海紅俳三昧会場
第77回俳三昧01 - 俳三昧
2019/03/11 (Mon) 08:30:30
車中に読む戯作淫靡にてうつつ 吉明
Re: 第77回俳三昧01 - ゆきこ
2019/03/27 (Wed) 21:23:06
すみません。自解のあとになってしまったので…
私も由紀さんのように、車内の光景を淫靡言ってるのだと思いました。「車内に読む」の「に」でそう感じました。作者は、春の日の電車でうとうとしてて、いろんな人がいて
スマホをしてたり、べたべたしているカップル、車内広告の色、文字を戯曲に見立てたようにとりました。
車内に、読む、戯曲の順番を変えてもも思いました。
Re: 第77回俳三昧01 - 吉明
2019/03/26 (Tue) 16:59:01
春めいた明るい陽ざしに満ちた昼の車内をこんな風に表現するのは耕司評の通り素直じゃないと思います。この時、実際に読んでいたのは車谷長吉の「文士の生魑魅」その中の永井荷風と芥川龍之介が書いたであろうと思われる戯作「四畳半襖の下張」とエロ小説「赤い帽子の女」の文体の比較の下りでした。
Re: 第77回俳三昧01 - 由紀
2019/03/26 (Tue) 08:40:29
「戯作」について、本などのフィクションではなく実際の車内あるいは車窓の出来事として読みました。
嘘臭く演出過剰な光景であっても現実のことである。
浮世離れしたひらがなの「うつつ」が現実を表していることが、魅力的に映りました。
Re: 第77回俳三昧01 - 田中耕司
2019/03/26 (Tue) 07:57:00
今の世の中、車中で読むなんて人はめったにお目にかからなと思うんだけど。電車に乗るとほとんどの客がスマホを出してピコピコやってる。それが淫靡なものだなんてそれはうつつにもなるわな。しかも戯作なんて、車中で詠めるものかなって思ってしまう。もう少しシンプルな発想で句作に向かってほしいなって思う。
Re: 第77回俳三昧01 - こう
2019/03/23 (Sat) 16:34:05
うつつがあることで一つの作品として成立していると思いました。戯作もそれを読む自分も車中という舞台装置の一つだと思います。主観であるように見えて実はかなり客観的な句ではないでしょうか。戯作の使い方が巧みだと思いました。
Re: 第77回俳三昧01 - はるか
2019/03/21 (Thu) 16:58:59
う~ん。完全にオトコ句ですね。
コメントしづらいな。
Re: 第77回俳三昧01 - マヒト
2019/03/21 (Thu) 15:11:47
車内、淫靡というのがいいですね。
二つが重なると余計に淫靡に思います。