキーをしています。道が凍ると歩くのは危険なので、運動替わりです。
オリンピックのスキーアルペン競技を見た後に、若い頃の気持ちに戻り、やれる気がして・・・。
私だけではなくたくさんの熟年スキーヤーがそんな気持ちで滑っているようでした。
今は転ばないのが目標なのでとんでもない挑戦ですが、そんな気持ちにさせてくれたオリンピックでした。
自分では何の迷いもなく作りましたが、「させて」はどちらにもとれる。はじめは「なって」としていましたが変えました。もっとちょっと考えてみます。

Re: 第65回俳三昧04 - 由紀

2018/03/19 (Mon) 21:18:25

通子さんの句から少女性を感じることが度々あり、こちらの句からも乙女の純真な熱意を感じました。

「その気にさせて」の読みは、お願いなのか経過なのか、その気にさせておきながら振り回されたなという思いなのか気になりました。
かおるさんに同じくお願いで読みましたが、果たして真相はどうなのか気になっています。

Re: 第65回俳三昧04 - こう

2018/03/17 (Sat) 14:24:34

「その気にさせて」って可愛いですね。全体的にすっと出てきたような飾り気のなさがこの句には合っていると思います。

Re: 第65回俳三昧04 - 田中耕司

2018/03/13 (Tue) 14:39:18

近所の児童公園の滑り台で、小さな子達がオリンピックのジャンプの真似をしていた。オリンピックの影響力のすごさを思い知らされた。彼らの努力のほんの一部でも知ったらそれほど簡単なものではないのだと解っているのだが、何となく自分にもできるような錯覚に陥ってしまう。それを楽しんじゃうようになれれば一人前ってことかな。

Re: 第65回俳三昧04 - すすむ

2018/03/13 (Tue) 10:08:04

すごく気分は伝わります。ただ後遺症という部分にもっとぴったりくる言葉がある気がしました。

Re: 第65回俳三昧04 - かおる

2018/03/10 (Sat) 23:18:50

オリンピックの感動やゲレンデに誘われるように早速スキーへ。
いいなあ。素敵です。
「その気にさせて」はゲレンデに対する、チャーミングなお願いととりました。

Re: 第65回俳三昧04 - 吉明

2018/03/10 (Sat) 07:07:10

オリンピック選手の凄い競技プレーをたくさん見て、自分にも出来るような気になってゲレンデへまっしぐら、通子さんの無邪気な思いが微笑ましく言葉に表れています。この素直な拙さがかえって面白さになっています。

Re: 第65回俳三昧04 - はるか

2018/03/09 (Fri) 21:33:31

通子さん、スキーをされるんでしたね。
①オリンピック観戦の勢いそのままに、スキーをしに行った!
②その気にさせるだけさせられて、現状できないので悶々としている……
のどちらなのか、読みに迷っています。

第65回俳三昧02 - 俳三昧

2018/03/05 (Mon) 18:22:38

早春行きのバス揺れ融通無碍ヒュッゲ  聡

Re: 第65回俳三昧02 - 聡

2018/03/22 (Thu) 23:57:21

うららかな陽をゆれるバスのここちよさ。このまま、路線をはずれて桃源郷へいけばよいのにw

東洋的な、何物にもとらわれない自由な心持ち。
北欧(デンマーク)的な、温かい居心地よい雰囲気。

これを韻で並べてみたくなったのでした。

バスは揺れるに決まっているので、一つ韻を減らしてでも、「ゆれ」を省略するか検討中です。

Re: 第65回俳三昧02 - こう

2018/03/18 (Sun) 21:07:06

この間(年末だったでしょうか)の聖書の句に近しいものを感じました。一般的でない言葉を使うことの是非ではなく、要はその言葉のチョイスに必然性があるか否かという点において論じられるべき問題だと思いました。

Re: 第65回俳三昧02 - 由紀

2018/03/17 (Sat) 22:01:06

バスの揺れって凄いですよね。
あの揺れが楽しかったなと、句を読んで思い出しました。

「早春行きの」の「の」が気になりました。
行き先が早春という発想はとても魅力的ですが、「の」が説明的な修飾の働きをしており、魅力に障ってしまっていると思いました。
「バス早春行き揺れ融通無碍ヒュッゲ」と、「早春行き」で切れを作っても良いかと思います。

