海紅俳三昧会場
第72回俳三昧02 - 俳三昧
2018/10/07 (Sun) 22:02:46
死ぬには寒い 由紀
Re: 第72回俳三昧02 - 由紀
2018/10/31 (Wed) 00:57:16
自解が大変遅くなり申し訳ありません。
実際は弱音の句です。
落ち込みやすく何かと悲観的になるのですが、ここ最近は肌寒く、「こんな寒いところで一人死ぬのは嫌だな」と悲観的な感情も挫折してしまいました。
情けない心情が、皆様の句評に励まされました。
この句については、句評に心を合わせていきたい思いです。
皆様ありがとうございました!
Re: 第72回俳三昧02 - こう
2018/10/21 (Sun) 00:58:33
作家性とは何かを考えさせられました。境涯俳句とは、とでもいうべきでしょうか。言い切れる説得力、とでもいうべきでしょうか。今の温室の中の自分にはなかなか言えないことなので、このテイストにある種の感心をしてしまいました。
Re: 第72回俳三昧02 - 聡
2018/10/20 (Sat) 23:49:37
死ぬという事はある意味大切なことで、それをちゃんと気にするっていうのは、諦めや自暴自棄の句ではないということだと受け取れました。
短律だけど、その人なりの一生懸命のもがきというものがそくそくと伝わる句です。
吉明さん評にある通奏低音に同感です。俳人というものは常に「自分の人生の一回性」をその時々でかけがえのないものとして見つめつつけざるをえない人種だろうからです。
Re: 第72回俳三昧02 - はるか
2018/10/19 (Fri) 23:05:42
最近、世の中ギスギスしてる感じがします。
ちょっとしたこと、どうでもいいことを大げさにバッシングしたり、揚足取ったりする風潮で、なんだかなぁ~。
社会全体が減点法に傾いてるみたいで、嫌ですねぇ。
あれができない、これがない、常に弱点を探されてる。
生きるには寒い時代みたいですけど、寒いまんまで死ぬのも悔しいじゃないですか。
そんな気分を詠んだものではと解釈いたしました。
私も好きだな。
Re: 第72回俳三昧02 - すすむ
2018/10/19 (Fri) 02:50:13
逆説的に「だから生きる」が略されているように読みました。しかし言葉のインパクトだけが残り具体的に何を伝えているのかしっかり捉えられませんでした。
Re: 第72回俳三昧02 - かおる
2018/10/15 (Mon) 23:56:37
自ら選べない不慮の死。
または、自身の精神的な死。
もしくは、まったく別の死。
「死」という言葉を使って「生きる」が詠まれているように感じました。
Re: 第72回俳三昧02 - 田中耕司
2018/10/14 (Sun) 19:02:38
死ぬには寒いって言うのだが、生きるのも寒いんじゃないかって言われそうだなって思っちゃったよ。昔よく言われたんだけど、反対も考えてみろってね。でもこのアプローチは私は好きだな。私にはもう無理だもの。
Re: 第72回俳三昧02 - 吉明
2018/10/13 (Sat) 06:29:08
全ての人にではありませんが、創造的でより高い次元を求めている人の気持ちの中には、その困難さ故に通奏低音のように心の中を死への思いが静かに流れています。具体的な死への願望からは程遠い死への意識は逆に「生きるんだ」という希望へと変わってゆきます。