海紅俳三昧会場

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第86回俳三昧08 - 俳三昧

2020/01/13 (Mon) 10:35:56

胸の号砲どおんと冬花火   はるか

Re: 第86回俳三昧08 - 由紀

2020/02/01 (Sat) 22:11:42

「冬」が良いですね。
冴えた空気に緊張感があり、音の実感が強まります。
号砲と冬花火はリンクすると思うのですが、心に響いた号砲から花火のように心が躍動する様子が浮かびました。
結句の「冬花火」の体言止めに余韻がありますね。

Re: 第86回俳三昧08

2020/01/29 (Wed) 00:51:14

自解のあとのコメントになってしまい、すいみません。

実は、「号砲」と「どおん」が意味の重複に思えてどちらかを削れないのか?と思っていました。

ですが、自解のあとよくよく読み返してみると、胸「の」号砲であって、胸に号砲ではなかった。
この「の」使いは凄いなと思いました。


号砲は胸の内に卒然と鳴ったもの。
そして、実景としての冬花火の音が「どおん」となった。それらの事象が、身の内に同時に起こったときの感覚を詠んでいたのか?とわかりました。


だが、しつこくて済まないのですが、なんとか、胸の「号砲」と実景の「どおん」、どちらか一語でいけないものか。。。

凄い「の」使いをそのまま生かしたらうまくいくような気もするのですが。。。。

Re: 第86回俳三昧08 - はるか

2020/01/27 (Mon) 23:29:39

自解は無いほうがいいのかも…と思いつつ。
冬花火は実景です。
友人に誘われ、観覧席のある方ではなく、打ち上げ場所に近い裏手の穴場スポットで鑑賞。
ちょうど、覚悟を決めて闘わなくては、と思う案件が発生したところでした。

Re: 第86回俳三昧08 - 秀斗

2020/01/26 (Sun) 20:20:43

冬花火のように胸の中で感情の弾ける様子。感情の行方は読み手の想像に託されますが、読み手が様々な解釈で遊ぶことが出来て、好き!の一句です。

Re: 第86回俳三昧08 - ゆきこ

2020/01/26 (Sun) 08:21:35

作者のまっすぐの感情が、胸の号砲と言ってるのでしょうか。
冬花火は特別なことを表しているのだと思います。
どおんと冬花火胸の号砲
の順でもいいと思いました。

Re: 第86回俳三昧08 - 吉明

2020/01/21 (Tue) 06:55:54

「胸の」が「冬花火」にまで掛かっているように読みました。作者の心の中の感情が炸裂し大きな音をたてて崩れてゆく切なさ哀しみでもありますが、それが再生、生成の象徴であり希望の句として明るい気持ちに思いました。

Re: 第86回俳三昧08 - 田中耕司

2020/01/20 (Mon) 14:38:43

胸の号砲って言ってるのは、心持の中の号砲なのかな。そう思うには、どおんとって言ってるのは、なんだか実感がありすぎるようにも感じてしまう。本当に冬の花火があったのかなとも思うし、何だかとんでもない解釈をしてしまっているのかもしれないなとも思う。ここが私の限界だと思わされているよ。

Re: 第86回俳三昧08 - 秀雪

2020/01/20 (Mon) 10:13:31

冬の花火は見たことはありませんが、見え方や聞こえ方が夏とは違うと思います。ましてや作者は山形在住でしたね。その辺りを考え合わせると、この胸の号砲は喜びの冬花火のように思います。ぴーんとはりつめた雪の夜空を彩る一発の花火は、とても鮮やかでありながらもどこか切なさを伴う、静かな喜びを表しているようです。逆に深い悲しみを表しているのかな、とも思いましたが、喜びであって欲しいです。

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