Re: 第65回俳三昧02 - かおる

2018/03/16 (Fri) 08:16:32

ああ確かに、それありますね。なんでだろう。
「奇をてらう」感じは苦手ですが、それは言葉やスタイルの新旧に関わらず発生してしまうもののように思います。
この句からはそんなあざとさは感じません。それも、なんでだろうかと思います。
わたしは物品販売をしているので、個人的観点すぎて恐縮ですが「それぞれの融通無碍」「トレンド考」など、この句に感じ入る
ところが大きいです。

Re: 第65回俳三昧02 - すすむ

2018/03/16 (Fri) 01:31:26

いや、知らない言葉は自分も楽しいと思うんですが、句会だと「新しい知らない言葉」は敬遠されて「古い知らない言葉」が有り難がられる傾向を感じるのですが、聡さんの句はそこがフラットだと感じました。

Re: 第65回俳三昧02 - かおる

2018/03/15 (Thu) 23:29:20

じぶんの見慣れてないもの(形式や言葉)が出てくると、単純に楽しいけれど…。

Re: 第65回俳三昧02 - すすむ

2018/03/15 (Thu) 22:48:06

古い世代は「ヒュッゲ」に戸惑い、若い世代は「融通無碍」か分からず(不勉強な自分はどちらも知りませんでした)。句会で議論になる「知らない言葉を使う事」についての新旧リトマス試験紙のような問題提起を感じました。

Re: 第65回俳三昧02 - 吉明

2018/03/15 (Thu) 05:54:28

「融通無碍ヒュッゲ」がこの句の動機であり肝になっている様に思います。この意味不明を「早春行きのバス揺れ」と柔らかく包み込んで表現しようとしている聡さんのテクニックを感じました。

Re: 第65回俳三昧02 - 田中耕司

2018/03/13 (Tue) 15:19:52

ヒュッゲってデンマークあたりの言葉だよな。英語だって分からないのにデンマーク語なんてなじみがないもんな。なんだか最近の作者は、分からん奴にはわからなくてもいいんだって突き放されているように感じている。もう少しわかりやすい方がいいと思うんだけどな。

Re: 第65回俳三昧02 - はるか

2018/03/12 (Mon) 21:35:23

「揺れ」からこれは春一番だろうなと読みました。
だって、家にいて、地震かと思うくらいには揺れましたもん。
春の風は何にとらわれることなく、思うままに吹き抜けて行く。その自在さに愉快・痛快・爽快…といったものを感じているのだと思いました。
ヒュッゲはまだ耳慣れないですが、ドイツ語のゲミュートリッヒに近いのかな?こちらはビアホールで合唱するイメージが強いけれど、やはり心地よいことを指すようです。

現実にバスに乗っていたとするなら「揺れ」がアトラクション級にすごくて、楽しくなってしまった、ということかなと想像しています。

Re: 第65回俳三昧02 - 吉川通子

2018/03/10 (Sat) 09:48:48

日本語の融通無碍と、外来語?(最近時々見かけたが意味はしらなかった)ヒュッゲを句の最後に韻を踏んでドンっておいてある。
前半のやさしい景色に後半が重い。でも言っていることはやさしい。
と理解するには辞書も引き、パソコン検索をしてからのことです。

Re: 第65回俳三昧02 - 吉明

2018/03/10 (Sat) 05:50:23

まだあまり認知されておらず、調べなければ分からない言葉を積極的に句に取り入れる聡さんの意欲には感心します。ただその言葉が句に溶け込んでいるか、浮いているかとなるとまだ使いこなせていないような気がします。唯それが面白さにも繋がっていますし句を作る上での動機にもなっていますのでので否定することは出来ません。「融通無碍ヒュッゲ」一つの起爆剤に思います。
脱線して済みません。

Re: 第65回俳三昧02 - かおる

2018/03/10 (Sat) 00:35:32

北欧ブームに併せて「ヒュッゲ」という概念をも含む言葉があったのですね!知らなかった…疎いものですから。

流行ってスタイル・かたちだけじゃないよ。楽しんじゃおうって聴こえてくるような一句。

この「ヒュッゲ」という言葉、わたしにとって、時代・世代を読み解くじつに示唆に満ちたものです。同世代の聡さんにとってのヒュッゲ的なものが、南へ向かう?バスというのも興味深い。

