海紅俳三昧会場
第70回俳三昧01 - 俳三昧
2018/08/12 (Sun) 19:20:45
悪意なく百日紅サルスベリと老女たち 吉明
Re: 第70回俳三昧01 - 吉明
2018/08/25 (Sat) 05:55:46
高齢の女性たちが折々の花々を見て喜んだり興奮する姿は確かに、他愛なくとか無邪気にでよいと思いますが、その姿が一人一人違うように、それぞれの人生にはそれぞれに悪意も有り罪や蹉跌も有ります。施設を利用する年齢になると、皆さん何事も無かったように無邪気になりますが、それなりの過去が有った事を言いたかったのです。
Re: 第70回俳三昧01 - こう
2018/08/22 (Wed) 20:09:26
百日紅、そこらじゅうに咲いている印象です。お年寄りもこの高齢社会の中で街中で多く見かけます。「悪意なく」は作者の素直な感想だと思いました。「サルスベリ」は一種のブリッジのようなものも兼ねていると思いました。
Re: 第70回俳三昧01 - ゆきこ
2018/08/22 (Wed) 17:54:46
悪意なくというので、サルスベリは何かしら悪いことを言っていると思います。サルスベリは何かの隠語?かなとも思いました。百日紅という風に漢字で書くのが素敵と初めて知った時、思いました。
でも今では、サルスベリとカタカナで書いた方がいいのかと思う句もあります。そんな句作について老女が語り合ってる場面でしょうか?でも吉明さんのことですから、もっと文学的な意味がありそうです。
Re: 第70回俳三昧01 - 由紀
2018/08/20 (Mon) 14:18:41
老女とサルスベリの取り合わせが残酷かつ鮮烈です。
「百日紅サルスベリ」は老女の語らいの音のようで、悪意がないからこその好ましくなさを感じました。
老女の表情はどんなものだっただろう、一読者として気になりました。
Re: 第70回俳三昧01 - はるか
2018/08/19 (Sun) 22:30:07
悪意がなければいい、というものでないことは、誰しも何か経験があるのではないでしょうか。
悪意はないがぐさっと突き刺さるようなことを言う老女の様子と、サルスベリの花の厚かましさ?がリンクしたのかなと思いました。
Re: 第70回俳三昧01 - 田中耕司
2018/08/18 (Sat) 18:39:51
この作品の、百日紅とサルスベリの書き分けをどう読めばいいのか悩んでしまうな。老女たちとの関係から感じるのはカタカナではなく、漢字ではないかと思うんだけど。聡説の悪意というより、他愛なくとか無邪気とかって感じなんだろうな。まあこの作者からサルスベリだとか、花の名前が出てくるだけで面白くてしょうがないよ。
Re: 第70回俳三昧01 - 聡
2018/08/15 (Wed) 22:49:36
たまたまこないだの句会の時に、吉明さんからこの句の自解めいた話を聞いてしまいました。
その時の感じからすると、悪意なく、というよりは、他愛なくとか無邪気にといった印象を受けたのですが、もっと不穏な感覚だったのでしょうか。。。
三鬼の、「緑陰に三人の老婆わらへりき」を思い起こしました。
Re: 第70回俳三昧01 - マヒト
2018/08/15 (Wed) 21:06:09
悪意なくとはどういう意味なのか?
別のものをサルスベリと言ってるんですかねエ。