海紅俳三昧会場
第97回俳三昧01 - 俳三昧
2021/01/15 (Fri) 00:54:01
見知らぬ貌となりふれあう指の先 吉明
Re: 第97回俳三昧01 - こう
2021/01/31 (Sun) 12:29:57
一読して「不倫」を想起しました。
サザンの「LOVE AFFAIR~秘密のデート~」のような。
その場合「顔」ではなくやっぱり「貌」だなぁと。
造形的で心象的な「貌」に触れあう指の先は、まるで得体のしれない怪人の中に入っていくようで不気味です。
灰色や黒色で縁取られた絵画的なイメージがあります。
Re: 第97回俳三昧01 - 吉明
2021/01/30 (Sat) 06:23:49
自分の俳句の根源は意識、無意識に関わらずエロティシズムです。指の先が微かに触れ合うことが始まりであり究極でもあります。
Re: 第97回俳三昧01 - はるか
2021/01/28 (Thu) 20:32:33
マスクをつけたら互いに見知らぬ人のように思え、手を触れて確かめ合った。と読みたいですね。
「隣」と読むと電車やバスの中で知らない人とちょっと指先が触れてしまった、とも読めます。
さらに、本当は知っている人なんだけれど、マスクで隣の人が知らない人のように思えて、触れてしまった指先にドキッとしている、のようにも。
秀雪さんのように、男女の道ならぬ恋もいいですね。
いろいろ読める多重性を楽しむか、意味のぶれを避け限定した方が良いと取るか。ただ、この句では多重性は意図されたものかどうかわからないなと思いました。もっと意図的に多重性を際立たせるか、限定するか、どちらかに振ったほうがいいのではと感じました。
Re: 第97回俳三昧01 - ゆきこ
2021/01/23 (Sat) 08:03:28
顔と貌では、感じ方が違いましたが、貌は風貌も表すのですで、その顔の持つ雰囲気みたいものもで伝わります。そして貌となりなので、本当は知っている人なのだけど、マスクをしていることでまるで別人のようになり、ということなのかと思いました。ふれあう指の先は、相手との関係がぎこちなさを言いたかったのかと感じました。ソーシャルディスタンスを滑稽に表現している?
Re: 第97回俳三昧01 - 秀雪
2021/01/20 (Wed) 10:09:18
貌と顔に関してですが、「顔」には表情などの個性が見えますが、「貌」には没個性的なただの凹凸のようなイメージが私にはあります(一般的にはどうなのでしょうか)。
ここでは、道ならぬ恋を想像してしまいました。個性も理性もかなぐり捨てた、欲望の権化としての「指の先」。「の」が入ることで、そのことが一層強調されているように思います。
Re: 第97回俳三昧01 - 田中耕司
2021/01/17 (Sun) 09:05:11
見知らぬ貌となりか、見知らぬ貌できって、となり触れ合うなのかここで迷ってしまっている。だいぶ意味が違ってくるのでどちらなのか今でも迷っていてどっちに取ればよいのか迷ったままで結論が出せないで困っている。もう少しはっきりわかるように仕上げるべきなのではないかと思っている。