 脱線しそう。とりあえずはこのあたりで。

Re: 第65回俳三昧02 - 俳三昧

2018/03/05 (Mon) 23:59:37

下記の通り訂正致しました。
融通無下→融通無碍

第65回俳三昧06 - 俳三昧

2018/03/08 (Thu) 08:11:36

殺風景な街を春にした女学生の袴姿  耕司

Re: 第65回俳三昧06 - 聡

2018/03/22 (Thu) 23:38:24

発展途上の句だったのですね。
パソコン早く治るとよいですね♪

Re: 第65回俳三昧06 - 田中耕司

2018/03/20 (Tue) 05:58:35

三月に入ったばかりの頃、例によって袴姿の女学生を見た。そこで春なんだと思うわけなんだけど、どう一句を作って行こうかという部分に時間が足りなくて、みんなの言っているような中途半端な形になってしまった。でもこの一句をどう直していくかではなく、新たな一句に向かっていこうと思っている。
パソコンの調子が思わしくないので修理に出さなければならないので、しばらく不自由しますが何とかなるさの精神で行こうと思ってます。

Re: 第65回俳三昧06 - こう

2018/03/18 (Sun) 21:00:40

「殺風景」という漢字のもつ不穏さと後半の穏やかな描写のギャップが面白いです。ただ状況の説明に終始してしまっている感もあり、皆さんのコメントのとおり省略しても良いと思いました。

Re: 第65回俳三昧06 - 由紀

2018/03/15 (Thu) 21:07:05

はるかさんの評に重なりますが、助詞の多さが気になりました。
「春」「袴」なら卒業式のイメージが強いので、「女学生の」は省略できるかと思います。
また、袴がたくさんある姿が出てきても面白いです。

ふと思ったのですが、着物を詠む耕司さんを俳三昧でよくお見かけする気がします。
どの着物姿にも優しい眼差しがあって、この句からも女学生を送り出す愛を感じました。

Re: 第65回俳三昧06 - すすむ

2018/03/13 (Tue) 12:27:33

はるかさんの評に賛成です。少し説明過多なので、むしろ「街」がいらないと思いました。

Re: 第65回俳三昧06 - かおる

2018/03/12 (Mon) 00:01:52

灰色の街に、桃や桜、パンジーのような袴姿の女の子たちがゆく姿が浮かびます。
女の子たちの元気がずっと続くといい。よい風物詩ですね。
ふと浮かんだのがその頃の自分。強がって袴も振袖も着なかったなと、すこしだけほろっときました。

Re: 第65回俳三昧06 - 吉川通子

2018/03/10 (Sat) 10:08:16

殺風景とわざわざ説明したい耕司さんの気持ちがあったと思います。が、確かに殺風景が無くても、読んでいる方は同じように感じられる気がしました。
春にしたがポイントなのかな。

Re: 第65回俳三昧06 - 吉明

2018/03/10 (Sat) 06:24:23

句を分かりやすく人に伝わりやすく作ることが耕司さんの姿勢ですが、それが過ぎるとはるかさんの評の様に説明的ななってしまいます。ここからが耕司さんの腕の見せ所ではないでしょうか、胸をすく思い切った省略が見たいものです。

Re: 第65回俳三昧06 - はるか

2018/03/09 (Fri) 21:51:51

「殺風景な」街、「女学生の」袴姿、と修飾語+名詞のパターンが二回出て来るので、説明的と感じます。
さらに、袴姿なら女学生であることも推測できます。
全体的にもったいないかなという印象。
言葉を引き算してもうすこし軽やかな春を感じたいな~なんて思ってます。

