海紅俳三昧会場

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第89回俳三昧 4 - 俳三昧

2020/03/11 (Wed) 12:29:38

しあわせは耳をくすぐるかわるがわる  由紀

Re: 第89回俳三昧 4 - 吉明

2020/04/07 (Tue) 11:35:26

「耳障りの良い」は「耳ざわりのよい」の間違えでした。
自分の迂闊さを恥じると共に深くお詫びいたします。

Re: 第89回俳三昧 4 - 由紀

2020/04/01 (Wed) 11:25:43

友人達と過ごした週末があまりに楽しくてそれをそのまま詠みました。
本当に他愛ない話ばかりでしたが、人と話すことはそれはそれは楽しいことですね。
投句に際し「春」を削った経緯があったので、春を感じていただけたのはとても嬉しいです。
一方で、句も事実も作者が主体的に踏み込めばよかったなとも思いました。
まだ照れや緊張もあるのでしょう。

それにしても、投句した時点から情勢が大きく変わってしまいました。
本来ならば進学や就職など、幸せな知らせに満ちていた季節ですが、
感染の可能性がある以上、パーティーは非難の対象にまでなってしまいました。
人々の幸せが制限されない日が来ることを切に願っております。

Re: 第89回俳三昧 4 - はるか

2020/03/29 (Sun) 10:50:54

誰かのハッピーなお知らせが一つではなく複数あったのかな?
彼氏彼女ができたとか、結婚するとかしないとか。
作者にとってはくすぐる程度で終わっているのですよね。

由紀さんにはぜひ、全力で自分の、自分だけの幸せを追求して欲しい。周囲に気を遣い過ぎている(そしてそれを自覚できていない)気がするので。

これも春らしい、明るくてやさしい一句になっていると思いました。

Re: 第89回俳三昧 4 - 吉明

2020/03/24 (Tue) 17:44:37

今月のハバタキのテーマである「心象句」として捉えると、予期せぬ耳障りの良い嬉しい知らせが、次々に聞こえてきて躊躇っている、はにかんだ様子とも読めました。

Re: 第89回俳三昧 4 - ゆきこ

2020/03/21 (Sat) 18:54:28

「しあわせは」ですが、皆感じるしあわせは違うので、作者が感じるしあわせは?と思いました。
「かわるがわる」ですので、良い知らせがかわるがわる来たのだけど、「耳をくすぐる」は作者のことではないと感じました。
どちらにしろ、フワフワの柔らかい春を感じました。

Re: 第89回俳三昧 4 - 秀雪

2020/03/20 (Fri) 15:36:10

この作品は、やがて来る春への遺伝子レベルでの幸福感を詠んでいるように感じました。
春めくと、わけもなく身体の深奥からふつふつと、代る代る沸き上がる、くすぐったいような恥ずかしいような、得体の知れない喜びに極めて近い感情。それを、上手く表現出来ていると思います。
これは新たな「春への讃歌」として読ませていただきました。


Re: 第89回俳三昧 4 - 田中耕司

2020/03/18 (Wed) 14:58:10

吉明説のように猫は思わなかったな。私は今の状況では、学校が休みなってしまって一日中家に居る小さな子供の姿を感じた。濃厚接触は避けるように言われているのに子供はそんなの関係ないからな。内緒話かなんかしながらふざけ合っている。そんな姿を想ったよ。

Re: 第89回俳三昧 4 - 吉明

2020/03/15 (Sun) 08:28:52

猫とはどこにも書かれていませんが、作者が愛する猫とじゃれ合って、可愛がっている姿が浮かびます。日々の煩わしさや鬱陶しさを忘れて無邪気に戯れる姿に温かさがあります。しかし「かわるがわる」とあるので、子どもどうしか、恋人同士にも読めます。

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