海紅俳三昧会場
第104回俳三昧01 - 俳三昧
2021/07/09 (Fri) 22:31:12
けものみちしばし見ぬキミの夢とか 秀雪
Re: 第104回俳三昧01 - 秀雪
2021/07/26 (Mon) 10:08:44
皆様の指摘の鋭さに驚いています。曖昧な気分を未整理のまま句にしてしまった感じです。
それでも、感覚的には、こうさんが読み解いて下さったような感じです。
真昼間のあるけものみちの異常な静けさは、いつも私をぼんやりとさせます。その感覚を詠みたかったのですが、やはり未整理ではバレてしまいますね。
反省の一句となりました。
ありがとうございました。
Re: 第104回俳三昧01 - さいとうこう
2021/07/25 (Sun) 23:08:38
作者がゆく道がけものみちで、かつて「人の道?」を歩いていた頃に出会ったキミの夢ももう見なくなった、と読みました。
なんだか作者の人生観がつまっているようで、一本の獣道が作者のこれまでの人生とオーバーラップしました。惹かれた句です。
「キミ」とカタカナ表記にしているので、「しばし見ぬ」も現代仮名遣いにして「しばらく見ない」とした方がしっくりくる感じがしました。
Re: 第104回俳三昧01 - はるか
2021/07/21 (Wed) 19:50:59
「見ぬ」に引っかかってしまいました。打消の助動詞「ず」の連体形なのか、完了の助動詞「ぬ」の終止形なのか?
どちらに取るかで「見ない」「見た」と真逆の意味になってしまうので…。
さらに、連体形でここは切れないと取るか、終止形でここは切れがあると読むのか…という問題も絡んできます。
紛らわしさを避けるため「しばらく見ない」と現代仮名遣いのほうが良いのではと感じました。まあ、今時ここまで迷う人のほうが少なそうではありますけど…。
聡評だと繋ぎとして二重に読むということになりますね。ただ今回は紛らわしすぎるのではと思わずにいられません。
けものみち、しばし見ぬキミ…
何かしらの野生動物との出会いが最近ないなあ…とか?
Re: 第104回俳三昧01 - 吉明
2021/07/21 (Wed) 16:34:34
伝わるか伝わらないかは二義的なこととして、作者の実感として何を言いたかったのかが定まっていないような、読み心地の良さに句が流れてしまっているように思いました。
Re: 第104回俳三昧01 - 聡
2021/07/18 (Sun) 22:47:12
けものみちしばし見ぬ
しばし見ぬキミの夢とか
しばし見ぬを繋ぎにしたのは良いなぁとおもいます。
気になったのは、「とか」です。
夢は特に「キミ」でなくてもよい程度の想いかなと感じます。軽い感じに仕立てたいのならそれはそれでよいと思います。
しかし、句の構成がそれなりに凝ってくると、キミへの想いも同等の重さが伴っていないと、詩の内容の質量と構成の凝りようの質量のバランスが少し崩れてしまうのではないか?と感じました。
Re: 第104回俳三昧01 - 田中耕司
2021/07/17 (Sat) 09:55:26
ちょっと物足りなさを感じている。かたかなのキミってのがぴったり来ているのかなとも思う。それを受けるのが夢ってのも何かはぐらされているような感じがしてしまった。作者の意図するところがうまく伝わってこないのではって想いが抜けない。