第65回俳三昧07 - 俳三昧

2018/03/08 (Thu) 08:17:07

月ノ夜二ナル涙ノ着信音  吉明

Re: 第65回俳三昧07 - 聡

2018/03/22 (Thu) 23:35:18

漢字とカタカナだと漢詩的ニュアンスを感じます。今回の春の夜の、もの憂いセンチメンタルな雰囲気の内容ならば、ベタですが、ひらがなも良いのかなと思いました。

ニナル=二鳴る意味合いも含むなら、着信音の「音」までは省けるかなと思いました。








Re: 第65回俳三昧07 - 吉明

2018/03/20 (Tue) 06:32:03

着信音が鳴るといつもドキッとさせられます。それで着信音で何句か作ってみましたが、あの音は平仮名ではなくカタカナに感じます。又由紀さんの指摘の通り夜に成ると夜に鳴るのダブルミーニングを狙いました。それにはカタカナの方が相応しいように思いました。こうさんの指摘通り、この頃自分の句に切れが無く観念的になっている様に思います。句を作り続けるほどに難しくなってゆきます。
月ノ夜二ナル着信音ナミダ
に直しました。

Re: 第65回俳三昧07 - こう

2018/03/18 (Sun) 21:14:27

私も「涙ノ着信音」についてですが、いつもの吉明さんの句よりも切れ味が鈍く感じてしまいました。というのも「涙ノ」の部分にやや安直さを感じてしまい詩情が薄れてしまっているように思われました。ただ抒情的な物語を感じる点は確かで、順番を入れ替えるだけでもかなり違った表情になり面白いと思いました。

Re: 第65回俳三昧07 - 由紀

2018/03/16 (Fri) 23:06:17

朧月夜が浮かびました。
美しい月夜だからこそ、送信者の切実な姿が引き立ちますね。
「ナル」は「成る」と「鳴る」の両方で読みました。

「涙の」の位置が気になりました。
「涙ノ着信音」とすると一つの名詞に纏まってしまう気がします。送信者の心情によっては、「涙」にもっと重みがあっても良いのではと思います。
一案ですが「着信音ノ涙」と、涙の余韻を強めてしまうのも方法かと思いました。

Re: 第65回俳三昧07 - 田中耕司

2018/03/13 (Tue) 14:28:57

何となく思わせぶりな感じだが、それほど深い意味などなくて花粉症に悩んでいる人のことだったりした方が面白いなんて思っている。

Re: 第65回俳三昧07 - すすむ

2018/03/13 (Tue) 12:03:24

あまり「涙ノ着信音」にピンときませんでした。説明はいらないと思いつつ誰の、何の涙か匂わせた方が心に迫る気がします。敢えてカタカナにした理由も自解で聞きたいです。

Re: 第65回俳三昧07 - はるか

2018/03/12 (Mon) 22:13:36

カタカナのところをひらがなにしてしまえば、ウェットすぎる。
カタカナだからこそさらりと乾いた感じに仕上がっていると思いました。
着信音は現実的なのですが、月、涙とこのカタカナマジックで幻想的とも感じる一句になっています。

Re: 第65回俳三昧07 - かおる

2018/03/12 (Mon) 17:16:12

友達からの悩みなどのうちあけ話でしょうか。
一緒にいたみ、悲しい気持ちをうけとめる作者を想像。
カタカナから微妙なスタンスも伝わってくるようです。
悲しいときって、そのことで胸がいっぱいなのだけれど、身近な人もつらさを一緒に引き受けてくれているんだな…と改めて思いました。
やさしさゆえの哀しみ。

Re: 第65回俳三昧07 - 吉川通子

2018/03/10 (Sat) 10:15:06

漢字とカタカナの組み合わせ。昔の文章を感じました。
言葉の意味をどちらに取るか、どう理解してもいいよ、と投げかけられた気がします。
見た目はかちかちなのに柔らかい、やさしい句ですね。
涙ノ着信音なんて、いったい何があったんでしょう。

無題 - かおる

2018/03/22 (Thu) 23:23:22

ん?タッチ差?

第65回俳三昧08 - 俳三昧

2018/03/08 (Thu) 22:43:15

ニッポンノハルというワンインアジア  こう

Re: 第65回俳三昧08 - 聡

2018/03/22 (Thu) 02:07:06

自解を読む前の感想を書きます。

ワン・イン・アジアを「アジアのもの」というような意味合いで取りました。最近政府の観光誘致政策で、都心でも海外からの観光客を沢山見かけるようになりました。特にアジアからのお客さんは多い感じです。

