海紅俳三昧会場
第79回俳三昧 2 - 俳三昧
2019/05/12 (Sun) 07:26:05
ずぶずぶ沈む夢見るあめんぼう 聡
Re: 第79回俳三昧 2 - 秀斗
2019/05/26 (Sun) 17:57:13
ずぶずぶの擬音が絶妙だと思います。
私がアメンボからパッと連想する擬音は「すいすい」ですが、不意を打たれたような気分になりました。
Re: 第79回俳三昧 2 - 聡
2019/05/25 (Sat) 22:12:42
去年、としまえん駅にある向山公園に行ったとき池にたくさんのあめんぼうが浮いていました。久々に見ました。
その時の記憶を思い出して詠みました。最初は、あめんぼうの波紋をカンディンスキーの「円の中の円」という絵とリンクしたイメージで
あめんぼうカンディンスキーの永久の円
とか作っていたのですが、急につまらなくなりました。
この句は浮くはずのものが浮かなかったら?の発想からです。そういう意味で、内容は川柳の穿ちに近いかもしれません。
Re: 第79回俳三昧 2 - 由紀
2019/05/23 (Thu) 22:28:32
「夢」がどちらに係っているか判別できない、どちらにも係って読める点が魅力だと思います。
何が現実か分からない中で「沈む」動作が具体的に浮かび、幻想的な不穏さがありますね。
Re: 第79回俳三昧 2 - こう
2019/05/21 (Tue) 22:28:58
ただ沈むのではなく「ずぶずぶ」沈むとしたところにあめんぼうが更に際立ちます。すいすい軽やかなあめんぼうだからこそ、夢ではずぶずぶと時間をかけてゆっくり沈むのですね。あめんぼうのもつイメージを大きく飛躍させた巧みな句だと思いました。
Re: 第79回俳三昧 2 - ゆきこ
2019/05/21 (Tue) 21:00:16
そうか。あめんぼうは、水の上をスイスイですものね。
そんなあめんぼうがズブズブと水の中に入りたいと思っている?作者の願望?確か、水に油が浮いてると表面張力が減って、あめんぼうは浮かないという話思い出しました。ズブズブときれいな水の中に沈んでみたいという事ですかね?作者の眼差しの優しさを感じます。
Re: 第79回俳三昧 2 - 田中耕司
2019/05/20 (Mon) 15:42:40
アメンボうってのは、水の上をスイスイ動くのにずぶずぶ沈む夢を見るのかねって思ってしまった。油断して夢なんか見てるからずぶずぶ沈んじゃうのか。まあ出世してなんになるのかなんて夢でも見て、大きな希望ってやつを実現できるように祈ってるよ。
Re: 第79回俳三昧 2 - 吉明
2019/05/16 (Thu) 07:39:13
「沈む夢見る」と読んでも、「夢見るあめんぼう」と読んでもどうしても「あめんぼう」に仮託された作者自身の姿を思い浮かべてしまいます。夢に身を委ねるロマンチストの悲哀を感じます。
Re: 第79回俳三昧 2 - はるか
2019/05/16 (Thu) 00:22:21
あめんぼうが見るとしたらまさにこういう夢でしょうね。
よく見つけたと思います。
私の悪夢は間に合わない!とか準備してないよ!とかですねえ…。