海紅俳三昧会場

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第114回俳三昧 4 - 俳三昧

2022/07/13 (Wed) 12:16:01

人には泣けと簡単に言う無花果   はるか

Re: 第114回俳三昧 4 - はるか

2022/08/03 (Wed) 21:30:08

自解が遅くなりました。
無花果で一句詠もうと思ったときに、無花果って涙の形に似ていると思いました。それでストレス解消のため泣くことを目的として映画や何かを見る「涙活」を思い浮かべたというわけです。他にも無花果は実際には中に花があるとか、そういう表には出さないものがあるというイメージを重ねています。
皆さんの評でちょっとわかりにくかったかな、と反省しています。
ありがとうございました。

Re: 第114回俳三昧 4 - 幸三

2022/07/23 (Sat) 10:23:18

なんでイチジクなんだろう? という疑問が膨らんでしまいます。
人には咲けと……でしたら無花果がぴったりなのでしょうが、涙との関係性がいまいち理解できていません。
特に関係ない無花果でさえ泣きなさいと言っているように感じられるほど悲しくつらい状況なのでしょうか。

Re: 第114回俳三昧 4 - 秀斗

2022/07/23 (Sat) 07:03:23

無花果は自分は泣かない癖に、作者には泣けと言う。
作者からすれば、自分は泣きたいのに無花果が泣かないから泣けない。無花果との間には大きな壁があるようです。
無花果は特定の個人の比喩のようにも思います。当該人物と作者の間にある大きな隔たりにストレスを感じる作者。私はこのようなイメージを持ちました。

Re: 第114回俳三昧 4 - 秀雪

2022/07/18 (Mon) 08:55:57

崇譜さんの評に賛成します。
花も咲かさぬくせしてよく言うわ。でも、花を咲かすことの出来ぬ辛さ、泣くことの出来ぬ辛さというのはがどれほど過酷なものなのかは、誰にもわからないのでしょうね。
無花果は、伐っても伐ってもばんさか枝を伸ばします。その強さと甘く肉感的な果実の裏に潜む宿命的な悲哀こそが、この句のキモなのだと思います。

Re: 第114回俳三昧 4 - 吉明

2022/07/17 (Sun) 07:24:58

木に実っている無花果か、お皿に盛られた無花果か、何れにしても無花果は肉感的な生々しさがあります。「簡単に言う」でお皿に盛られた無花果に思いました。無花果と会話をしている(ひとりごと)姿が切なく思えます。

Re: 第114回俳三昧 4 - 田中耕司

2022/07/16 (Sat) 11:59:59

無花果からすれば一生懸命実ってもすぐに食われちゃうんだから、泣くくらいどってことないぜって言われているように感じた。この作品は、何も言うことないんだけど「言う」が少し気になっている。だからと言ってこうすればって案があるわけでもないんだけど、無花果に言わせているような感じが強すぎるのかなって思ってる。

Re: 第114回俳三昧 4 - 崇譜

2022/07/15 (Fri) 18:44:46

自分は泣けない癖にひとのことは言うんですよねー無花果。というニュアンスに受け取りました。

無花果は友人や自分のなかのもう一人の自分、のような仮託だと思います。「無」という字が入っている植物なので、ちょっと空虚な、もしかしていちじくもツラいんじゃないの?という直感を受けます。

言葉がどれか抜けそう(削除できそう)でこのニュアンスをキープするには抜けないんですよね。さすがだと思います。

ちなみに、無花果&生ハム&スパークリングワインは幸せです。

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