梅や桜の名所も、春の旬の素材を握った寿司も「ニッポンノハル」なんだろうなぁと思った次第です。外から見た日本の春を詠んだ感じで面白かったです。

Re: 第65回俳三昧08 - こう

2018/03/21 (Wed) 20:52:32

情を消し去った無機質な句を意図的に作りたいと思ったのが動機です。平仮名や漢字、とくに漢字は象形文字なのでどうしてもそこに何かしらの意味が汲み取れてしまいます。なのでカタカナや英語を使ってみたのですが、皆様のご指摘のとおり中途半端な形になってしまいました。
吉明さんにご指摘いただいた「徹底したコンセプト」にもう一度立ち返って推敲してみたいと思います。

Re: 第65回俳三昧08 - すすむ

2018/03/20 (Tue) 23:39:53

感傷的になりがちな日本の季節をカラッと詠む潔さが新鮮です。ワンインアジアを自虐ととるか自負ととるかを「という」の部分で匂わせてもいいかと思いました。

Re: 第65回俳三昧08 - 吉川通子

2018/03/19 (Mon) 16:29:38

私が引っかかったのは one in Asia です。もしアジアの中の一つの国に過ぎないという見方なら、one of Asia になるんじゃないかと。
ですから、アジアにある国の、日本の春は素晴らしいよと褒められていると思っていいんじゃないかと。
英語わかっていないのに、そんな感じがして。
こうさんの説明待ちです。
カタカナあり、英語あり。むずかしいです。
ワンインアジアっていう観光パンフレットにニッポンノハルという記事が載っていたりして!



Re: 第65回俳三昧08 - 由紀

2018/03/19 (Mon) 14:25:51

カタカナのパキッとした音のためでしょうか、不思議と花札の色彩のイメージがあります。

日本の春と気負っているがアジアの一国に過ぎないという自嘲にも、
アジアの一国だとしても日本は春(栄華)を迎えているという矜持にも読めました。両方かな?
またアジアも日本も俯瞰しているように映り、外国人の目を通じて日本を見ている感覚にもなりました。
もしかしてアジアからの旅行者の言葉であったりするのでしょうか。

Re: 第65回俳三昧08 - 田中耕司

2018/03/13 (Tue) 15:03:15

その昔、”という”って言葉はまず成功しないので使わないほうがいいと檀師に言われた事を思い出した。まあ、作者がそんな言葉を聞いたわけはないので、自然と使ったんだろうな。ただ、というを挟んでカタカナで作られているのはどういった作者の想いがあるんだろうって思っている。そのあたりにヒントがあるのだろうが、私にはもう手の届かない一句の在り方が生まれてきているのかもしれないと思っている。

Re: 第65回俳三昧08 - 吉明

2018/03/13 (Tue) 06:27:42

他者に伝わりずらい事を覚悟の上で自分の気持ちに即した言葉を使う事は間違いではありませんが、それなら徹底したコンセプトが必要になると思います。「という」に推敲の余地がありその辺りにまだ曖昧さを感じてしまいます。冷徹に言葉を見つめることで、伝わるものが生まれるように思います。
しかし色々な方法を試してみるこうさんの姿勢に若さと頼もしさを感じます。

Re: 第65回俳三昧08 - はるか

2018/03/12 (Mon) 22:04:40

「ニッポンノハル」がなんだかお酒の銘柄みたいだな、とか思いました。

「日本の春」を日本人は特別なものと思っているけれど、アジアの中の一つに過ぎないよ。

う~ん。このくらいしか思いつきません。
まだ自解を求めるのは早いと思うので、わからなくても、連想とか思いついたことを挙げていただけませんか?
ちょっとしたことでかまいませんので。

Re: 第65回俳三昧08 - 吉川通子

2018/03/11 (Sun) 08:13:53

わからないなあ。どうとらえたらいいんだろう。
ワンインアジアって one in Asia ってこと?
ニッポンノハル、とカタカナであるからには、外国の方が日本の春のことを日本語で言っているということかな?
日本の春と言えば桜のことかな。
ワンが国をさすのか、人を指しているのか、いろいろ考えられし。
もうちょっと皆さんのご意見を見ながら考えてみます。

Re: 第65回俳三昧08 - かおる

2018/03/10 (Sat) 11:33:58

アジア他国からの旅行客でいっぱいの東京を思い浮かべました。
オリンピックも近づきつつありますね。明るい高揚感。


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